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公開番号2024110664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015375
出願日2023-02-03
発明の名称栗の収穫機
出願人独立行政法人国立高等専門学校機構,公立大学法人熊本県立大学,株式会社末松電子製作所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01D 51/00 20060101AFI20240808BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】毬栗と、栗の実とを、同時に収穫できる収穫機を提供する。
【解決手段】軸部材2の周囲に放射状に配置された棒状部材41A~41Fを設けたブラシホイールを複数設けた多重ブラシホイール部20と、軸部材2の両端の軸に連結された持手部5と、多重ブラシホイール部20の回転方向に向かって開口部を設けた収容部1と、を有する栗の収穫機10であって、多重ブラシホイール部20が、棒状部材41A~41Fが硬質部材である硬質ブラシホイールと、多重ブラシホイール部20における複数の前記硬質ブラシホイールの間に配置された、棒状部材41A~41Fが弾性の軟質部材である軟質ブラシホイール4と、を有する栗の収穫機10。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸部材の周囲に放射状に配置された棒状部材を設けたブラシホイールを複数重ねた多重ブラシホイール部と、
前記多重ブラシホイール部の両端の軸に連結された持手部と、
前記多重ブラシホイール部の回転方向に向かって開口部を設けた収容部と、を有する栗の収穫機であって、
前記多重ブラシホイール部が、前記棒状部材が硬質部材である硬質ブラシホイールと、前記多重ブラシホイール部における複数の前記硬質ブラシホイールの間に配置された、前記棒状部材が弾性の軟質部材である軟質ブラシホイールと、を有する栗の収穫機。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記棒状部材が、外周の先端側に引掛け部を有する、
前記硬質ブラシホイールおよび/または前記軟質ブラシホイールの前記棒状部材のピッチ間隔が、15mm~40mmである、請求項1に記載の収穫機。
【請求項3】
前記硬質ブラシホイールおよび前記軟質ブラシホイールの前記棒状部材間に配置され、前記かごに連結された爪を有する、請求項1または2に記載の収穫機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、栗の収穫機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
栗は、日本においてもほぼ全都道府県で栽培可能な食料である。栗は、日本における国土面積の多くを占めている中山間地域で栽培され、地域経済を支える重要な作物である。しかし、栗の栽培は機械化が進んでいない。また、栗の生産の従事者は、高齢化も進み、減少傾向にもある。栗の産地を維持するために、栗の生産にあたっての作業の省力化や軽労化は急務である。栗の生産において、特に栗の収穫の負担が大きい。栗の収穫は、終日、樹園地をまわり、地面に落下した毬栗から、屈んで果実を拾い出すという特有の作業である。
【0003】
特許文献1は、栗の木の樹下に樹列に沿って配置され、栗の木から落下した毬栗を捕集する用に供される栗の収穫装置であって、栗の実が通過しない網目寸法に設定された毬栗捕集用ネットを備えて形成され、この毬栗捕集用ネットは、両側端部に毬栗捕集用ネットを幅方向に横断する一対の端部ポールと、これら端部ポール間に毬栗捕集用ネットを幅方向に横断する所定本数の中間部ポールとを有したものを開示している。
【0004】
特許文献2は、人が立った状態で地面に届く長さの支柱の上部端部に、グリップとレバーを備えた支柱の下端部に固定挟み具を取り付け、その固定挟み具に向かい合わせるように可動挟み具を組み合わせるとともに、その可動挟み具にスプリングを介在して、前記したレバーと可動挟み具を作動棒で連結して成る木の実の採取具を開示している。
【0005】
また、栗に関するものではないが、特許文献3は、グランド上を走行可能にする車輪を備えた本体フレームと、この本体フレームに支承した収集軸に左右で対峙状に配置した弾性ある挟持円盤相互間に、挟持円盤径に比し小径にした余剰ボール排除盤を配して成る複数の挟持部を配列したボール収集機構と、下端縁がグランド面に近接し、挟持部に対応した間隔幅員で、本体フレームから支持ステー部によって配列支持した複数のボール整列板から成るボール整列機構と、挟持部の回転によって上方位置に持ち来たしたゴルフボールを挟持部から排出案内板で取り外して集積するよう、ボール収集機構の前方位置の本体フレーム上に設けた収集ボックスとを備えるゴルフボール収集装置を開示している。
【0006】
また、非特許文献1は、栗の収穫機を開示している。この収穫機は、手押し式で、ブラシ部分が栗をつまみとって、バスケットに容れる形状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平9-313023号公報
登録実用新案第3120258号公報
特開2012-34884号公報
【非特許文献】
【0008】
Bag-A-Nut(商標)Harveters 、[online]、[令和4年1月16日検索]、インターネット<URL:https://baganut.com/product-cat/harvesters/chestnuts/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1の手法は、予めネットを配置する必要があり、生産面積が広くなる場合は大量のネットが必要となる。また、木の配置や、農場の立地によっては適切なネットの配置ができない。このため、利用できる条件が揃った場面は限られている。また、特許文献2は、農場の状況に合わせて利用できるが、栗を一つずつ拾う必要がある。特許文献3は、そもそも栗用のものではなく転用を容易に想到できるような技術分野のものではなく栗用の設計とされたものでもない。
【0010】
非特許文献1の収穫機は、手押し式で操作でき、この機具を農場で使用者が押したり、引いたりしながら歩くことで栗を収穫できる。
(【0011】以降は省略されています)

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