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公開番号2024129595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038910
出願日2023-03-13
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/00 20060101AFI20240919BHJP(車両一般)
要約【課題】 マッド性能の悪化を抑制しながら、車外騒音を低減する。
【解決手段】 トレッド部2とバットレス部Btとを含むタイヤ1である。トレッド部2は、タイヤ赤道Cと中間位置2cとの間のクラウン領域Crと、第1トレッド接地端T1と中間位置2cとの間のショルダー領域Shとを含んでいる。バットレス部Btは、第1トレッド接地端T1と第1位置P1との間の陸部率であるランド比Dを有している。ショルダー領域Shのランド比Bは、クラウン領域Crのランド比A及びバットレス部Btのランド比Dよりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤであって、
第1トレッド接地端を有するトレッド部と、
前記第1トレッド接地端からタイヤ軸方向外側に延びるバットレス部とを含み、
前記トレッド部は、前記第1トレッド接地端とタイヤ赤道との間のタイヤ軸方向の中間位置と、前記タイヤ赤道と前記中間位置との間のクラウン領域と、前記第1トレッド接地端と前記中間位置との間のショルダー領域とを含み、
前記バットレス部は、前記第1トレッド接地端と、前記トレッド部のタイヤ半径方向の外端からタイヤ半径方向の内側にタイヤ断面高さHaの23%の距離を隔てた第1位置との間の陸部率であるランド比を有し、
前記ショルダー領域のランド比は、前記クラウン領域のランド比及び前記バットレス部のランド比よりも大きい、
タイヤ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記クラウン領域のランド比は、前記バットレス部のランド比よりも大きい、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記ショルダー領域のランド比(%)は、前記バットレス部のランド比(%)よりも20~50ポイント大きい、請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ショルダー領域のランド比は、70%~90%であり、
前記クラウン領域のランド比は、50%~70%であり、
前記バットレス部のランド比は、30%~50%である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記タイヤを正規リムに正規内圧でリム組みし、かつ、ロードインデックスで表される荷重の80%を負荷してキャンバー角を0°として平面に接地させた正規荷重負荷状態での接地面において、
前記タイヤ赤道上でのタイヤ周方向の接地長さEと、前記タイヤ赤道からタイヤ軸方向の外側へ、前記第1トレッド接地端と前記タイヤ赤道との間のタイヤ軸方向の長さの80%を離隔した第2位置でのタイヤ周方向の接地長さFとの比(F/E)は、0.7~0.9である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記トレッド部は、複数の溝を含み、
前記複数の溝は、前記第1トレッド接地端に繋がる複数のショルダー横溝を含み、
前記バットレス部は、前記第1トレッド接地端に繋がる複数のバットレス横溝を含み、
前記複数のショルダー横溝の半数未満が、前記複数のバットレス横溝のいずれかに繋がる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記複数の溝のうち、前記クラウン領域に配された溝のタイヤ軸方向のエッジ成分の合計は、前記複数の溝のうち、前記ショルダー領域に配された溝のタイヤ軸方向のエッジ成分の合計の30%~50%である、請求項6に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記複数の溝のうち、前記クラウン領域に配された溝のタイヤ周方向のエッジ成分の合計は、前記複数の溝のうち、前記ショルダー領域に配された溝のタイヤ周方向のエッジ成分の合計の300%~500%である、請求項6に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記複数のバットレス横溝において、タイヤ半径方向のエッジ成分の合計は、タイヤ周方向のエッジ成分の合計の1000%~2000%である、請求項6に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部に、一対のショルダー主溝、及び、前記各ショルダー主溝から延びる複数のショルダー横溝が設けられた空気入りタイヤが記載されている。この空気入りタイヤでは、前記ショルダー横溝の最大溝幅を前記ショルダー主溝の最大溝幅の0.2~0.6倍とすることで、ショルダー領域のランド比を大きくして、ノイズ性能を向上している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-083506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、環境問題への関心の高まりに合わせて、ノイズ性能、とりわけ車外騒音をより低減することが求められている。車外騒音を低減する方法として、例えば、トレッド部のランド比を大きくすることが考えられる。しかしながら、トレッド部のランド比を大きくすると、泥濘地での走行性能であるマッド性能が悪化する。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、マッド性能の悪化を抑制しながら、車外騒音を低減することが可能なタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、タイヤであって、第1トレッド接地端を有するトレッド部と、前記第1トレッド接地端からタイヤ軸方向外側に延びるバットレス部とを含み、前記トレッド部は、前記第1トレッド接地端とタイヤ赤道との間のタイヤ軸方向の中間位置と、前記タイヤ赤道と前記中間位置との間のクラウン領域と、前記第1トレッド接地端と前記中間位置との間のショルダー領域とを含み、前記バットレス部は、前記第1トレッド接地端と、前記トレッド部のタイヤ半径方向の外端からタイヤ半径方向の内側にタイヤ断面高さの23%の距離を隔てた第1位置との間の陸部率であるランド比を有し、前記ショルダー領域のランド比は、前記クラウン領域のランド比及び前記バットレス部のランド比よりも大きい、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、上記の構成を採用することで、マッド性能の悪化を抑制しながら、車外騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明のタイヤの一実施形態の主要部を拡大して示すタイヤ子午線断面図である。
図1のタイヤの断面斜視図である。
トレッド部及びバットレス部を平面に展開した平面図である。
(a)~(c)は、溝のタイヤ周方向のエッジ成分及びタイヤ軸方向のエッジ成分を説明するための平面図である。
トレッド部の接地面形状を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている。また、複数の実施形態がある場合、明細書を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のタイヤ回転軸(図示省略)を含むタイヤ子午線断面の部分拡大図である。図2は、図1のタイヤ1の部分斜視断面図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用空気入りタイヤ、具体的には、泥濘地での走行が可能な四輪駆動用として好適に使用される。但し、本発明は、例えば、重荷重用の空気入りタイヤ、さらに、内部に圧縮空気が充填されない非空気式タイヤに用いられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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