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公開番号
2024131161
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041253
出願日
2023-03-15
発明の名称
箱状体、及び、電子部品内蔵ユニット
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H02G
3/14 20060101AFI20240920BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ケースへのカバーの適正な保持と、ケースからのカバーの容易な取り外しと、を両立可能な箱状体を提供すること。
【解決手段】箱状体2は、収容溝53を内部に有するケース7と、収容溝53の開口部を塞ぐようにケース7に組み付けられるカバー8と、を備える。ケース7は、収容溝53を画成する溝側壁58と、溝側壁58に設けられる複数の係合孔67,68と、を有する。カバー8は、カバー8から溝側壁58に向けて突出し且つ複数の係合孔67,68の各々に各々が挿入される複数の係合突起90,91を有する。複数の係合孔67,68及び複数の係合突起90,91は、係合突起の突出方向における係合孔67,68の孔内壁69,70と係合突起との係合幅が、複数の係合孔のうちの一の係合孔67の係合幅L2のほうが、他の全ての係合孔68の係合幅L1よりも大きい、ように構成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
収容溝を内部に有するケースと、前記収容溝の開口部を塞ぐように前記ケースに組み付けられるカバーと、を備える箱状体であって、
前記ケースは、
前記収容溝を画成する溝側壁と、前記溝側壁に設けられ且つ当該ケースへの前記カバーの取付方向に交差する方向に並ぶ複数の係合孔と、を有し、
前記カバーは、
当該カバーから前記溝側壁に向けて突出する複数の係合突起であって、前記複数の前記係合孔の各々に当該複数の当該係合突起の各々が挿入される、複数の係合突起を有し、
前記複数の前記係合孔及び前記複数の前記係合突起は、
当該係合突起の突出方向における当該係合孔の孔内壁と当該係合突起との係合幅が、前記複数の前記係合孔のうちの所定の一の前記係合孔における前記係合幅のほうが、前記一の前記係合孔とは異なる他の全ての前記係合孔における前記係合幅よりも大きい、ように構成される、
箱状体。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の箱状体において、
前記複数の前記係合突起は、
前記一の前記係合孔に係合する当該係合突起の突出高さのほうが、前記他の前記係合孔に係合する当該係合突起の突出高さよりも大きい、ように構成される、
箱状体。
【請求項3】
請求項2に記載の箱状体において、
前記複数の前記係合孔は、
前記一の前記係合孔の前記孔内壁の前記突出方向における幅のほうが、前記他の前記係合孔の前記孔内壁の前記突出方向における幅よりも大きい、ように構成される、
箱状体。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の箱状体と、
前記箱状体に格納される電子部品と、
前記電子部品と、前記収容溝に収容されることになる電線と、を電気的に接続することになる接続端子と、を備える、
電子部品内蔵ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケースとカバーとを備える箱状体、及び、その箱状体を用いた電子部品内蔵ユニットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、樹脂製の箱状体の中にコンデンサ等の電子部品等を格納した電子部品内蔵ユニットが提案されている。例えば、従来の電子部品内蔵ユニットの一つは、電線に伝達されるノイズを除去するための電子部品を内蔵するとともに、電線に取り付けられるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。この種の電子部品内蔵ユニットは、例えば、自動車等に搭載される各種センサ等に繋がる電線に取り付けられ、ホーンやワイパモータのような雑音源からの伝導ノイズや、ネオンサイン等からの外来ノイズや、誘導ノイズ等を、電線から除去するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-207710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、自動車等のメンテナンスの際などに、電子部品内蔵ユニットのケースからカバーを取り外す場合がある。上述した従来の電子部品内蔵ユニットでは、ケースに設けられた複数の係合溝と、カバーに設けられた複数の係合突起と、が係合することで、ケースにカバーが取り付けられている。このような複数箇所での係合は、ケースにカバーを強固に保持できる点でメリットがある。しかし、ケースからカバーを取り外すとき、複数箇所で係合溝と係合突起との係合状態をひとつひとつ解除する必要があることから、取り外しの作業の作業性を向上させ難い点でデメリットがある。
【0005】
本発明の目的の一つは、ケースへのカバーの適正な保持と、ケースからのカバーの容易な取り外しと、を両立可能な箱状体、及び、この箱状体を用いた電子部品内蔵ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る箱状体及び電子部品内蔵ユニットは、以下を特徴としている。
【0007】
収容溝を内部に有するケースと、前記収容溝の開口部を塞ぐように前記ケースに組み付けられるカバーと、を備える箱状体であって、
前記ケースは、
前記収容溝を画成する溝側壁と、前記溝側壁に設けられ且つ当該ケースへの前記カバーの取付方向に交差する方向に並ぶ複数の係合孔と、を有し、
前記カバーは、
当該カバーから前記溝側壁に向けて突出する複数の係合突起であって、前記複数の前記係合孔の各々に当該複数の当該係合突起の各々が挿入される、複数の係合突起を有し、
前記複数の前記係合孔及び前記複数の前記係合突起は、
当該係合突起の突出方向における当該係合孔の孔内壁と当該係合突起との係合幅が、前記複数の前記係合孔のうちの所定の一の前記係合孔における前記係合幅のほうが、前記一の前記係合孔とは異なる他の全ての前記係合孔における前記係合幅よりも大きい、ように構成される、
箱状体であること。
【0008】
上述した構成を有する前記箱状体と、
前記箱状体に格納される電子部品と、
前記電子部品と、前記収容溝に収容されることになる電線と、を電気的に接続することになる接続端子と、を備える、
電子部品内蔵ユニットであること。
【発明の効果】
【0009】
本発明の箱状体及び電子部品内蔵ユニットによれば、ケースにカバーを取り付けると、ケースが有する複数の係合孔にカバーが有する複数の係合突起が係合する。複数の箇所で係合孔と係合突起とが係合することで、ケースにカバーが適正に保持される。更に、係合突起の突出方向における係合孔の孔内壁と係合突起との係合幅の点で、所定の一の係合孔における係合幅のほうが、その一の係合孔とは異なる他の全ての係合孔における係合幅よりも大きい。そのため、係合孔と係合突起との係合状態を解除するための治具等を用いて、溝側壁のうちの一の係合孔が設けられている箇所を係合突起から離すように(具体的には、係合突起の突出する向きに)変位させると、溝側壁が撓むように変形することで、一の係合孔と係合突起との係合が解除される。このとき、溝側壁のうちの他の係合孔が設けられている箇所での変位量は一の係合孔が設けられている箇所での変位量よりも小さいものの、他の係合孔での係合幅が一の係合孔での係合幅よりも小さいため、他の係合孔と係合突起との係合状態も解除され得る。即ち、一の係合孔の係合状態を解除すれば、他の係合孔の係合状態も解除され得る。これにより、複数の係合箇所の全体において係合孔と係合突起との係合状態が解除され、ケースからカバーが容易に取り外される。したがって、本発明の箱状体及び電子部品内蔵ユニットは、ケースへのカバーの適正な保持と、ケースからのカバーの容易な取り外しと、を両立することができる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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