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公開番号2024112661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017864
出願日2023-02-08
発明の名称処分対象物の計量システム及び計量方法
出願人五洋建設株式会社,株式会社アクティオ,株式会社スカイシステム,株式会社 ダイトク,立山科学株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類G01G 19/02 20060101AFI20240814BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両に積載されている対象物の重量を記録する仕組みとして、より使い勝手のよい記録の仕組みを提供する。
【解決手段】重量算出部11は、車両に積載されている対象物の重量を算出する。工事識別部12は、車両に積載されている対象物に対応する工事を第1の識別方法により識別する。車両識別部13は、記対象物を積載している車両を、第2の識別方法により識別する。記録部15は、重量算出部11により算出された対象物の重量を、工事識別部12により識別された工事、及び、車両識別部13により識別された車両に対応付けて記録する。出力部16は、記録部15に記録されたデータを例えば表示、印刷、送信等の方法で出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両に積載されている処分対象物の重量を算出する重量算出部と、
前記車両に積載されている前記処分対象物の搬出元に対応する工事を第1の識別方法により識別する工事識別部と、
前記処分対象物を積載している前記車両を、第2の識別方法により識別する車両識別部と、
算出された前記処分対象物の重量を、識別された前記車両及び前記工事に対応付けて記録する記録部と
を備える処分対象物の計量システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記工事識別部は、前記車両に搭載された第1の記憶媒体から当該工事を識別するデータを無線で読み取る第1の識別方法により、当該工事を識別し、
前記車両識別部は、前記車両を撮像した画像データから当該車両を識別する文字又は数字を画像認識する第2の識別方法により、当該車両を識別する
請求項1記載の計量システム。
【請求項3】
前記工事識別部は、前記車両に搭載された第1の記憶媒体から前記工事を識別するデータを無線で読み取る第1の識別方法により、当該工事を識別し、
前記車両識別部は、前記車両に搭載された第2の記憶媒体から当該車両を識別するデータを無線で読み取る第2の識別方法により、当該車両を識別する
請求項1記載の計量システム。
【請求項4】
前記重量算出部は、
前記処分対象物を積載している前記車両の総重量を計量した結果を取得し、取得した前記総重量から、予め登録されている車体重量を減算することにより、前記処分対象物の重量を算出する請求項2または3記載の計量システム。
【請求項5】
前記重量算出部、前記車両識別部及び前記工事識別部は、前記車両が前記処分対象物を搬出する搬出場所に設けられており、
前記車両識別部及び前記工事識別部は、前記車両が前記処分対象物を搬入する搬入場所に設けられており、
前記記録部は、前記車両が前記処分対象物を搬入するときに識別された前記車両及び前記工事に対応付けて、前記算出された重量の処分対象物が前記工事より前記搬入場所に搬入されたことを記録する
請求項1記載の計量システム。
【請求項6】
前記重量算出部は、前記車両が前記処分対象物を搬入する搬入場所にも設けられており、
前記記録部は、前記車両が前記処分対象物を搬出するときに算出された前記処分対象物の重量と、前記車両が前記処分対象物を搬入するときに算出された前記処分対象物の重量とを照合する
請求項5記載の計量システム。
【請求項7】
前記照合の結果、前記処分対象物を搬出するときに算出された前記処分対象物の重量と、前記処分対象物を搬入するときに算出された前記処分対象物の重量間で、所定の誤差率を超過した重量差を認識した際には、警告を発する出力部を備える
請求項6記載の計量システム。
【請求項8】
車両に積載されている処分対象物の重量を算出する重量算出ステップと、
前記車両に搭載されている前記処分対象物の搬出元に対応する工事を第1の識別方法により識別する工事識別ステップと、
前記処分対象物を積載している前記車両を、第2の識別方法により識別する車両識別ステップと、
算出された前記処分対象物の重量を、識別された前記車両及び前記工事に紐付けて記録する記録ステップと
を備える対象物の計量方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に積載されて搬出又は搬入される処分対象物の重量を計量するための技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
工事現場等から排出される建設副産物における建設発生土には、その内容によって産業廃棄物とされるもの(汚泥や残土に産業廃棄物が含まれているもの)、他の工事等に転用されるもの(建設残土)、重金属、農薬、油などにより土壌が汚染された汚染土壌と呼ばれるものが含まれる。他の工事に転用できる建設残土と異なり、産業廃棄物や汚染土壌はトラック等の車両によって場外に搬出され、廃棄物中間処理場や場外処理場等の搬入場所へと搬入されて、種別に応じた処理が行われる。工事現場から搬出される産業破棄物や汚染土壌を管理するため、例えば特許文献1には、トラックのエリアの撮影画像を取得する第1撮像装置及 び第2撮像装置と、トラックのナンバープレートに係る車番とトラックの所属先等とを関連づけ記憶する車両マスタと、撮影画像に基きトラックの車番を認識し、該当する所属先等を取得し、車番と所属先等とを該オペレータ端末に送信する車両認識システムが開示されている。また、特許文献2には、積荷を積載した車両の重量を計量するシステムにおいて、車両データベースには車番・車両総重量・事業者名・積荷の種別等が登録されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-43113号公報
特開2013-015501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に積載されている産業廃棄物や汚染土壌などの場外処分対象物の重量を記録する場合には、その車両と、その車両に積載されている処分対象物の搬出元である工事名とをそれぞれ紐づけて記録する必要がある。
【0005】
本発明は、産業廃棄物や汚染土壌などの場外処分対象物を積載している車両を識別する方法と、その車両に積載されている処分対象物の搬出元に対応する工事名を識別する方法において異なる識別方法を用いたうえで両識別結果を紐づけさせることで、より使い勝手のよい記録の仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る対象物の計量システムは、車両に積載されている処分対象物の重量を算出する重量算出部と、前記車両に積載されている前記処分対象物の搬出元に対応する工事を第1の識別方法により識別する工事識別部と、前記処分対象物を積載している前記車両を、第2の識別方法により識別する車両識別部と、算出された前記処分対象物の重量を、識別された前記車両及び前記工事に対応付けて記録する記録部とを備える。
【0007】
前記工事識別部は、前記車両に載せた第1の記憶媒体から当該工事を識別するデータを無線で読み取る第1の識別方法により、当該工事を識別し、前記車両識別部は、前記車両を撮像した画像データから当該車両を識別する文字又は数字を画像認識する第2の識別方法により、当該車両を識別するようにしてもよい。
【0008】
前記工事識別部は、前記車両に載せた第1の記憶媒体から前記工事を識別するデータを無線で読み取る第1の識別方法により、当該工事を識別し、前記車両識別部は、前記車両に載せた第2の記憶媒体から当該車両を識別するデータを無線で読み取る第2の識別方法により、当該車両を識別するようにしてもよい。
【0009】
前記重量算出部は、前記処分対象物を積載している前記車両の総重量を計量した結果を取得し、取得した前記総重量から、予め登録されている車体重量を減算することにより、前記処分対象物の重量を算出するようにしてもよい。
【0010】
前記重量算出部、前記車両識別部及び前記工事識別部は、前記車両が前記処分対象物を搬出する搬出場所に設けられており、前記車両識別部及び前記工事識別部は、前記車両が前記処分対象物を搬入する搬入場所に設けられており、前記記録部は、前記車両が前記処分対象物を搬入するときに識別された前記車両及び前記工事に対応付けて、前記算出された重量の処分対象物が前記工事より前記搬入場所に搬入されたことを記録するようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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