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公開番号2024112136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-20
出願番号2023017018
出願日2023-02-07
発明の名称タイヤ
出願人横浜ゴム株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60C 11/13 20060101AFI20240813BHJP(車両一般)
要約【課題】耐摩耗性能を維持しつつ、ウェット性能を向上すること。
【解決手段】タイヤ周方向に延びる少なくとも3本の周方向主溝21,22と、2つの周方向主溝21,22によって区画されたセンター陸部31において、2つの周方向主溝21,22にそれぞれ端41a,41aが開口して設けられて屈曲部を有さず他の細溝と連通しない第一細溝41と、センター陸部31において、2つの周方向主溝21,22にそれぞれ端42a,42aが開口して設けられて途中に2箇所の屈曲部42b,42bを有し他の細溝と連通せず第一細溝41とタイヤ周方向で交互に配置された第二細溝42と、センター陸部31において、第一細溝41と第二細溝42との間でタイヤ周方向に沿い各端43a,43aが終端して設けられ他の細溝と連通しない第三細溝43と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤ周方向に延びる少なくとも3本の周方向主溝と、
2つの前記周方向主溝によって区画されたセンター陸部において、前記2つの前記周方向主溝にそれぞれ端が開口して設けられて屈曲部を有さず他の細溝と連通しない第一細溝と、
前記センター陸部において、前記2つの前記周方向主溝にそれぞれ端が開口して設けられて途中に2箇所の屈曲部を有し他の細溝と連通せず前記第一細溝とタイヤ周方向で交互に配置された第二細溝と、
前記センター陸部において、前記第一細溝と前記第二細溝との間でタイヤ周方向に沿い各端が終端して設けられ他の細溝と連通しない第三細溝と、
を含む、タイヤ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一細溝のタイヤ周方向に対する角度θaと、前記第二細溝の前記周方向主溝に開口する部分でのタイヤ周方向に対する角度θbとが、θa-θb=±10[°]の関係を満たす、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記第一細溝の溝幅Waと、前記第二細溝の溝幅Wbと、前記第三細溝の溝幅Wcとが、Wa<Wb、Wa<Wc、0.5≦Wb/Wc≦2.0の関係を満たす、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第二細溝における各前記屈曲部間のタイヤ周方向の長さLbと、当該第二細溝が設けられた前記センター陸部のタイヤ幅方向の寸法W1とが、0.1≦Lb/W1≦0.5の関係を満たす、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記第二細溝における各前記屈曲部間のタイヤ幅方向寸法Tbと、当該第二細溝が設けられた前記センター陸部のタイヤ幅方向の寸法W1とが、0.01≦Tb/W1≦0.1の関係を満たす、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第二細溝における各前記屈曲部の角度θdが、30[°]以上150[°]以下の範囲を満たす、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第一細溝のタイヤ周方向に対する角度θaと、前記第二細溝の前記周方向主溝に開口する部分でのタイヤ周方向に対する角度θbとが、60[°]以上80[°]以下の範囲を満たし、前記第三細溝のタイヤ周方向に対する角度θcが、0[°]以上30[°]以下の範囲を満たす、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記第一細溝の最大溝深さDaと、前記第二細溝の最大溝深さDbと、前記第三細溝の最大溝深さDcとが、1.0[mm]以上4.0[mm]以下の範囲を満たし、Db<Da、Dc<Da、Db-Dc=±1.0[mm]の関係を満たす、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項9】
1つの前記第一細溝、1つの前記第二細溝、当該第一細溝と当該第二細溝との間の前記第三細溝を1ユニットとし、当該ユニットがタイヤ周方向に複数並んで配置されており、隣接するユニットの各前記第一細溝間のタイヤ周方向寸法Ldと、当該ユニットが設けられた前記センター陸部のタイヤ幅方向の寸法W1とが、1.8≦Ld/W1≦2.6の関係を満たす、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
タイヤ赤道面上に配置された1本の前記周方向主溝を間にタイヤ幅方向で隣接する2本の前記センター陸部を有し、前記2本の前記センター陸部において、1つの前記第一細溝、1つの前記第二細溝、当該第一細溝と当該第二細溝との間の前記第三細溝を1ユニットとし、当該ユニットがタイヤ周方向に複数並んで配置されており、
前記2本の前記センター陸部のそれぞれの前記ユニットは、前記タイヤ赤道面を基準とした点対称で、かつタイヤ周方向にずらして配置される、請求項1に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、耐横滑り性が十分に確保され、トレッドの剛性も確保される空気入りタイヤを提供することが記載されている。また、特許文献2には、トラックやバスなどの重荷重車両の操舵輪に装着された場合でも、耐偏摩耗性とウェット性能とをさらに高い次元で両立し得るタイヤを提供することが記載されている。また、特許文献3には、高い排水性能と耐摩耗性とを発揮しうる重荷重用タイヤを提供することが記載されている。また、特許文献4には、ウェット性能を維持しつつ騒音の発生を抑える空気入りタイヤを提供することが記載されている。また、特許文献5には、高いウェット性能を有する空気入りタイヤを提供することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-144965号公報
特開2012-020620号公報
特開2016-101885号公報
特開2014-097792号公報
特開2012-153157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、高荷重条件で使用される環境下では、摩耗が早いため、耐摩耗性能が求められる。耐摩耗性能を向上するには、一般に接地面積を広くし接地圧を低下させることが有効であるが、その一方で溝が少ないと排水性能(ウェット性能)の悪化が懸念となる。
【0005】
この発明は、耐摩耗性能を維持しつつ、ウェット性能を向上することのできるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るタイヤは、タイヤ周方向に延びる少なくとも3本の周方向主溝と、2つの前記周方向主溝によって区画されたセンター陸部において、前記2つの前記周方向主溝にそれぞれ端が開口して設けられて屈曲部を有さず他の細溝と連通しない第一細溝と、前記センター陸部において、前記2つの前記周方向主溝にそれぞれ端が開口して設けられて途中に2箇所の屈曲部を有し他の細溝と連通せず前記第一細溝とタイヤ周方向で交互に配置された第二細溝と、前記センター陸部において、前記第一細溝と前記第二細溝との間でタイヤ周方向に沿い各端が終端して設けられ他の細溝と連通しない第三細溝と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、耐摩耗性能を維持しつつ、ウェット性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。
図2は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
図3は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの部分拡大平面図である。
図4は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの部分拡大平面図である。
図5は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの部分拡大平面図である。
図6は、図3におけるA-A断面図である。
図7は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの部分拡大平面図である。
図8は、図7におけるB-B断面図である。
図9は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図10は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図11は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図12は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図13は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
【0010】
以下の説明において、タイヤ径方向とは、実施形態の空気入りタイヤ1の回転軸であるタイヤ回転軸(図示省略)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向においてタイヤ回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向においてタイヤ回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸を中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)CLに向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。タイヤ赤道面CLとは、タイヤ回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面であり、タイヤ赤道面CLは、空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向における中心位置であるタイヤ幅方向中心線と、タイヤ幅方向における位置が一致する。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面CL上にあって空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に沿う線をいう。また、タイヤ子午線方向の断面(子午断面図)とは、タイヤ回転軸を含む平面でタイヤを切断したときの断面をいう。
(【0011】以降は省略されています)

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