TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024115217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023020800
出願日2023-02-14
発明の名称エポキシ樹脂組成物
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08G 59/40 20060101AFI20240819BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】フィルムの製造工程中での安定性、及びフィルム状態での保存安定性に優れ、かつ低温硬化性にも優れたエポキシ樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)エポキシ樹脂と、(B)硬化剤と、を含むエポキシ樹脂組成物であって、
前記(B)硬化剤の水酸基価が50~500mgKOH/gであり、アミン価が50~500mgKOH/gである、エポキシ樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)エポキシ樹脂と、
(B)硬化剤と、
を含むエポキシ樹脂組成物であって、
前記(B)硬化剤の水酸基価が50~500mgKOH/gであり、アミン価が50~500mgKOH/gである、
エポキシ樹脂組成物。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
(C)反応性希釈剤を、さらに含む、
請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項3】
前記(B)硬化剤が、コアの表面がシェルにより被覆されたマイクロカプセル型硬化剤である、
請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項4】
25℃での粘度が100Pa・s以下である、
請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項5】
前記(B)硬化剤の含有量が、
前記(A)エポキシ樹脂100質量部に対し、50~100質量部である、
請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、
ペースト状組成物。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、
フィルム状組成物。
【請求項8】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、
接着剤。
【請求項9】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、
接合用ペースト。
【請求項10】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、
接合用フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エポキシ樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、エポキシ樹脂は、電気電子部品の絶縁材料、封止材料、接着剤、導電性材料や繊維強化プラスチックのマトリックス樹脂、モーターコイルの含浸固着剤等の、幅広い用途に利用されている。
【0003】
昨今の電子デバイス機器に対する要求は、小型化、高機能化、軽量化、多機能化、と多岐にわたっており、半導体チップの実装技術においても、電極パッドとパッドピッチとのファインピッチ化による一層の微細化、小型化、高密度化が進んでいる。特に、電子材料の小型化及び薄型化に伴い、接着層や絶縁層を薄くすることを目的として、フィルム形状のエポキシ樹脂組成物の重要性が増している。
【0004】
フィルム形状のエポキシ樹脂組成物に関しては、例えば、特許文献1に、薄膜形成性、保存安定性、及び硬化性に優れたエポキシ樹脂組成物を用いたドライフィルムが開示されている。
また、特許文献2には、硬化性、耐溶剤性及び貯蔵安定性に優れる硬化剤、及びマイクロカプセル型硬化剤を用いたエポキシ樹脂組成物を用いたフィルム形状のエポキシ樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-152780号公報
特許第6619628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記フィルム形状のエポキシ樹脂組成物を得るためには、エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、及びフィルム形成用ポリマー等の成分を溶剤に溶解した塗液を調製し、前記塗液を所定の支持体上に塗工し、その後、乾燥処理を実施することにより、フィルムを作製する。そのため、前記塗液には、塗液としての保存安定性、塗液を塗工及び乾燥する際のフィルムの製造工程中での安定性、及びフィルム状態での安定性が強く求められている。また、前記フィルムは、半導体構成部材への影響を低減化するために、低温での硬化性、例えば130℃付近での十分な硬化性が求められている。
【0007】
上述したような、エポキシ樹脂組成物への各種要求に対して、特許文献1、2に開示されている1液型エポキシ樹脂組成物は、フィルム製造工程中での安定性とフィルム状態での保存安定性の両立に関して未だ改善の余地があると共に、これらのエポキシ樹脂組成物を用いたフィルムの、例えば130℃付近での低温域での硬化性に関して未だ改善の余地がある、という問題点を有している。
【0008】
そこで本発明においては、上述した従来技術の問題点に鑑み、フィルムの製造工程中での安定性、及びフィルム状態での保存安定性に優れつつ、130℃付近での低温硬化性に優れるフィルムを与えるエポキシ樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上述した課題を解決するために鋭意検討した結果、以下の技術的手段によって、上記の目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
