TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024140371
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051485
出願日2023-03-28
発明の名称電流制限回路
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02M 3/00 20060101AFI20241003BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】出力電流の上限を所定の値に制限することのできる電流制限回路を提供する。
【解決手段】電流制限回路110は、出力端子2に供給される第1電流I1に応じたモニタ電圧Vm1を出力する電流モニタ回路1と、モニタ電圧Vm1に基づき、第1電流I1が閾値電流Ith1を超えた時に、第2電流I2を出力端子2に供給し、第1電流I1の上昇を抑制する補助電源回路11とを備え、補助電源回路11は、モニタ電圧Vm1の上昇に応じて下降する制御電圧Vs2の下限値を閾値電圧Vs3に制限する制限回路23と、制御電圧Vs2に基づき、第2電流I2を生成するための補助電流Isを出力する電流生成回路8とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
出力電流の上限を所定の値に制限するための電流制限回路であって、
第1電圧により生成されて出力端子に供給される第1電流に応じたモニタ電圧を出力する電流モニタ回路と、
前記第1電圧よりも高い第2電圧が供給され、前記モニタ電圧に基づき、前記第1電流が閾値電流を超えた時に、第2電流を前記出力端子に供給し、前記第1電流の上昇を抑制する補助電源回路と
を備え、
前記補助電源回路は、
前記モニタ電圧の上昇に応じて下降する制御電圧を生成する制御電圧生成回路と、
前記第2電流の上限値に応じた閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、
前記制御電圧の下限値を前記閾値電圧に制限する制限回路と、
前記第2電圧と前記制御電圧との差分電圧に基づき、前記第2電流を生成するための補助電流を出力する電流生成回路と、
を備える、
電流制限回路。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御電圧生成回路は、
正入力端子に前記モニタ電圧が入力され、負入力端子に前記閾値電流に応じた上限電圧が入力され、前記モニタ電圧と前記上限電圧の差動電圧を出力する第1差動増幅器と、
制御電極に前記差動電圧が入力される第1トランジスタと、
第1主電極に前記第2電圧が入力され、第2主電極に前記第1トランジスタの第1主電極が接続されている第2トランジスタと、
第1端が前記第1トランジスタの第2主電極に接続され、第2端がグランドに接続された抵抗と
を備え、
前記第1トランジスタと前記第2トランジスタの接続点から前記制御電圧が出力される、
請求項1に記載の電流制限回路。
【請求項3】
前記閾値電圧生成回路は、
第1主電極に前記第2電圧が入力される第3トランジスタと、
第1端が前記第3トランジスタの第2主電極に接続され、第2端が前記グランドに接続された可変定電流源と
を備え、
前記第3トランジスタと前記可変定電流源の接続点から前記閾値電圧が出力される、
請求項2に記載の電流制限回路。
【請求項4】
前記制限回路は、
第1主電極に前記第2電圧が接続され、第2主電極に前記第1トランジスタと前記第2トランジスタの接続点が接続された第4トランジスタと、
負入力端子に前記制御電圧が入力され、正入力端子に前記閾値電圧が入力され、出力端子が前記第4トランジスタの制御電極に接続された第3差動増幅器と
を備えた、
請求項3に記載の電流制限回路。
【請求項5】
前記電流生成回路は、
前記第2電圧が供給されるスイッチング電源と、
正入力端子に前記制御電圧が入力され、負入力端子に前記スイッチング電源の出力に応じて前記第2電圧から下降する信号電圧が入力される第2差動増幅器と
を備え、
前記スイッチング電源は、前記第2差動増幅器の出力に応じてオンオフされることにより、補助電流を出力する
請求項4に記載の電流制限回路。
【請求項6】
第1端が前記スイッチング電源の出力に接続されたインダクタと、第1端が前記インダクタの第2端に接続され、第2端が前記グランドに接続されたキャパシタとを備えた整流回路が設けられ、
前記補助電流は、前記整流回路により整流され、前記第2電流が生成される
請求項5に記載の電流制限回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電流制限回路に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
負荷等に電圧や電流を供給するための電源回路には、一般的に、電源回路を保護するために、電源回路を流れる過電流を防止するための回路が搭載されている。
【0003】
そのような回路の一例として、特許文献1には、過電流保護回路が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-136418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、第1電源により生成される第1電圧が入力端子に印加され、出力端子に一定の電流を供給する電源回路において、入力端子から出力端子に供給される電流が閾値に達した場合、入力端子から出力端子に流れる電流を抑制するために、第1電源以外に補助電源回路を設けて、補助電源回路からも出力端子に電流を供給する場合が考えられる。
