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公開番号
2024119512
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-03
出願番号
2023026475
出願日
2023-02-22
発明の名称
空気入りタイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
13/00 20060101AFI20240827BHJP(車両一般)
要約
【課題】黒色ゴムで形成された標章部の外観を向上することが可能な空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】サイド部3に、表面3sから隆起する標章部4が設けられた空気入りタイヤである。サイド部3の表面3s及び標章部4が黒色ゴムで形成されている。サイド部3の表面3sと標章部4との間の境界位置Yから標章部4の側の第1領域7に、標章部4よりも小さい隆起高さの微小突起9が複数形成されており、境界位置Yからサイド部3の表面3sの側の第2領域8には、微小突起9が形成されていない。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
空気入りタイヤであって、
トレッド部と、前記トレッド部からタイヤ半径方向内側に延びる一対のサイド部とを含み、
前記一対のサイド部の少なくとも一方には、前記サイド部の表面から隆起する文字、記号又は図形を含む標章部が設けられており、
前記サイド部の前記表面及び前記標章部は、黒色ゴムで形成されており、
前記サイド部の前記表面と前記標章部との間の境界位置から前記標章部の側の第1領域に、前記標章部よりも小さい隆起高さの微小突起が複数形成されており、
前記境界位置から前記サイド部の前記表面の側の第2領域には、前記微小突起が形成されていない、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記複数の微小突起は、円錐状又は円錐台状である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記複数の微小突起の最大径は、0.1~0.5mmであり、前記複数の微小突起の隆起高さは、0.1~0.5mmである、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記標章部は、前記サイド部の前記表面から立ち上がる側壁面を含み、
前記側壁面及び前記サイド部の前記表面と直交する断面において、前記側壁面は、平面部と、前記平面部と前記境界位置とを接続する円弧面とを含み、
前記第1領域は、前記円弧面に形成される、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記第1領域は、前記円弧面の範囲内に設けられる、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記円弧面の曲率半径は、2.0mm以上である、請求項4又は5に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記標章部は、前記サイド部の前記表面から立ち上がる側壁面と、タイヤ軸方向の外側を向く外向き面と、前記外向き面に形成された凹部とを含み、
前記凹部は、開口縁と、底面と、前記開口縁から前記底面に向かって延びる内壁面とを含み、
前記底面と直交する断面において、前記底面と前記内壁面とは、内円弧面を介して接続されており、
前記内円弧面には、複数の微小突起が形成される、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記開口縁は、前記側壁面のタイヤ軸方向の外端に沿って延びる、請求項7に記載の空気入りタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、前記タイヤの外表面に非装飾部と装飾部とが設けられたタイヤが記載されている。前記非装飾部は、前記外表面から隆起した隆起部であってマークとして形成されている。前記装飾部は、複数の微小突起が配置されている。これにより、装飾部と非装飾部とのコントラストが高められ、非装飾部の視認性が向上するとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-131906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、サイド部の表面から隆起する標章部を目立たせることで外観を高めることが望まれている。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、黒色ゴムで形成された標章部の外観を向上することが可能な空気入りタイヤを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、空気入りタイヤであって、トレッド部と、前記トレッド部からタイヤ半径方向内側に延びる一対のサイド部とを含み、前記一対のサイド部の少なくとも一方には、前記サイド部の表面から隆起する文字、記号又は図形を含む標章部が設けられており、前記サイド部の前記表面及び前記標章部は、黒色ゴムで形成されており、前記サイド部の前記表面と前記標章部との間の境界位置から前記標章部の側の第1領域に、前記標章部よりも小さい隆起高さの微小突起が複数形成されており、前記境界位置から前記サイド部の前記表面の側の第2領域には、前記微小突起が形成されていない、空気入りタイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の空気入りタイヤは、上記の構成を採用することで、黒色ゴムで形成された標章部の外観を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す部分側面図である。
本実施形態の標章部の斜視図である。
図2のA-A線断面図である。
図3の拡大図である。
(A)は、第1領域の斜視図、(B)は、微小突起の斜視図である。
他の実施形態の標章部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている。また、複数の実施形態がある場合、明細書を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤ1(以下、単に「タイヤ1」という場合がある。)の部分側面図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用として好適に使用される。但し、本発明は、例えば、自動二輪車用又は重荷重用のタイヤ1に適用されても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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