【0010】
〔1〕
(A)エポキシ樹脂と、
(B)硬化剤と、
を含むエポキシ樹脂組成物であって、
前記(B)硬化剤の水酸基価が50~500mgKOH/gであり、アミン価が50~500mgKOH/gである、エポキシ樹脂組成物。
〔2〕
(C)反応性希釈剤を、さらに含む、前記〔1〕に記載のエポキシ樹脂組成物。
〔3〕
前記(B)硬化剤が、コアの表面がシェルにより被覆されたマイクロカプセル型硬化剤である、前記〔1〕又は〔2〕に記載のエポキシ樹脂組成物。
〔4〕
25℃での粘度が100Pa・s以下である、前記〔1〕乃至〔3〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物。
〔5〕
前記(B)硬化剤の含有量が、前記(A)エポキシ樹脂100質量部に対し、50~100質量部である、前記〔1〕乃至〔4〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物。
〔6〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、ペースト状組成物。
〔7〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、フィルム状組成物。
〔8〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、接着剤。
〔9〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、接合用ペースト。
〔10〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、接合用フィルム。
〔11〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、導電性材料。
〔12〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、異方導電性材料。
〔13〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、絶縁性材料。
〔14〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、封止材料。
〔15〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、コーティング用材料。
〔16〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、塗料組成物。
〔17〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、プリプレグ。
〔18〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、熱伝導性材料。
〔19〕
前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する、燃料電池用セパレータ材。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

旭化成株式会社
ゴム組成物
28日前
旭化成株式会社
熱履歴推定装置
22日前
旭化成株式会社
紫外線発光装置
27日前
旭化成株式会社
窒化物半導体素子
11日前
旭化成株式会社
エポキシ樹脂組成物
26日前
旭化成株式会社
エポキシ樹脂組成物
22日前
旭化成株式会社
ポリアミドの製造方法
8日前
旭化成株式会社
ポリアミドの製造方法
8日前
旭化成株式会社
環状化合物の製造方法
18日前
旭化成株式会社
ポリアミド樹脂組成物
12日前
旭化成株式会社
ポリアセタール樹脂組成物
18日前
旭化成株式会社
ワニス及びワニスの製造方法
21日前
旭化成株式会社
ポリエチレン組成物及び成形体
19日前
旭化成株式会社
ポリエチレン組成物、及び成形体
19日前
旭化成株式会社
原料液濃縮方法及び原料液濃縮装置
19日前
旭化成株式会社
水系塗料組成物及び複層塗膜の形成方法
26日前
旭化成株式会社
変性共役ジエン系重合体、及びゴム組成物
18日前
旭化成株式会社
連続繊維強化複合材料およびその製造方法
19日前
旭化成株式会社
人工皮革、及びそれを含む車両内装用表皮材
25日前
旭化成株式会社
酸化グラフェン層を有する中空糸状複合半透膜
26日前
旭化成株式会社
積層体
12日前
旭化成株式会社
水添ブロック共重合体、水添ブロック共重合体組成物、及び成形体
27日前
旭化成株式会社
ポリフェニレンエーテル、熱硬化性組成物、プリプレグ、及び積層体
4日前
旭化成株式会社
クロマトグラフィー担体を使用する酵素の固定化方法及び固定化酵素
20日前
旭化成株式会社
ブロックポリイソシアネート組成物、樹脂組成物、樹脂膜及び積層体
4日前
旭化成株式会社
ブロック共重合体、アスファルト組成物、及び改質アスファルト混合物
12日前
旭化成株式会社
ガラスクロス及びその製造方法、並びにプリプレグ及びプリント配線板
29日前
旭化成株式会社
クロマトグラフィー担体を使用するエンドトキシン及び/又は核酸の除去方法
20日前
旭化成株式会社
装置、方法、およびプログラム
14日前
旭化成株式会社
シロキサン分散架橋型セパレータ
27日前
旭化成株式会社
ガラスクロスの製造方法及びガラス糸
14日前
旭化成株式会社
水添ブロック共重合体、水添ブロック共重合体組成物、及び成形体
27日前
旭化成株式会社
ブロックポリイソシアネート組成物、ブロックポリイソシアネート組成物分散体、水系塗料組成物、塗膜及びコーティング基材
4日前
旭化成株式会社
エタノール及びエチレンの変換方法、プロピレンの製造方法、芳香族化合物の製造方法、並びに、エタノール及びエチレンの変換装置
11日前
東レ株式会社
フィルム
5日前
日精株式会社
プリプレグ
26日前
続きを見る