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公開番号
2024120930
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2024100574,2021567450
出願日
2024-06-21,2020-12-21
発明の名称
撥水剤組成物、撥水剤組成物の製造方法、および、繊維製品
出願人
三井化学株式会社
,
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
33/06 20060101AFI20240829BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】撥水性に優れる撥水剤組成物、その撥水剤組成物の製造方法、および、その撥水剤組成物による撥水処理物である繊維製品を提供すること。
【解決手段】撥水剤組成物は、ポリウレタン樹脂化合物と、非フッ素撥水性化合物と、界面活性剤と、液体媒体とを含む。ポリウレタン樹脂化合物は、第1ポリウレタン樹脂化合物と、第2ポリウレタン樹脂化合物と、第3ポリウレタン樹脂化合物とからなるからなる群から選択される少なくとも1種を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリウレタン樹脂化合物と、非フッ素撥水性化合物と、界面活性剤と、液体媒体とを含み、
前記ポリウレタン樹脂化合物が、
下記(A)第1ポリウレタン樹脂化合物と、
下記(B)第2ポリウレタン樹脂化合物と、
下記(C)第3ポリウレタン樹脂化合物とからなる群から選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする、撥水剤組成物。
(A)平均イソシアネート基数2以上の第1脂肪族ポリイソシアネート誘導体と、
炭素数12以上30以下の炭化水素基および活性水素基を併有する第1長鎖活性水素化合物と、
活性水素基およびカチオン性基を併有するカチオン性活性水素化合物と、
カチオン性基と塩を形成する酸化合物との反応生成物であり、
前記炭化水素基の濃度が、30%以上85%以下である第1ポリウレタン樹脂化合物。
(B)イソシアネート化合物と、
炭素数12以上30以下のアルキル基を有するアルキルソルビタン、炭素数12以上30以下のアルキル基を有するアルキルシトレートおよび炭素数12以上30以下のアルキル基を有するペンタエリスリトールエステルからなる群から選択される少なくとも1種との反応生成物を含む第2ポリウレタン樹脂化合物。
(C)平均イソシアネート基数2以上の第2脂肪族ポリイソシアネート誘導体と、炭素数12以上30以下の炭化水素基および活性水素基を併有する第2長鎖活性水素化合物との反応生成物を含む第3ポリウレタン樹脂化合物。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記ポリウレタン樹脂化合物および前記非フッ素撥水性化合物の総量100質量部に対して、前記非フッ素撥水性化合物の配合割合が、0.1質量部以上99質量部以下であることを特徴とする、請求項1に記載の撥水剤組成物。
【請求項3】
前記非フッ素撥水性化合物が、下記式(1)に示す長鎖脂肪族炭化水素基含有(メタ)アクリレートおよび/または下記式(2)に示すアミド基含有モノマーに由来する構成単位を含む重合体であることを特徴とする、請求項1に記載の撥水剤組成物。
JPEG
2024120930000015.jpg
28
144
(上記式(1)中、R
1
は、水素原子またはメチル基を示し、R
2
は、炭素数18以上炭素数30以下の直鎖状または分岐状の長鎖脂肪族炭化水素基を示す。)
JPEG
2024120930000016.jpg
43
145
(上記式(2)中、R
3
は、エチレン性不飽和二重結合基を有する有機残基を示し、R
4
は、炭素数7以上30以下の1価の炭化水素基を示し、R
5
は、炭素数1以上5以下の2価の炭化水素基を示す。)
【請求項4】
前記非フッ素撥水性化合物が、反応性乳化剤に由来する構成単位を含む重合体であることを特徴とする、請求項3に記載の撥水剤組成物。
【請求項5】
前記反応性乳化剤が、下記式(3)で示されることを特徴とする、請求項4に記載の撥水剤組成物。
JPEG
2024120930000017.jpg
44
145
(上記式(3)中、R
10
は、炭素数12以上20以下のエチレン性不飽和二重結合基を有する有機残基を示し、R
11
は、炭素数2以上10以下のオキシアルキレン基を示す。)
【請求項6】
前記非フッ素撥水性化合物が、デンドリマー系撥水剤であることを特徴とする、請求項1に記載の撥水剤組成物。
