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公開番号2024106566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023010893
出願日2023-01-27
発明の名称風車の支持構造
出願人日軽金アクト株式会社,国立大学法人鳥取大学
代理人個人,個人
主分類F03D 13/20 20160101AFI20240801BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】風等による風車設置部分に加わる水平方向の加重を各杭で均等に分散することによる設置強度の向上が図れる風車の支持構造を提供する。
【解決手段】風車1を支持する少なくとも3本以上の支持脚5と、上端が地表に露出した状態で地中に打設される杭9と、各々の支持脚5の下端と杭9とを接続する接続部材90(上部接続部材91,下部接続部材95)とを具備し、各支持脚5と杭9とを接続する接続部材90同士を繋ぎ材100によって連結する。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
風車を支持する少なくとも3本以上の支持脚と、上端が地表に露出した状態で地中に打設される杭と、各々の上記支持脚の下端と上記杭とを接続する接続部材とを具備し、
上記各支持脚と上記杭とを接続する上記接続部材同士が繋ぎ材によって連結されている、
ことを特徴とする風車の支持構造。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
請求項1に記載の風車の支持構造であって、
上記接続部材と上記繋ぎ材との連結部が上記杭の上端面と同一平面上に位置している、ことを特徴とする風車の支持構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の風車の支持構造であって、
上記接続部材と上記繋ぎ材とを連結する連結部材を具備し、
上記連結部材と上記繋ぎ材の連結は、上記繋ぎ材の長手方向に沿って変更可能に形成されている、ことを特徴とする風車の支持構造。
【請求項4】
請求項3に記載の風車の支持構造であって、
上記繋ぎ材は、断面中空矩形状に形成され、長手方向の端部に対向する側片に挿通孔が設けられ、
上記連結部材は、上記繋ぎ材の中空部内に挿入される固定部を有し、該固定部には、挿入方向に沿って適宜間隔をおいて上記挿通孔と対応する複数の調整用貫通孔が設けられ、
上記繋ぎ材の上記挿通孔と上固定部の選択された上記調整用貫通孔を貫通する固定部材によって変更可能に形成されている、ことを特徴とする風車の支持構造。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の風車の支持構造であって、
上記接続部材は、上記支持脚の下端に固定される上部接続部材と、上記杭の上端に固定されると共に、上記繋ぎ材に連結される下部接続部材とからなり、上記上部接続部材と上記下部接続部材とが連結されている、ことを特徴とする風車の支持構造。
【請求項6】
請求項5に記載の風車の支持構造であって、
上記上部接続部材は、上記支持脚の下端に固定される支持脚取付片と、上記下部接続部材に当接する下部固定片とを有し、
上記下部接続部材は、上記杭の上端に固定される杭取付片と、上記上部接続部材の上記下部固定片に当接する上部固定片とを有し、
上記上部接続部材の上記下部固定片と、上記下部接続部材の上記上部固定片とを当接した状態で、固定部材によって連結されている、ことを特徴とする風車の支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、風車の支持構造に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、再生可能エネルギーの導入促進において発電コストに優れる発電用風車が期待されている。発電用風車には、風力を受けて発電機を回転させる風車翼を有する発電装置と、これを所定高さに保持するための支持装置とを備えた風車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
発電用風車として発電コストを安くするために風車自体の大型化が考えられることから、風車を支持する構造として、より高強度と高い安定性が求められている。
【0004】
特許文献1に記載の支持装置においては、風車を支持する3本以上のレグ(以下に支持脚という)と、隣接する支持脚の中間部分を連結するストラット(以下に補強材という)とを有する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-241911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の支持装置においては、補強材は、地面に対して水平であるが、支持脚に連結されているものであるため、補強材による効果は支持脚を設置する杭には及ばない。そのため、風等による風車設置部分に加わる水平方向の加重に対する強度に懸念がある。
【0007】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、風等による風車設置部分に加わる水平方向の加重を各杭で均等に分散することによる設置強度の向上が図れる風車の支持構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を達成するために、この発明は、風車を支持する少なくとも3本以上の支持脚と、上端が地表に露出した状態で地中に打設される杭と、各々の上記支持脚の下端と上記杭とを接続する接続部材とを具備し、上記各支持脚と上記杭とを接続する上記接続部材同士が繋ぎ材によって連結されている、ことを特徴とする(請求項1)。
【0009】
このように構成することにより、各支持脚と杭とを接続する接続部材同士が繋ぎ材によって連結されているので、風等による風車設置部分に加わる水平方向の加重を各杭で均等に分散することができる。
【0010】
この発明において、上記接続部材と上記繋ぎ材との連結部が上記杭の上端面と同一平面上に位置しているのが好ましい(請求項2)。
(【0011】以降は省略されています)

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