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公開番号
2024122658
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023030322
出願日
2023-02-28
発明の名称
ストレス検出装置およびストレス検出システム
出願人
京セラ株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
A61B
5/16 20060101AFI20240902BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】対象者の慢性的なストレスの状態を客観的に迅速で精度良く検出する。
【解決手段】検出装置(2)は、対象者の意思とは無関係に所定の刺激を該対象者の身体に与えた時点を含む所定の期間に計測された、対象者の生体データを取得し、前記生体データから、所定の刺激に対する対象者の応答パターンを解析し、前記応答パターンに基づいて対象者の慢性的なストレス状態を検出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
対象者の意思とは無関係に短期ストレスとしての所定の刺激を該対象者の身体に与えた時点を含む所定の期間に計測された、前記対象者の生体データを取得する取得部と、
前記生体データから、前記所定の刺激に対する前記対象者の応答パターンを解析する解析部と、
前記応答パターンに基づいて、前記対象者の慢性的なストレス状態を検出する検出部と、
を備えるストレス検出装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記刺激は、前記対象者の触覚、視覚、聴覚、嗅覚および味覚のうちの少なくとも何れか1つに対する刺激である
請求項1に記載のストレス検出装置。
【請求項3】
前記刺激は、前記対象者の特殊感覚、体性感覚、内臓感覚、運動感覚および掻痒感のうちの少なくとも何れか1つに対する刺激である
請求項1に記載のストレス検出装置。
【請求項4】
前記刺激は、電気、光および音のうちの何れか1つによる刺激である
請求項1に記載のストレス検出装置。
【請求項5】
前記刺激は、前記対象者に対する、10ミリ秒以内の刺激である
請求項1に記載のストレス検出装置。
【請求項6】
前記取得部は、前記刺激が与えられた時点の20秒前の時点から前記刺激が与えられた時点の20秒後の時点までの期間を含む対象期間内に計測された前記生体データを取得する
請求項1に記載のストレス検出装置。
【請求項7】
前記生体データは皮膚電位、血流量、脈波、心電図データ、瞳孔径、呼吸数および呼吸の深さのうちの少なくとも1つである
請求項1に記載のストレス検出装置。
【請求項8】
前記解析部は、前記所定の刺激の前後に計測された前記生体データの変化率のパターンを前記生体データの応答パターンとして解析する
請求項1に記載のストレス検出装置。
【請求項9】
前記解析部は、前記所定の刺激の前後に計測された前記生体データが示すグラフにおける波形形状のパターンを前記生体データの応答パターンとして解析する
請求項1に記載のストレス検出装置。
【請求項10】
対象者の意思とは無関係に短期ストレスとしての所定の刺激を該対象者の身体に与える刺激装置と、
前記所定の刺激が該対象者の身体に与えた時点を含む所定の期間における前記対象者の生体データを計測するセンサ装置と、
請求項1に記載のストレス検出装置と、
前記ストレス検出装置が検出した前記対象者の慢性的なストレス状態に関する情報を出力する出力装置と
を含むストレス検出システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は対象者の慢性的なストレス状態を検出するストレス検出装置およびストレス検出システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
対象者の慢性的なストレス状態を把握することは、対象者の健康管理に重要である。しかし、対象者は自身の慢性的なストレス状態を自覚することは困難である場合がある。例えば、特許文献1には、ユーザの慢性的なメンタルストレスを推定し、推定されたストレスに応じた情報を提供するストレス推定システム等が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6803299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
対象者の慢性的なストレス状態には、慢性的な心身のストレス状態が含まれる。特許文献1に記載のストレス推定システムは、対象者の慢性的なメンタルストレスを推定するものの、慢性的なストレス状態の全体を推定するものではない。また、慢性的なストレスの判定には運転開始時と運転中の短期ストレスの値の変化を追う必要があり判定には時間がかかる。対象者の健康管理のためには、対象者が自分のストレス状態を把握したい場合に、対象者の心身の慢性的なストレスの状態を気軽に短時間で精度良く把握できることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の課題を解決するために、本開示の一態様に係るストレス検出装置は、対象者の意思とは無関係に短期ストレスとしての所定の刺激を該対象者の身体に与えた時点を含む所定の期間に計測された、前記対象者の生体データを取得する取得部と、前記生体データから、前記所定の刺激に対する前記対象者の応答パターンを解析する解析部と、前記応答パターンに基づいて、前記対象者の慢性的なストレス状態を検出する検出部と、を備える。
【0006】
本開示の各態様に係るストレス検出装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記ストレス検出装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記ストレス検出装置をコンピュータにて実現させるストレス検出装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本開示の範疇に入る。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、対象者の心身の慢性的なストレスを短時間に高い精度で検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態1に係る検出システムの概要を示す図である。
本実施形態1に係る検出システムの構成の一例を示す機能ブロック図である。
本実施形態1に係る検出装置における検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
電気刺激前後の対象者のEDAの変化の一例を示す図である。
慢性的なストレス状態である対象者群および慢性的なストレス状態ではない対象者群における電気刺激前後のEDAの変化率の一例を示す図である。
慢性的なストレス状態である対象者および慢性的なストレス状態ではない対象者における所定の刺激後の生理的反応の一例を示す図である。
慢性的なストレス状態である対象者および慢性的なストレス状態ではない対象者における2つの特徴量の分布の一例を示す図である。
本実施形態2に係る検出システムの概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施形態1〕
(概要)
発明者らは、対象者の意思とは無関係に、短期ストレスとして該対象者の身体に与えた刺激に対する対象者の生体データの応答パターンを用いた慢性的なストレス状態の検出結果が、以下の検出結果を精度よく推定できることを観測した。推定できる当該検出結果とは、客観的に慢性的なストレス状態を評価するバイオマーカ群を用いた慢性的なストレス状態の検出結果である。ストレス状態とは、例えば、心身に負荷がかかっている状態を意味する。また、慢性的なストレス状態とは、長期に亘りストレス状態が維持している状態を意味する。本開示において、対象がヒトである場合について説明するが、人には限られない。すなわち、本開示に係る「対象者」は、例えば、ウマ科、ネコ科、イヌ科、ウシ科またはブタ科等のヒト以外の哺乳動物または脊椎動物であってもよい。そして、本開示は、これらの動物に対しても適用可能な実施形態であれば、「対象者」を「動物」と言い換えた実施形態も含むものである。
【0010】
当該観測結果の詳細については、後述の実施例1にて説明する。この観測結果を契機に、発明者らは、対象者の意思とは無関係に対象者の身体に与えた短期ストレスとしての刺激に対する対象者の生体データの応答パターンから、対象者の慢性的なストレス状態を検出する検出装置2を見出した。
(【0011】以降は省略されています)
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