【請求項7】
ブロックイソシアネート化合物、シリコーン重合体およびワックスからなる群から選択される少なくとも1種以上を含むことを特徴とする、請求項1に記載の撥水剤組成物。
【請求項8】
前記第1脂肪族ポリイソシアネート誘導体が、脂肪族ポリイソシアネートのイソシアヌレート誘導体を含むことを特徴とする、請求項1に記載の撥水剤組成物。
【請求項9】
前記第1ポリウレタン樹脂化合物の前記カチオン性活性水素化合物において、
前記カチオン性基が、3級アミノ基であり、
前記活性水素基が、水酸基であり、
前記カチオン性活性水素化合物は、1分子あたり2つ以上の水酸基を有することを特徴とする、請求項1に記載の撥水剤組成物。
【請求項10】
請求項3に記載の撥水剤組成物の製造方法であって、
前記ポリウレタン樹脂化合物と前記界面活性剤と前記液体媒体との存在下において、前記モノマー成分を重合することにより、前記非フッ素撥水性化合物を生成することを特徴とする、撥水剤組成物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撥水剤組成物、撥水剤組成物の製造方法、および、繊維製品に関し、詳しくは、撥水剤組成物、その撥水剤組成物の製造方法、その撥水剤組成物による撥水処理物である繊維製品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、撥水剤として、フッ素化合物を含むフッ素系撥水剤が知られている。この撥水剤を、繊維製品などの基材に対して処理すると、良好な撥水性を示す。
【0003】
一方、近年、フッ素による環境負荷に対する影響を考慮して、フッ素化合物を含まない非フッ素系撥水剤の需要が高まっている。
【0004】
このような非フッ素系撥水剤として、例えば、非フッ素重合体と、界面活性剤と、液体媒体とを含む表面処理剤が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2015-120894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、非フッ素系撥水剤には、撥水性のさらなる向上が要求されている。
【0007】
本発明は、撥水性に優れる撥水剤組成物、その撥水剤組成物の製造方法、および、その撥水剤組成物による撥水処理物である繊維製品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明[1]は、ポリウレタン樹脂化合物と、非フッ素撥水性化合物と、界面活性剤と、液体媒体とを含み、前記ポリウレタン樹脂化合物が、下記(A)第1ポリウレタン樹脂化合物と、下記(B)第2ポリウレタン樹脂化合物と、下記(C)第3ポリウレタン樹脂化合物とからなる群から選択される少なくとも1種を含む、撥水剤組成物である。
(A)平均イソシアネート基数2以上の第1脂肪族ポリイソシアネート誘導体と、炭素数12以上30以下の炭化水素基および活性水素基を併有する第1長鎖活性水素化合物と、活性水素基およびカチオン性基を併有するカチオン性活性水素化合物と、カチオン性基と塩を形成する酸化合物との反応生成物であり、前記炭化水素基の濃度が、30%以上85%以下である第1ポリウレタン樹脂化合物。
(B)イソシアネート化合物と、炭素数12以上30以下のアルキル基を有するアルキルソルビタン、炭素数12以上30以下のアルキル基を有するアルキルシトレートおよび炭素数12以上30以下のアルキル基を有するペンタエリスリトールエステルからなる群から選択される少なくとも1種との反応生成物を含む第2ポリウレタン樹脂化合物。
(C)平均イソシアネート基数2以上の第2脂肪族ポリイソシアネート誘導体と、炭素数12以上30以下の炭化水素基および活性水素基を併有する第2長鎖活性水素化合物との反応生成物を含む第3ポリウレタン樹脂化合物。
【0009】
本発明[2]は、前記ポリウレタン樹脂化合物および前記非フッ素撥水性化合物の総量100質量部に対して、前記非フッ素撥水性化合物の配合割合が、0.1質量部以上99質量部以下である、上記[1]に記載の撥水剤組成物を含んでいる。
【0010】
本発明[3]は、前記非フッ素撥水性化合物が、下記式(1)に示す長鎖脂肪族炭化水素基含有(メタ)アクリレートおよび/または下記式(2)に示すアミド基含有モノマーに由来する構成単位を含む重合体である、上記[1]または[2]に記載の撥水剤組成物を含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
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