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公開番号
2024121592
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028772
出願日
2023-02-27
発明の名称
電源装置
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F03D
13/00 20160101AFI20240830BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約
【課題】低コストで、且つ、風車取り付け後の調整工数を低減できる電源装置を提供する。
【解決手段】電源装置1は、風車支柱14と風車翼16とを有する風車2と、風車2の回転によって発電する発電機4と、発電機4と共に風車2を備えたコンテナ6と、コンテナ6の壁面に風車2を上下動可能に設置する直動案内装置24とを備えている。直動案内装置24は、上下方向に延びるガイド部材42と、ガイド部材42に沿って移動するスライド部材44とを有している。さらに、風車2とコンテナ6との間に、風車2をコンテナ6に固定するとともに、風車2とコンテナ6との隙間を調整する隙間調整部材26が設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
風車支柱と風車翼とを有する風車と、前記風車の回転によって発電する発電機と、前記発電機と共に前記風車を備えたコンテナと、前記コンテナの壁面に前記風車を上下動可能にする直動案内装置とを備えた電源装置であって、
前記風車と前記コンテナとの間に、前記風車を前記コンテナに固定し、前記風車と前記コンテナとの間の隙間を調整する隙間調整部材を備えた電源装置。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電源装置において、前記直動案内装置は、上下方向に延びるガイド部材と、前記ガイド部材に沿って移動するスライド部材とを有し、
前記スライド部材は、前記ガイド部材の手前側に当接する上側の第1のローラと、前記ガイド部材の奥側に当接する下側の第2のローラとを有している電源装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の電源装置において、前記コンテナは、水平方向に延びるコンテナ上側梁およびコンテナ下側梁と、これらコンテナ上側およびコンテナ下側梁を連結する複数のコンテナ柱とを有し、
前記風車支柱が、前記締結部材により前記コンテナ上側梁に固定されている電源装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、未電化地域や災害の被災地等での電力供給減として簡易に移動設置できる電源装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
直動案内装置を利用した風力発電装置が提案されている(例えば、特許文献1,2)。従来の直動案内装置では、リニアガイドのような精度の高い直動案内装置が適用されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-169637号公報
特開2022-054905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、リニアガイドのような精度の高い直動案内装置は、構造が複雑で、コストも嵩む。また、リニアガイドのような精度の高い直動案内装置はあそびがなく、風車を立上げたあとのコンテナとの固定部との隙間の調整に工数がかかる。
【0005】
本発明の目的は、低コストで、且つ、風車取り付け後の調整工数を低減できる電源装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電源装置は、風車支柱と風車翼とを有する風車と、前記風車の回転によって発電する発電機と、前記発電機と共に前記風車を備えたコンテナと、前記コンテナの壁面に前記風車を上下動可能にする直動案内装置とを備えた電源装置であって、前記風車と前記コンテナとの間に、前記風車を前記コンテナに固定するとともに、前記風車と前記コンテナとの間の隙間を調整する隙間調整部材が設けられている。ガイド部材は、例えば、H鋼、I鋼、溝形鋼である。
【0007】
この構成によれば、直動案内装置に、例えばH鋼のようなガイド部材を用いることで、構造がシンプルになりコストが下がる。また、風車を立ち上げる際に、風車が、隙間調整部材を介してコンテナに固定される。これにより、隙間調整部材と風車との間にあそびをもたせることができ、隙間調整部材と風車支柱との間のすきま調整の工数が減る。すきま調整後に、隙間調整部材と風車は、密着した状態で締結部材によりで固定することができる。
【0008】
本発明において、前記直動案内装置は、上下方向に延びるガイド部材と、前記ガイド部材に沿って移動するスライド部材とを有し、前記スライド部材は、前記ガイド部材の手前側に当接する上側の第1のローラと、前記ガイド部材の奥側に当接する下側の第2のローラとを有していてもよい。ここで、「手前側」とは風車支柱側をいい、「奥側」とはコンテナの壁面側をいう。この構成によれば、上側の第1のローラが手前側のみに当接し、下側の第2のローラが奥側のみに当接するようにすることで、風車は奥方向にあそびができる。これにより、隙間調整部材と風車支柱のすきまをあけた状態で風車が取り付けられ、立上げ後にすきまを無くした状態で締結部材により固定することができる。
【0009】
本発明において、前記コンテナは、水平方向に延びるコンテナ上側梁およびコンテナ下側梁と、これらコンテナ上側およびコンテナ下側梁を連結する複数のコンテナ柱とを有し、前記風車支柱が、前記締結部材により前記コンテナ上側梁に固定されていてもよい。この構成によれば、風車支柱が、強度の高い梁に固定されるので、コンテナ内への風車発電音の伝達を抑えることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の電源装置によれば、直動案内装置の構造がシンプルになりコストが下がるうえに、隙間調整部材と風車支柱との間にあそびをもたせて、隙間調整部材と風車支柱との間のすきま調整の工数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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