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公開番号2024140944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052328
出願日2023-03-28
発明の名称プログラム、画像処理方法、画像処理装置及びモデル生成方法
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 1/045 20060101AFI20241003BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】プラークが飛散するか否か等を判断する処理を支援する情報の提供が可能なプログラム等を提供する。
【解決手段】コンピュータは、プログラムに従って、管腔器官の横断面を撮影した断層画像を取得し、管腔器官を生体外から撮影した透視画像を取得する。コンピュータは、取得した断層画像に基づいて、断層画像中の管腔器官内のプラークに関する情報を検出し、取得した透視画像に基づいて、管腔器官内でプラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を推定する。そして、コンピュータは、断層画像上に、検出したプラークの領域を表示すると共に、透視画像上に、推定した塞栓が発生し得る領域を表示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
管腔器官の横断面を撮影した断層画像を取得し、
前記管腔器官を生体外から撮影した透視画像を取得し、
前記断層画像に基づいて、前記管腔器官内のプラークに関する情報を検出し、
前記透視画像に基づいて、前記プラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を推定し、
前記断層画像上に、検出した前記プラークの領域を表示すると共に、前記透視画像上に、推定した前記塞栓が発生し得る領域を表示する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
管腔器官の断層画像を入力した場合に前記管腔器官内に飛散し得るプラーク量を出力するように学習された第1学習モデルに、取得した前記断層画像を入力して、前記断層画像中の管腔器官内に飛散し得るプラーク量を推定する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
管腔器官の透視画像と、前記透視画像中の管腔器官の治療対象領域を示す情報とを入力した場合に前記管腔器官内にプラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を示す画像を出力するように学習された第2学習モデルに、取得した前記透視画像と、前記透視画像中の治療対象領域を示す情報とを入力して、前記透視画像中の管腔器官内にプラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を推定する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記管腔器官内に飛散し得るプラーク量と、前記管腔器官内にプラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域とに基づいて、塞栓発生リスクを判定する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
判定した前記塞栓発生リスクに応じて、前記プラークに対する処置に関する支援情報を出力する
処理を前記コンピュータに実行させる請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
管腔器官の横断面を撮影した断層画像を取得し、
前記管腔器官を生体外から撮影した透視画像を取得し、
前記断層画像に基づいて、前記管腔器官内のプラークに関する情報を検出し、
前記透視画像に基づいて、前記プラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を推定し、
前記断層画像上に、検出した前記プラークの領域を表示すると共に、前記透視画像上に、推定した前記塞栓が発生し得る領域を表示する
処理をコンピュータが実行する画像処理方法。
【請求項7】
制御部を備える画像処理装置であって、
前記制御部は、
管腔器官の横断面を撮影した断層画像を取得し、
前記管腔器官を生体外から撮影した透視画像を取得し、
前記断層画像に基づいて、前記管腔器官内のプラークに関する情報を検出し、
前記透視画像に基づいて、前記プラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を推定し、
前記断層画像上に、検出した前記プラークの領域を表示すると共に、前記透視画像上に、推定した前記塞栓が発生し得る領域を表示する
画像処理装置。
【請求項8】
管腔器官の横断面を撮影した断層画像と、前記管腔器官内に飛散し得るプラーク量とを関連付けた訓練データを取得し、
前記訓練データを用いて、前記管腔器官の断層画像を入力した場合に前記管腔器官内に飛散し得るプラーク量を出力する学習モデルを生成する
処理をコンピュータが実行するモデル生成方法。
【請求項9】
前記訓練データに用いるプラーク量は、カテーテルを用いた前記管腔器官の治療中に留置したフィルタによって捕集されたプラーク量である
請求項8に記載のモデル生成方法。
【請求項10】
管腔器官を生体外から撮影した透視画像及び前記透視画像中の治療対象領域を示す情報と、前記管腔器官内にプラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を示す画像とを関連付けた訓練データを取得し、
前記訓練データを用いて、前記管腔器官の透視画像及び前記透視画像中の治療対象領域を示す情報を入力した場合に前記管腔器官内にプラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を示す画像を出力する学習モデルを生成する
処理をコンピュータが実行するモデル生成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、画像処理方法、画像処理装置及びモデル生成方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
冠動脈における狭窄部の治療法の一つに経皮的冠状動脈インターベンション(Percutaneous Coronary Intervention:PCI)と称される方法がある。PCIは、狭窄した病変部をバルーンカテーテルで拡張し、ステントを留置して血管を再建する低侵襲治療である。PCIの術中又は術後において、画像診断用カテーテルを用いた血管内超音波診断法(IVUS:Intra Vascular Ultra Sound)又は光干渉断層診断法(OCT:Optical Coherence Tomography)により、血管内の状態を観察することができる。特許文献1には、超音波診断のためのイメージングコアを備える超音波カテーテルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-153621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
PCIの術中に、ステントの留置等、狭窄部の処置を行ったにもかかわらず血流が低下するSlow flow状態又は血流が途絶えるNo reflow状態が生じることがある。これは、血管内の不安定プラークが破綻して血管内腔に飛散し、飛散したプラーク又は血栓が末梢側の血管を塞栓させることが原因の一つと考えられている。しかし、PCIの術中に、不安定プラークが飛散するか否か、飛散した場合の飛散量、飛散したプラークによって塞栓が発生し得る領域等を正確に予測することは難しい。現状では、医師が自身の経験及び知識、医療機関における判断基準等に基づいて判断している。
【0005】
一つの側面では、プラークが飛散するか否か等を判断する処理を支援する情報の提供が可能なプログラム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示は、管腔器官の横断面を撮影した断層画像を取得し、前記管腔器官を生体外から撮影した透視画像を取得し、前記断層画像に基づいて、前記管腔器官内のプラークに関する情報を検出し、前記透視画像に基づいて、前記プラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を推定し、前記断層画像上に、検出した前記プラークの領域を表示すると共に、前記透視画像上に、推定した前記塞栓が発生し得る領域を表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
【0007】
(2)上記(1)のプログラムにおいて、管腔器官の断層画像を入力した場合に前記管腔器官内に飛散し得るプラーク量を出力するように学習された第1学習モデルに、取得した前記断層画像を入力して、前記断層画像中の管腔器官内に飛散し得るプラーク量を推定する処理を更に前記コンピュータに実行させることが好ましい。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)のプログラムにおいて、管腔器官の透視画像と、前記透視画像中の管腔器官の治療対象領域を示す情報とを入力した場合に前記管腔器官内にプラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を示す画像を出力するように学習された第2学習モデルに、取得した前記透視画像と、前記透視画像中の治療対象領域を示す情報とを入力して、前記透視画像中の管腔器官内にプラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域を推定する処理を更に前記コンピュータに実行させることが好ましい。
【0009】
(4)上記(1)~(3)のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、前記管腔器官内に飛散し得るプラーク量と、前記管腔器官内にプラークが飛散した場合に塞栓が発生し得る領域とに基づいて、塞栓発生リスクを判定する処理を更に前記コンピュータに実行させることが好ましい。
【0010】
(5)上記(4)のプログラムにおいて、判定した前記塞栓発生リスクに応じて、前記プラークに対する処置に関する支援情報を出力する処理を更に前記コンピュータに実行させることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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