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公開番号2024131357
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041570
出願日2023-03-16
発明の名称巻線界磁式回転電機
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類H02K 9/19 20060101AFI20240920BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】巻線界磁式回転電機において界磁巻線全体を効果的に冷却可能とする。
【解決手段】ステータと、ロータと、冷媒流路と、を備え、ロータは、周方向で設けられている複数のティース部を有するロータコアと、複数のティース部に巻回される界磁巻線と、を有し、複数のティース部の間に形成される複数のスロット内に、界磁巻線を固定する樹脂部と、樹脂部の樹脂材料よりも熱伝導率の高い放熱部材とが、設けられ、樹脂部は、複数のスロット内において、界磁巻線及び放熱部材に接し、放熱部材は、軸方向に延在し、軸方向端部において冷媒を介して放熱可能である、巻線界磁式回転電機が開示される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ステータと、
前記ステータと同軸かつ径方向に隙間を設けて回転可能に配置されるロータと、
冷媒を供給する冷媒流路と、を備え、
前記ロータは、
周方向で設けられている複数のティース部を有するロータコアと、
前記複数のティース部に巻回される界磁巻線と、を有し、
前記複数のティース部の間に形成される複数のスロット内に、前記界磁巻線を固定する樹脂部と、前記樹脂部の樹脂材料よりも熱伝導率の高い放熱部材とが、設けられ
前記樹脂部は、前記複数のスロット内において、前記界磁巻線及び前記放熱部材に接し、
前記放熱部材は、軸方向に延在し、軸方向端部において前記冷媒を介して放熱可能である、巻線界磁式回転電機。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記放熱部材の前記軸方向端部は、前記ロータコアの軸方向端面よりも軸方向外側に延在する、請求項1に記載の巻線界磁式回転電機。
【請求項3】
前記放熱部材の前記軸方向端部は、軸方向に交差する面内に延在する放熱表面を有し、
前記冷媒は、前記冷媒流路から前記放熱表面に向けて供給される油を含む、請求項1に記載の巻線界磁式回転電機。
【請求項4】
前記放熱部材は、ベーパーチャンバーを含む、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の巻線界磁式回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、巻線界磁式回転電機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
界磁巻線の軸方向端部(ロータコア端面から軸方向に突出する部分)に対して軸方向外側から液体冷媒を噴射する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/095842号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、界磁巻線は、ロータコアの軸方向全体にわたって延在するが、界磁巻線の軸方向中央部には、界磁巻線の軸方向端部に供給される油が到達せず、界磁巻線の軸方向中央部の熱は油に直接的に放出できない。このため、上記のような従来技術では、界磁巻線全体を効果的に冷却することが難しい。
【0005】
そこで、1つの側面では、本開示は、巻線界磁式回転電機において界磁巻線全体を効果的に冷却可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、ステータと、
前記ステータと同軸かつ径方向に隙間を設けて回転可能に配置されるロータと、
冷媒を供給する冷媒流路と、を備え、
前記ロータは、
周方向で設けられている複数のティース部を有するロータコアと、
前記複数のティース部に巻回される界磁巻線と、を有し、
前記複数のティース部の間に形成される複数のスロット内に、前記界磁巻線を固定する樹脂部と、前記樹脂部の樹脂材料よりも熱伝導率の高い放熱部材とが、設けられ
前記樹脂部は、前記複数のスロット内において、前記界磁巻線及び前記放熱部材に接し、
前記放熱部材は、軸方向に延在し、軸方向端部において前記冷媒を介して放熱可能である、巻線界磁式回転電機が提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本開示によれば、巻線界磁式回転電機において界磁巻線全体を効果的に冷却することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例による回転電機用の駆動装置を含む車両駆動システムを示す構成図である。
回転電機の断面の一部を示す概略的な断面図である。
回転電機のロータの斜視図である。
軸方向に垂直な面で切断した際のロータの中央部の断面図である。
軸方向に視たロータの平面図である。
一の放熱部材の斜視図である。
回転軸を含む平面で切断した際のロータの一部を示す断面斜視図である。
ロータの軸方向端部における冷却方法の説明図であり、ロータの軸方向端部を含むロータの一部の断面図である。
放熱部材の放熱機能の説明図であり、放熱部材を模式的に示す図である。
変形例の説明図であり、ロータの軸方向端部を含むロータの一部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。また、図面では、見易さのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
【0010】
図1は、本実施例による回転電機用の駆動装置5を含む車両駆動システム1を示す構成図である。図2は、回転電機3の断面の一部を示す概略的な断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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