【0006】
このような電源回路では、補助電源回路自身や付属部品等の定格電流を超えないように、補助電源回路の出力電流の上限を所定の値に制限する必要がある。
【0007】
本開示の目的は、補助電源回路から出力される電流の上限を所定の値に制限することのできる電流制限回路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様は、出力電流の上限を所定の値に制限するための電流制限回路であって、第1電圧により生成されて出力端子に供給される第1電流に応じたモニタ電圧を出力する電流モニタ回路と、第1電圧よりも高い第2電圧が供給され、モニタ電圧に基づき、第1電流が閾値電流を超えた時に、第2電流を出力端子に供給し、第1電流の上昇を抑制する補助電源回路とを備える。補助電源回路は、モニタ電圧の上昇に応じて下降する制御電圧を生成する制御電圧生成回路と、第2電流の上限値に応じた閾値電圧を生成する閾値電圧生成回路と、制御電圧の下限値を閾値電圧に制限する制限回路と、第2電圧と制御電圧との差分電圧に基づき、第2電流を生成するための補助電流を出力する電流生成回路とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一態様によれば、補助電源回路から出力される電流の上限を所定の値に制限することのできる電流制限回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、電源回路の一例を示す回路図である。
図2Aは、図1の電源回路の第1電流I1の電流値を表す図である。
図2Bは、図1の電源回路の第2電流I2の電流値を表す図である。
図2Cは、図1の電源回路の第3電流I3の電流値を表す図である。
図3は、図1の電源回路に設けられる参考例に係る補助電源回路の一例を示す回路図である。
図4Aは、参考例に係る補助電源回路のモニタ電圧Vm1の電圧値を表す図である。
図4Bは、参考例に係る補助電源回路の差動電圧Vs1の電圧値を表す図である。
図4Cは、参考例に係る補助電源回路の制御電圧Vs2の電圧値を表す図である。
図5は、実施形態に係る電流制限回路で用いられる補助電源回路の一例を示す回路図である。
図6Aは、実施形態に係る電流制限回路を備えた電源回路のモニタ電圧Vm1の電圧値を表す図である。
図6Bは、実施形態に係る電流制限回路を備えた電源回路の差動電圧Vs1の電圧値を表す図である。
図6Cは、実施形態に係る電流制限回路を備えた電源回路の制御電圧Vs2の電圧値を表す図である。
図7Aは、実施形態に係る電流制限回路を備えた電源回路の第1電流I1の電流値を表す図である。
図7Bは、実施形態に係る電流制限回路を備えた電源回路の第2電流I2の電流値を表す図である。
図7Cは、実施形態に係る電流制限回路を備えた電源回路の第3電流I3の電流値を表す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ローム株式会社
半導体装置
1日前
ローム株式会社
メモリ装置
1日前
ローム株式会社
複合電源回路
1日前
ローム株式会社
半導体集積回路
1日前
ローム株式会社
半導体集積回路
2日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
2日前
ローム株式会社
コントローラ回路
1日前
ローム株式会社
発振回路、半導体集積回路
2日前
ローム株式会社
逐次比較型A/Dコンバータ
2日前
ローム株式会社
半導体基板及びその製造方法
1日前
ローム株式会社
半導体装置およびその制御方法
1日前
ローム株式会社
半導体装置、半導体装置の製造方法
1日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置およびその製造方法
2日前
ローム株式会社
モータのコントローラ回路、制御方法
2日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置およびその製造方法
1日前
ローム株式会社
加速度検出デバイス、及び加速度センサ
2日前
ローム株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
1日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置、および半導体モジュール
1日前
ローム株式会社
電源コントローラ回路および電子機器、電源システム
1日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
ローム株式会社
ゼロクロス検出回路
1日前
ローム株式会社
モータドライバ回路および駆動方法、それを用いた冷却装置および電子機器
1日前
ローム株式会社
絶縁素子および半導体装置
1日前
個人
共振形AC-DC電源
12日前
中国電力株式会社
梯子
12日前
個人
配電盤設置方法
3日前
株式会社アイシン
回転電機
5日前
オムロン株式会社
保護装置
12日前
株式会社発明ラボックス
蓄電電池
8日前
未来工業株式会社
固定体装置
8日前
中国電力株式会社
接地線穴カバー
3日前
株式会社カネカ
独立システム
2日前
株式会社豊田自動織機
ロータ
11日前
ローム株式会社
複合電源回路
1日前
新電元工業株式会社
絶縁電源
2日前
新電元工業株式会社
電源装置
2日前
続きを見る