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公開番号2024123367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030709
出願日2023-03-01
発明の名称電圧検出装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類G01R 19/00 20060101AFI20240905BHJP(測定;試験)
要約【課題】電圧検出の高精度化に寄与する。
【解決手段】入力端子及び中間ノード間に接続された第1入力抵抗(RP)と、中間ノードと基準電圧(Vc)が加わる基準ノードとの間に接続された第2入力抵抗(RPS)と、中間ノードにおける第1電圧(INP)のインピーダンス変換を行うことで第2電圧(INP0)を生成するバッファアンプ(110P)と、第2電圧と基準電圧との差電圧を分圧することで第3電圧(INPa)を生成する分圧回路(120P)と、第3電圧及び基準電圧間の差を増幅することで第4電圧(PMN)を生成する増幅回路(130P)と、を備える。分圧回路は、可変抵抗を用いて差電圧の分圧を行うことにより分圧比を可変設定し、第4電圧に可変オフセット電圧を付与する可変オフセット付与回路(140P)を増幅回路に接続した。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
入力端子と、
前記入力端子及び中間ノード間に接続された第1入力抵抗と、
前記中間ノードと基準電圧が加わる基準ノードとの間に接続された第2入力抵抗と、
前記中間ノードにおける第1電圧のインピーダンス変換を行うことで第2電圧を生成するよう構成されたバッファアンプと、
前記第2電圧と前記基準電圧との差電圧を分圧することで第3電圧を生成するよう構成された分圧回路と、
前記第3電圧及び前記基準電圧間の差を増幅することで第4電圧を生成するよう構成された増幅回路と、を備え、
前記分圧回路は、可変抵抗を用いて前記差電圧の分圧を行うことにより前記第2電圧から前記第3電圧を得る際の分圧比を可変設定し、
前記第4電圧に可変オフセット電圧を付与するよう構成された可変オフセット付与回路を前記増幅回路に接続した
、電圧検出装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記バッファアンプが有する入力オフセット電圧及び前記増幅回路が有する入力オフセット電圧が、前記可変オフセット電圧の付与により前記第4電圧にて打ち消される
、請求項1に記載の電圧検出装置。
【請求項3】
前記可変オフセット付与回路は、前記基準電圧を内包する調整範囲内の調整電圧を出力するよう構成された調整電圧出力回路を有し、
前記第4電圧が前記調整電圧に応じて増減するよう前記可変オフセット付与回路が前記増幅回路に接続され、前記可変オフセット付与回路において前記調整電圧が可変設定されることで前記第4電圧に付与される前記可変オフセット電圧が変動する
、請求項2に記載の電圧検出装置。
【請求項4】
前記入力端子、前記中間ノードは、夫々、第1入力端子、第1中間ノードであり、
前記バッファアンプ、前記分圧回路、前記増幅回路、前記可変オフセット付与回路は、夫々、第1バッファアンプ、第1分圧回路、第1増幅回路、第1可変オフセット付与回路であり、
前記差電圧、前記可変抵抗、前記分圧比、前記可変オフセット電圧は、夫々、第1差電圧、第1可変抵抗、第1分圧比、第1可変オフセット電圧であり、
当該電圧検出回路は、
第2入力端子と、
前記第2入力端子及び第2中間ノード間に接続された第3入力抵抗と、
前記第2中間ノードと前記基準ノードとの間に接続された第4入力抵抗と、
前記第2中間ノードにおける第5電圧のインピーダンス変換を行うことで第6電圧を生成するよう構成された第2バッファアンプと、
前記第6電圧と前記基準電圧との第2差電圧を分圧することで第7電圧を生成するよう構成された第2分圧回路と、
前記第7電圧及び前記基準電圧間の差を増幅することで第8電圧を生成するよう構成された第2増幅回路と、を更に備え、
前記第2分圧回路は、第2可変抵抗を用いて前記第2差電圧の分圧を行うことにより前記第6電圧から前記第7電圧を得る際の第2分圧比を可変設定し、
前記第8電圧に第2可変オフセット電圧を付与するよう構成された第2可変オフセット付与回路を前記第2増幅回路に接続した
、請求項1に記載の電圧検出装置。
【請求項5】
前記第1バッファアンプが有する入力オフセット電圧及び前記第1増幅回路が有する入力オフセット電圧が、前記第1可変オフセット電圧の付与により前記第4電圧にて打ち消され、
前記第2バッファアンプが有する入力オフセット電圧及び前記第2増幅回路が有する入力オフセット電圧が、前記第2可変オフセット電圧の付与により前記第8電圧にて打ち消される
、請求項4に記載の電圧検出装置。
【請求項6】
前記第1可変オフセット付与回路は、前記基準電圧を内包する第1調整範囲内の第1調整電圧を出力するよう構成された第1調整電圧出力回路を有し、
