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公開番号2024123270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-10
出願番号2024106407,2021531819
出願日2024-07-01,2019-12-20
発明の名称通気空洞を有するエアロゾル発生物品
出願人フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A24D 1/20 20200101AFI20240903BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】通気空洞を有するエアロゾル発生物品を提供する。
【解決手段】加熱時に吸入可能なエアロゾルを生成するためのエアロゾル発生物品10は、エアロゾル発生基体のロッド12と、マウスピースセグメント18と、ロッド12とマウスピースセグメント18との間の中空の管状セグメント16と、を含む。中空の管セグメント16は、マウスピースセグメント18の上流端まで全体に延びる空洞を画定する。物品10は、中空の管状セグメント16の上流端から中空の管状セグメント16に沿って約18ミリメートル未満の位置にある、通気ゾーン26をさらに含む。中空の管状セグメント16の外周壁の厚さは約1.5ミリメートル未満である。エアロゾル発生基体のロッド12は、乾燥質量基準で少なくとも約10パーセントのエアロゾル形成体含有量を有する。エアロゾル発生物品は、少なくとも約10パーセントの通気レベルを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
加熱時に吸入可能なエアロゾルを生成するためのエアロゾル発生物品であって、前記エアロゾル発生物品が、
エアロゾル発生基体のロッドと、
濾過材料のプラグを含むマウスピースセグメントであって、前記ロッドの下流に配置され、かつ前記ロッドと長軸方向に整列される、マウスピースセグメントと、
前記ロッドと前記マウスピースセグメントとの間の位置にある中空の管状セグメントであって、前記ロッドおよび前記マウスピースセグメントと長軸方向に整列され、前記マウスピースセグメントの上流端まで延在する空洞を画定する、中空の管状セグメントと、
前記中空の管状セグメントの上流端から前記中空の管状セグメントに沿って約18ミリメートル未満の位置にある、通気ゾーンと、を含み、
前記中空の管状セグメントの外周壁の厚さが約1.5ミリメートル未満であり、
前記エアロゾル発生基体のロッドが、少なくともエアロゾル形成体を含み、前記エアロゾル発生基体のロッドが、乾燥質量基準で少なくとも約10パーセントのエアロゾル形成体含有量を有し、
前記エアロゾル発生物品が、少なくとも約10パーセントの通気レベルを有する、エアロゾル発生物品。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記中空の管状セグメントがラッパーを含み、前記ラッパーが前記ロッドおよび前記マウスピースセグメントを囲む、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項3】
前記中空の管状セグメントが、高分子材料またはセルロース系材料から形成された管を含み、前記加熱式エアロゾル発生物品がさらに前記ロッド、前記管、および前記マウスピースセグメントを囲むラッパーを含む、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項4】
前記通気ゾーンが、前記マウスピースセグメントの上流端から前記中空の管状セグメントに沿って少なくとも2ミリメートルの位置にある、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項5】
前記通気ゾーンが、前記マウスピースセグメントの下流端から前記中空の管状セグメントに沿って25ミリメートル未満の位置にある、請求項4に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項6】
前記エアロゾル発生物品が、約60パーセント未満の通気レベルを有する、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項7】
前記ロッドが、約15ミリメートル未満の長さを有する、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項8】
前記中空の管状セグメントが、約10ミリメートル~約30ミリメートルの長さを有する、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項9】
前記エアロゾル発生物品の全長が、約40ミリメートル~約70ミリメートルである、請求項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項10】
前記中空の管状セグメントの前記厚さが少なくとも約100マイクロメートルである、請求項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱時に吸入可能なエアロゾルを発生させるように適合されたエアロゾル発生基体を備えるエアロゾル発生物品に関連する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
