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公開番号2025005868
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106276
出願日2023-06-28
発明の名称空気入りタイヤ、空気入りタイヤのパンク修理方法、及び、車両
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 5/00 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】パンクシール剤を注入してパンク修理した後であっても、走行中の振動等を抑制して継続的な使用が可能な空気入りタイヤ等を提供する。
【解決手段】本発明は、パンクシール剤を含むパンク修理キットを備えた車両に装着され、かつ、タイヤ内部にパンクシール剤を注入することでパンク修理が可能な空気入りタイヤである。本発明の空気入りタイヤは、タイヤ内腔1Bを規定する空気入りタイヤ本体1Aと、タイヤ内腔1Bに配置された多孔質状の制音体10とを含む。制音体10は、タイヤ内腔1B内で、空気入りタイヤ本体1Aとは固着されておらず、空気入りタイヤ本体1Aから取り外し自在である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
パンクシール剤を含むパンク修理キットを備えた車両に装着され、かつ、タイヤ内部に前記パンクシール剤を注入することでパンク修理が可能な空気入りタイヤであって、
タイヤ内腔を規定する空気入りタイヤ本体と、前記タイヤ内腔に配置された多孔質状の制音体とを含み、
前記制音体は、前記タイヤ内腔内で、前記空気入りタイヤ本体とは固着されておらず、前記空気入りタイヤ本体から取り外し自在である、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記制音体は、タイヤ周方向の第1端と、タイヤ周方向の第2端と、前記第1端と前記第2端とを固着する固着部とを含む環状構造である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記制音体の前記第1端と前記第2端との固着を外した自然状態において、前記制音体の前記第1端から前記第2端までの最大長さは、前記タイヤ内腔の最大周長の94%~107%である、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記制音体は、タイヤ周方向の第1端と、前記第1端とは固着されていないタイヤ周方向の第2端とを有した非環状構造である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記制音体の前記第1端から前記第2端までの最大長さは、前記タイヤ内腔の最大周長の85%~99%である、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記空気入りタイヤ本体は、トレッド部を含み、
前記制音体の少なくとも一部は、前記トレッド部の前記タイヤ内腔側の面に接触している、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記制音体のタイヤ半径方向の最大厚さは、10~40mmである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記制音体のタイヤ軸方向の最大幅は、前記空気入りタイヤ本体の断面幅の20%~80%である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記制音体は、タイヤ周方向と直交する断面が矩形状である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
前記制音体は、タイヤ半径方向の外側面に、少なくとも1本の溝が形成されている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤ、空気入りタイヤのパンク修理方法、及び、車両に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部の内面に多孔質状の制音体が固着された空気入りタイヤが提案されている。この空気入りタイヤは、前記制音体によって制音効果の向上を期待している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-069984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、空気入りタイヤのパンク時にタイヤ内腔内にパンクシール剤を注入してタイヤに空いた穴を塞ぐことができるパンク修理キットが普及している。また、車両においても、スペアタイヤに代えて、前記パンク修理キットを備えたものが増加している。
【0005】
上述の多孔質状の制音体を備えた空気入りタイヤを上述のパンク修理キットで修理した場合、パンクシール剤の一部は、前記制音体にも吸収され、制音体の重量を局所的に増加させる。このような制音体の重量アンバランスは、タイヤ走行中の振動を増加させることから、パンク修理した後は、タイヤ交換を余儀なくされていた。
【0006】
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、パンクシール剤を注入してパンク修理した後であっても、走行中の振動等を抑制して継続的な使用が可能な空気入りタイヤ等を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、パンクシール剤を含むパンク修理キットを備えた車両に装着され、かつ、タイヤ内部に前記パンクシール剤を注入することでパンク修理が可能な空気入りタイヤであって、タイヤ内腔を規定する空気入りタイヤ本体と、前記タイヤ内腔に配置された多孔質状の制音体とを含み、前記制音体は、前記タイヤ内腔内で、前記空気入りタイヤ本体とは固着されておらず、前記空気入りタイヤ本体から取り外し自在である、空気入りタイヤである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の空気入りタイヤは、上記の構成を採用したことによって、パンクシール剤を注入してパンク修理した後であっても、制音体を容易に空気入りタイヤ本体から取り外すことにより、走行中の振動等を抑制して継続的な使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示すタイヤ子午線断面図である。
図1の空気入りタイヤ本体及び制音体の拡大斜視図である。
図1の制音体の拡大断面図である。
図1のタイヤの側面を示す概念図である。
別の実施形態のタイヤの側面を示す概念図である。
別の実施形態の制音体の拡大断面図である。
本発明で用いられるパンク修理キットの概念図である。
本発明の空気入りタイヤのパンク修理方法のフローチャートである。
本発明の空気入りタイヤが装着された車両を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の特徴を内包して記載されているが、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
(【0011】以降は省略されています)

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