TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024137075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048442
出願日2023-03-24
発明の名称エンジン装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類F02D 41/32 20060101AFI20240927BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料に含まれるアルコールの濃度が所定以上の場合に、エンジンオイルの希釈程度が大きくなるのを抑制する。
【解決手段】エンジン装置は、ポート噴射弁および筒内噴射弁を有するエンジンと、エンジンを制御する制御装置と、を備える。制御装置は、燃料に含まれるアルコールの濃度が所定濃度以上の場合、エンジンのピストンの温度および/またはシリンダボアの温度に基づいて筒内の暖機が完了したか否かを判定し、筒内の暖機が完了したか否かに基づいて、ポート噴射弁からだけ燃料噴射を行なうポート噴射モード、筒内噴射弁からだけ燃料噴射を行なう筒内噴射モード、ポート噴射弁および筒内噴射弁から燃料噴射を行なう共用噴射モード、からの噴射モードの選択、および/または、筒内噴射弁の噴射回数の設定を行なう。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ポート噴射弁および筒内噴射弁を有するエンジンと、前記エンジンを制御する制御装置と、を備えるエンジン装置であって、
前記制御装置は、燃料に含まれるアルコールの濃度が所定濃度以上の場合、前記エンジンのピストンの温度および/またはシリンダボアの温度に基づいて前記筒内の暖機が完了したか否かを判定し、前記筒内の暖機が完了したか否かに基づいて、前記ポート噴射弁からだけ燃料噴射を行なうポート噴射モード、前記筒内噴射弁からだけ燃料噴射を行なう筒内噴射モード、前記ポート噴射弁および前記筒内噴射弁から燃料噴射を行なう共用噴射モード、からの噴射モードの選択、および/または、前記筒内噴射弁の噴射回数の設定を行なう、
エンジン装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
請求項1記載のエンジン装置であって、
前記制御装置は、前記筒内の暖機が完了したか否かと、前記エンジンの回転数および/または負荷率と、に基づいてマップを用いて前記噴射モードの選択および/または前記噴射回数の設定を行なう、
エンジン装置。
【請求項3】
請求項2記載のエンジン装置であって、
前記マップは、前記筒内の暖機が完了していないときに前記筒内の暖機が完了しているときに比して前記筒内噴射モードを選択しにくくなるように設定されている、
エンジン装置。
【請求項4】
請求項2または3記載のエンジン装置であって、
前記マップは、前記筒内の暖機が完了していないときに前記筒内の暖機が完了しているときに比して前記噴射回数が多くなりやすいように設定されている、
エンジン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エンジン装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、筒内噴射弁を有するエンジンを備えるエンジン装置において、エンジンが暖機途中と判断したときに、燃料噴射時期を暖機後の燃料噴射時期よりも遅らせて燃料噴射時期と点火時期との時間差を縮めると共に、燃料噴射圧力を暖機後の燃料噴射圧力よりも上昇させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-6452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガソリンとアルコールとの混合燃料が用いられる場合、ガソリンが燃料として用いられる場合に比して、筒内噴射弁から噴射される燃料が霧化し難くなる。また、エンジンの筒内の暖機が完了していない場合、筒内の暖機が完了している場合に比して、燃料が霧化し難くなる。燃料が霧化し難くなると、未燃焼燃料が多くなりやすく、未燃焼燃料がエンジンオイルに混じることによるエンジンオイルの希釈の程度が大きくなりやすい。
【0005】
本開示のエンジン装置は、燃料に含まれるアルコールの濃度が所定以上の場合に、エンジンオイルの希釈程度が大きくなるのを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のエンジン装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示のエンジン装置は、
