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公開番号2024146807
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2024039512
出願日2024-03-13
発明の名称粘着シート付き偏光フィルム、光学積層体及び画像表示装置
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類C09J 7/38 20180101AFI20241004BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】光硬化型の粘着シートを備えながらも、高温環境に曝されうる画像表示装置への使用に適した粘着シート付き光学フィルムを提供する。
【解決手段】提供される粘着シート付き光学フィルムは、光硬化型の粘着シートと、光学フィルムと、を備える。粘着シートのゲル分率は55%以上94%未満である。粘着シートにおける重量平均分子量10万以下のゾル分Aの含有量は6.6重量%未満である。ゾル分Aの含有量は、5.8重量%以下、さらには4.9重量%以下であってもよい。粘着シートは、アクリル系であってもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光硬化型の粘着シートと、光学フィルムと、を備え、
前記粘着シートのゲル分率は、55%以上94%未満であり、
前記粘着シートにおける重量平均分子量10万以下のゾル分Aの含有量は、6.6重量%未満である、
粘着シート付き光学フィルム。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記ゾル分Aの含有量が5.8重量%以下である、請求項1に記載の粘着シート付き光学フィルム。
【請求項3】
前記ゾル分Aの含有量が4.9重量%以下である、請求項1に記載の粘着シート付き光学フィルム。
【請求項4】
前記粘着シートに含まれる重合体の重量平均分子量が70万以上80万未満、かつ、前記粘着シートに含まれる全てのゾル分Bの重量平均分子量が60万以上であるか、又は、
前記重合体の重量平均分子量が80万以上、かつ、前記ゾル分Bの重量平均分子量が45万以上である、
請求項1に記載の粘着シート付光学フィルム。
【請求項5】
前記粘着シートは(メタ)アクリル重合体を含む、請求項1に記載の粘着シート付き光学フィルム。
【請求項6】
前記(メタ)アクリル重合体は、カルボキシル基含有単量体に由来する構成単位を有する、請求項5に記載の粘着シート付き光学フィルム。
【請求項7】
前記(メタ)アクリル重合体は、窒素原子含有単量体に由来する構成単位を有する、請求項5に記載の粘着シート付き光学フィルム。
【請求項8】
前記粘着シートは、シランカップリング剤を含む、請求項1に記載の粘着シート付き光学フィルム。
【請求項9】
前記粘着シートの厚さが50μm以下である、請求項1に記載の粘着シート付き光学フィルム。
【請求項10】
前記粘着シートにおける溶剤の含有率が5重量%以下である、請求項1に記載の粘着シート付き光学フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着シート付き偏光フィルム、光学積層体及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置に代表される各種の画像表示装置は、一般に、偏光フィルム等の光学フィルムと粘着シートとを含む光学積層体を備えている。光学積層体に含まれる光学フィルム間の接合や、光学積層体と画像表示パネルとの接合には、通常、粘着シートが使用される。粘着シートとしては、アクリル単量体やシリコーン単量体等を含む単量体群を重合及び架橋により硬化させたシートが典型的である。特許文献1には、光硬化性組成物から形成された粘着シート(以下、光硬化型粘着シートと記載)と、光学フィルムとして偏光フィルムとを備えた粘着シート付き偏光フィルムが開示されている。なお、光硬化型とは異なる粘着シートのタイプとして、粘着剤組成物及び溶剤を含む層を熱により硬化させて形成した熱硬化型の粘着シートがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-56510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光硬化型の粘着シートを粘着シート付き光学フィルムに使用した場合、高温環境に曝されうる画像表示装置において画像の品質に問題が生じる傾向にある。
【0005】
本発明は、光硬化型の粘着シートを備えながらも、高温環境に曝されうる画像表示装置への使用に適した粘着シート付き光学フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
光硬化型の粘着シートと、光学フィルムと、を備え、
前記粘着シートのゲル分率は、55%以上94%未満であり、
前記粘着シートにおける重量平均分子量10万以下のゾル分Aの含有量は、6.6重量%未満である、
粘着シート付き光学フィルム、
を提供する。
【0007】
さらに本発明は、
上記の粘着シート付き光学フィルムを備える光学積層体を提供する。
【0008】
さらに本発明は、
上記の粘着シート付き光学フィルムを備える画像表示装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、光硬化型の粘着シートを備えながらも、高温環境に曝されうる画像表示装置への使用に適した粘着シート付き光学フィルムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の粘着シート付き光学フィルムの一例を模式的に示す断面図である。
本発明の粘着シート付き光学フィルムが備えうる粘着シートを形成する方法の一例を説明するための模式図である。
本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
本発明の画像表示装置の一例を模式的に示す断面図である。
実施例及び比較例の各粘着シートにおけるゲル分率と、重量平均分子量10万以下のゾル分Aの含有量との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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