前記第4電圧が前記第1調整電圧に応じて増減するよう前記第1可変オフセット付与回路が前記第1増幅回路に接続され、前記第1可変オフセット付与回路において前記第1調整電圧が可変設定されることで前記第4電圧に付与される前記第1可変オフセット電圧が変動し、
前記第2可変オフセット付与回路は、前記基準電圧を内包する第2調整範囲内の第2調整電圧を出力するよう構成された第2調整電圧出力回路を有し、
前記第8電圧が前記第2調整電圧に応じて増減するよう前記第2可変オフセット付与回路が前記第2増幅回路に接続され、前記第2可変オフセット付与回路において前記第2調整電圧が可変設定されることで前記第8電圧に付与される前記第2可変オフセット電圧が変動する
、請求項5に記載の電圧検出装置。
【請求項7】
前記第4電圧及び前記第8電圧間の差に応じた出力電圧を生成するよう構成された出力電圧生成回路を更に備える
、請求項4~6の何れかに記載の電圧検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電圧検出装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電圧検出装置は入力電圧を検出して検出結果を出力する。一種の電圧検出装置では、高電圧を入力電圧として受け、高電圧の検出結果を低電圧にて出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-118550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電圧検出装置において電圧検出の高精度化が要望される。
【0005】
本開示は、電圧検出の高精度化に寄与する電圧検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る電圧検出装置は、入力端子と、前記入力端子及び中間ノード間に接続された第1入力抵抗と、前記中間ノードと基準電圧が加わる基準ノードとの間に接続された第2入力抵抗と、前記中間ノードにおける第1電圧のインピーダンス変換を行うことで第2電圧を生成するよう構成されたバッファアンプと、前記第2電圧と前記基準電圧との差電圧を分圧することで第3電圧を生成するよう構成された分圧回路と、前記第3電圧及び前記基準電圧間の差を増幅することで第4電圧を生成するよう構成された増幅回路と、を備え、前記分圧回路は、可変抵抗を用いて前記差電圧の分圧を行うことにより、前記第2電圧から前記第3電圧を得る際の分圧比を可変設定し、前記第4電圧に可変オフセット電圧を付与するよう構成された可変オフセット付与回路を前記増幅回路に接続した。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電圧検出の高精度化に寄与する電圧検出装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の実施形態に係るシステムの概略全体構成図である。
図2は、本開示の実施形態に係り、電圧検出装置に対して入力される高電圧と電圧検出装置からの出力電圧との関係を示す図である。
図3は、本開示の実施形態に係り、電圧検出装置に対して入力される高電圧と、電圧検出装置にて生成される電圧(2つの電圧)との関係を示す図である。
図4は、本開示の実施形態に係る電圧検出装置の回路図である。
図5は、本開示の実施形態に係り、電圧検出装置で生成される調整電圧の調整範囲を示す図である。
図6は、本開示の実施形態に係り、電圧検出装置で生成される調整電圧の調整範囲を示す図である。
図7は、本開示の実施形態に係り、理想状態と誤差を含む状態との差異を説明するための図である。
図8は、本開示の実施形態に係り、電圧検出装置に関わる動作フローチャートである。
図9は、本開示の実施形態に係り、電圧検出装置に対して入力される高電圧と、電圧検出装置にて生成される電圧(2つの電圧)との関係を示す図である。
図10は、本開示の実施形態に係り、調整工程のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、機能部、回路、素子又は部品等を参照する記号又は符号を記すことによって、該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、機能部、回路、素子又は部品等の名称を省略又は略記することがある。例えば、後述の“140P”によって参照される可変オフセット付与回路は(図4参照)、可変オフセット付与回路140Pと表記されることもあるし、回路140Pと略記されることもあり得るが、それらは全て同じものを指す。
【0010】
本開示の実施形態においてグランドとは、基準となる0V(ゼロボルト)の電位を有する基準導電部を指す又は0Vの電位そのものを指す。基準導電部は金属等の導体を用いて形成されて良い。0Vの電位をグランド電位と称することもある。本開示の実施形態において、特に基準を設けずに示される電圧はグランドから見た電位を表す。任意の回路素子、端子及びノードなど、回路を形成する複数の部位間についての接続とは、特に記述なき限り、電気的な接続を指すと解して良い。
(【0011】以降は省略されています)

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