ポート噴射弁および筒内噴射弁を有するエンジンと、前記エンジンを制御する制御装置と、を備えるエンジン装置であって、
前記制御装置は、燃料に含まれるアルコールの濃度が所定濃度以上の場合、前記エンジンのピストンの温度および/またはシリンダボアの温度に基づいて前記筒内の暖機が完了したか否かを判定し、前記筒内の暖機が完了したか否かに基づいて、前記ポート噴射弁からだけ燃料噴射を行なうポート噴射モード、前記筒内噴射弁からだけ燃料噴射を行なう筒内噴射モード、前記ポート噴射弁および前記筒内噴射弁から燃料噴射を行なう共用噴射モード、からの噴射モードの選択、および/または、前記筒内噴射弁の噴射回数の設定を行なう、
ことを要旨とする。
【0008】
本開示のエンジン装置では、燃料に含まれるアルコールの濃度が所定濃度以上の場合、エンジンのピストンの温度および/またはシリンダボアの温度に基づいて筒内の暖機が完了したか否かを判定し、筒内の暖機が完了したか否かに基づいて、ポート噴射弁からだけ燃料噴射を行なうポート噴射モード、筒内噴射弁からだけ燃料噴射を行なう筒内噴射モード、ポート噴射弁および筒内噴射弁から燃料噴射を行なう共用噴射モード、からの噴射モードの選択(設定)、および/または、筒内噴射弁の噴射回数の設定を行なう。したがって、筒内の暖機が完了したか否かに基づいて噴射モードの選択および/または筒内噴射弁の噴射回数を適切に設定することにより、エンジンオイルの希釈程度が大きくなるのを抑制することが可能となる。
【0009】
本開示のエンジン装置において、前記制御装置は、前記筒内の暖機が完了したか否かと、前記エンジンの回転数および/または負荷率と、に基づいてマップを用いて前記噴射モードの選択および/または前記噴射回数の設定を行なうものとしてもよい。こうすれば、回転数および負荷率を加味して、噴射モードの選択および/または筒内噴射弁の噴射回数の設定を行なうことができる。
【0010】
この場合において、前記マップは、前記筒内の暖機が完了していないときに前記筒内の暖機が完了しているときに比して前記筒内噴射モードを選択しにくくなるように設定されているものとしてもよい。また、前記マップは、前記筒内の暖機が完了していないときに前記筒内の暖機が完了しているときに比して前記噴射回数が多くなりやすいように設定されているものとしてもよい。これらのようにすれば、噴射モードの選択および/または筒内噴射弁の噴射回数の設定をより適切に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
発電システム
2日前
トヨタ自動車株式会社
過給機
9日前
株式会社アイシン
冷媒マニホールド
12日前
ダイヤゼブラ電機株式会社
点火装置
2日前
朝日電装株式会社
スロットル操作装置
6日前
朝日電装株式会社
スロットル操作装置
6日前
ダイハツ工業株式会社
エンジン
19日前
本田技研工業株式会社
内燃機関
3日前
トヨタ自動車株式会社
リーク診断装置
12日前
朝日電装株式会社
スロットル操作装置
6日前
トヨタ紡織株式会社
エアクリーナ
3日前
株式会社デンソー
電子制御装置
4日前
本田技研工業株式会社
エンジン制御装置
3日前
本田技研工業株式会社
エンジン制御装置
3日前
マツダ株式会社
エンジンの始動制御装置
9日前
マツダ株式会社
エンジンの始動制御装置
9日前
三菱重工業株式会社
排気ダクト
13日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
9日前
追浜工業株式会社
内燃機関の無接点点火装置
9日前
本田技研工業株式会社
内燃機関
9日前
日立Astemo株式会社
内燃機関の制御装置
10日前
日立建機株式会社
作業車両
13日前
株式会社ミクニ
インテークマニホールド及び吸気装置
3日前
ダイハツ工業株式会社
エンジン用インシュレータ
19日前
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
日立Astemo株式会社
内燃機関制御装置
2日前
いすゞ自動車株式会社
エンジン
3日前
三菱重工業株式会社
漏洩ガス排出システム
16日前
株式会社SUBARU
内燃エンジン
2日前
日立Astemo株式会社
内燃機関制御装置
2日前
本田技研工業株式会社
電力システム及び移動体
9日前
日産自動車株式会社
車両の制御方法及び車両の制御装置
4日前
日産自動車株式会社
車両の制御方法及び車両の制御装置
4日前
日産自動車株式会社
車両の制御方法及び車両の制御装置
4日前
ダイハツ工業株式会社
車両用エンジンのインシュレータ
19日前
株式会社SUBARU
燃料供給装置
4日前
続きを見る