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公開番号
2024119052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2024022176
出願日
2024-02-16
発明の名称
濃縮装置
出願人
メタウォーター株式会社
代理人
弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類
B01D
29/00 20060101AFI20240826BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】被処理物の濃縮を効率的に行いつつ、被処理物の濃縮に要する電力を抑制する濃縮装置を提供する。
【解決手段】被処理物を濃縮する濃縮部と、被処理物の位置エネルギーを濃縮部における濃縮動作の運動エネルギーへと変換する変換部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被処理物を濃縮する濃縮部と、
前記被処理物の位置エネルギーを前記濃縮部における濃縮動作の運動エネルギーへと変換する変換部と、を備える濃縮装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記変換部は、
第1歯車と、
前記第1歯車の歯と噛合する第1動力伝達部材と、を有し、
前記第1動力伝達部材は、前記被処理物の位置エネルギーを前記第1歯車へ伝達し、前記第1歯車が回転することによって前記濃縮部に動力を伝達する、請求項1に記載された濃縮装置。
【請求項3】
前記濃縮部は、
前記被処理物を濾過する濾過体と、
前記第1歯車の回転により駆動するスクリューコンベヤと、を有し、
前記スクリューコンベヤは、前記濾過体に置かれた前記被処理物を移動させて濃縮する、請求項2に記載された濃縮装置。
【請求項4】
前記濃縮部と連結し、前記濃縮部が循環するように前記濃縮部を搬送する搬送部を備える、請求項3に記載された濃縮装置。
【請求項5】
前記搬送部は、
第2歯車と、
前記第2歯車の歯と噛合する第2動力伝達部材と、を有し、
前記第2動力伝達部材は、前記濃縮部と連結し、前記被処理物の位置エネルギーを前記第2歯車へ伝達する、請求項4に記載された濃縮装置。
【請求項6】
前記搬送部は、外周において前記濃縮部と接続する回転部材を有し、
前記回転部材は、前記被処理物の位置エネルギーによって回転する、請求項4に記載された濃縮装置。
【請求項7】
前記濾過体は、
前記被処理物の濃縮によって前記被処理物から分離した液体を排出する複数の排出孔と、
前記複数の排出孔から排出された前記液体を案内する案内板と、を有する、請求項3に記載された濃縮装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、濃縮装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、被処理物を濃縮する濃縮装置(以下、単に濃縮装置とも呼ぶ)として、被処理物の比重差を利用した重力沈降によって被処理物を濃縮する重力濃縮機や、ベルトやスクリュー等の機械的な動力によって被処理物を濃縮する機械濃縮機が用いられている(特許文献1及び2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-136201号公報
特開2017-000911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような濃縮装置において、被処理物の濃縮を十分に行いつつ、被処理物の濃縮に要する電力を抑制することを可能とする方法が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示にかかる濃縮装置は、被処理物を濃縮する濃縮部と、前記被処理物の位置エネルギーを前記濃縮部における濃縮動作の運動エネルギーへと変換する変換部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示における濃縮装置によれば、被処理物の濃縮を効率的に行いつつ、被処理物の濃縮に要する電力を抑制することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施の形態における処理システム1000の構成について説明する図である。
図2は、第1の実施の形態における濃縮装置100の構成について説明する斜視図である。
図3は、第1の実施の形態における濃縮装置100の概略構成について説明する側面断面図である。
図4は、第1の実施の形態におけるスクリューコンベヤ22の構成について説明する側面図である。
図5は、第1の実施の形態における濾過体21及びスクリューコンベヤ22の構成について説明する正面図及び背面図である。
図6は、第1の実施の形態における動力伝達部材44の詳細構成について説明する正面図である。
図7は、制御装置700のハードウエア構成を説明する図である。
図8は、制御装置700の機能について説明する図である。
図9は、第1の変形例におけるスクリューコンベヤ22の構成について説明する側面図である。
図10は、第2の実施の形態における濃縮装置200の構成について説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる説明は限定的な意味に解釈されるべきではなく、特許請求の範囲に記載の主題を限定するものではない。また、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することがなく様々な変更や置換や改変をすることができる。また、異なる実施の形態を適宜組み合わせることができる。
【0009】
[第1の実施の形態における処理システム1000]
初めに、第1の実施の形態における処理システム1000の構成について説明を行う。図1は、第1の実施の形態における処理システム1000の構成について説明する図である。
【0010】
処理システム1000は、例えば、下水等の液体(以下、被処理水とも呼ぶ)の処理を行う水処理システムである。具体的に、処理システム1000は、図1に示すように、例えば、最初沈殿池300と、槽400(以下、反応槽400とも呼ぶ)と、最終沈殿池500と、脱水装置600とを有する。また、処理システム1000は、例えば、濃縮装置100aと、濃縮装置100bとを有する。以下、濃縮装置100a及び濃縮装置100bを総称して単に濃縮装置100とも呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)
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