たばこ含有基体などのエアロゾル発生基体が燃焼されるのではなく加熱されるエアロゾル発生物品は、当業界で周知である。典型的に、こうした加熱式喫煙物品においてエアロゾルは、熱源からの熱を、物理的に分離されたエアロゾル発生基体または材料に伝達することによって発生され、このエアロゾル発生基体または材料は熱源に接触して、または熱源の中に、または熱源の周囲に、または熱源の下流に位置していてもよい。エアロゾル発生物品の使用中、揮発性化合物は、熱源からの熱伝達によってエアロゾル発生基体から放出され、エアロゾル発生物品を通して引き出された空気中に同伴される。放出された化合物は冷えるにつれて凝縮してエアロゾルを形成する。
【0003】
数多くの先行技術文書は、エアロゾル発生物品を消費するためのエアロゾル発生装置を開示している。こうした装置としては、例えばエアロゾル発生装置の一つ以上の電気ヒーター要素から加熱式エアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体への熱伝達によってエアロゾルが発生される、電気加熱式のエアロゾル発生装置が挙げられる。
【0004】
加熱式エアロゾル発生物品用の基体はこれまで典型的に、たばこ材料の無作為な向きの断片、ストランド、または細片を使用して生産されてきた。別の方法として、たばこ材料のシートの集合体から形成される、加熱式エアロゾル発生物品用のロッドが、例えば、国際特許出願WO-A-2012/164009号に提案されている。WO-A-2012/164009号で開示されたロッドは、空気がロッドを通して引き出されることを可能にする長軸方向の空隙率を有する。事実上、たばこ材料シートの集合体内の折り目は、ロッドを通した長軸方向のチャネルを画定する。
【0005】
加熱式エアロゾル発生物品用の代替的なロッドは、国際特許出願WO-A-2011/101164号から周知である。これらのロッドは、均質化したたばこ材料のより糸から形成され、粒子状たばこおよび少なくとも一つのエアロゾル形成体を含む混合物を鋳造、圧延、カレンダ成形、または押し出して、均質化したたばこ材料のシートを形成することによって形成されうる。また、代替的な実施形態において、WO-A-2011/101164号のロッドは、粒子状たばこおよび少なくとも一つのエアロゾル形成体を含む混合物を押し出して、均質化したたばこ材料の連続的な長さを形成することによって得られる均質化したたばこ材料のより糸から形成されうる。
【0006】
加熱式エアロゾル発生物品用の基体は通常、エアロゾル形成体、すなわち、使用時にエアロゾルの形成を促進し、エアロゾル発生物品の使用温度で熱分解に対して実質的に耐性があることが好ましい化合物または化合物の混合物をさらに含む。適切なエアロゾル形成体の例には、多価アルコール(プロピレングリコール、トリエチレングリコール、1,3-ブタンジオールおよびグリセリンなど)、多価アルコールのエステル(グリセロールモノ-、ジ-またはトリアセテートなど)、およびモノ-、ジ-またはポリカルボン酸の脂肪族エステル(ドデカン二酸ジメチルおよびテトラデカン二酸ジメチルなど)が挙げられる。
【0007】
また、加熱時に吸入可能なエアロゾルを生成するための、同一のラッパー内で基体と共に組み立てられる一つ以上の追加的な要素をエアロゾル発生物品内に含めることが一般的である。こうした追加的な要素の例には、マウスピース濾過セグメント、エアロゾル発生物品に構造的強度を与えるように適合された支持要素、マウスピースに到達する前のエアロゾルの冷却に有利に働くように適合された冷却要素等が含まれる。ところが、こうした追加的な要素の包含は、それらの有利な効果を考慮して提案されているが、一般的にエアロゾル発生物品の全体的な構造を複雑にし、製造をより複雑かつ高価にする。実際には、このような複数要素エアロゾル発生物品の製造は、一般的により複雑な製造機械および機械の組み合わせを必要とする。
【0008】
この点から、より単純な構造を有するエアロゾル発生物品が提案されてきた。しかし、例えば、エアロゾル冷却要素などの特定の追加的構成要素が存在しない場合、消費者に満足のいくエアロゾル送達およびRTDを一貫して提供するエアロゾル発生物品を製造することはより困難となりうる。
【0009】
従って、使用中に消費者に満足のいくエアロゾル送達を一貫して提供することを可能にするエアロゾル発生物品を提供することが望ましい。さらに、こうした満足のいくRTD値を有する改善されたエアロゾル発生物品を提供することが望ましい。効率的かつ高速で製造され、好ましくは物品間のRTD変動が小さい、こうしたエアロゾル発生物品を提供することも同様に望ましい。本発明は、上述の望ましい結果のうち少なくとも一つを達成するよう適合された技術的解決策を提供することを目的とする。
【発明の概要】
【0010】
本発明の一態様によれば、加熱時に吸入可能なエアロゾルを生成するためのエアロゾル発生物品が提供されており、エアロゾル発生物品は、
エアロゾル発生基体のロッドと、濾過材料のプラグを含み、ロッドの下流に配置され、かつ第一のセグメントと長軸方向に整列されたマウスピースセグメントと、ロッドとマウスピースセグメントとの間の位置にある中空の管状セグメントとを備える。中空管セグメントは、ロッドおよびマウスピースセグメントと長軸方向に整列されている。さらに、中空の管状セグメントは、マウスピースセグメントの上流端まで全体に延びる空洞を画定する。エアロゾル発生物品は、中空の管状セグメントの上流端から中空の管状セグメントに沿って約18ミリメートル未満の位置にある、通気ゾーンをさらに含む。中空の管状セグメントの周辺壁の厚さは約1.5ミリメートル未満である。エアロゾル発生基体のロッドは、少なくともエアロゾル形成体を含み、エアロゾル発生基体のロッドは、乾燥質量基準で少なくとも約10パーセントのエアロゾル形成体含有量を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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