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公開番号2024103846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023007774
出願日2023-01-23
発明の名称システムおよび方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20240726BHJP(計算;計数)
要約【課題】 従来は、画像処理装置で発生したエラーに対して、適切な順番で処理が行えるような情報提供が十分に実現できていなかった。
【解決手段】 画像処理装置で発生した所定のエラーに基づき、交換することで当該所定のエラーが解消され得る複数の部品を特定し、前記特定された複数の部品のそれぞれの故障可能性を判定し、市場実績に基づき前記特定された複数の部品のそれぞれの故障原因確率を算出し、それらの結果を含む部品情報を含む表示を行うためのデータを提供することを特徴とする。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
画像処理装置で発生したエラーに対して処置を行うべき部品情報を提供するシステムであって、
過去に行われたエラーに対する画像処理装置への処置の記録の蓄積として、エラーの情報と、該エラーが発生した画像処理装置のモデルの情報と、処置の内容と、を市場実績として管理する管理手段と、
画像処理装置で発生した所定のエラーに基づき、交換することで当該所定のエラーが解消され得る複数の部品を特定する特定手段と、
前記所定のエラーと前記所定のエラーが発生した画像処理装置で発生したエラー履歴とに基づき、前記特定された複数の部品のそれぞれの故障可能性を判定する判定手段と、
前記市場実績に含まれる、前記所定のエラーと前記所定のエラーが発生した画像処理装置のモデルと合致する情報に基づき、前記特定された複数の部品のそれぞれの故障原因確率を算出する算出手段と、
前記所定のエラーを解消するための情報提供として、前記複数の部品の情報を含む表示を行うためのデータを提供する提供手段と、を有し、
前記表示においては、前記複数の部品のそれぞれについて、前記故障可能性が高いと判定された部品については前記故障原因確率の情報が提供され、前記故障可能性が低いと判定された部品については前記故障原因確率ではなく、前記故障可能性の情報が提供される、
ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記算出手段は、前記市場実績に含まれる処置の内容が交換である情報の中の、前記所定のエラーと前記所定のエラーが発生した画像処理装置のモデルと合致する情報に基づき、前記故障原因確率を算出することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記表示においては、前記複数の部品のそれぞれについて推奨する処置の内容として、交換、清掃、および調整に関する情報も提供されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記情報提供の内容の信頼度を、前記複数の部品の故障可能性および前記故障原因確率の算出に用いた前記市場実績の件数の少なくとも1つに基づき決定する決定手段を、さらに有し、
前記表示においては、前記決定された信頼度に対応する情報も提供されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
画像処理装置で発生したエラーに対して処置を行うべき部品情報を提供するシステムにおける方法であって、
過去に行われたエラーに対する画像処理装置への処置の記録の蓄積として、エラーの情報と、該エラーが発生した画像処理装置のモデルの情報と、処置の内容と、を市場実績として管理する管理工程と、
画像処理装置で発生した所定のエラーに基づき、交換することで当該所定のエラーが解消され得る複数の部品を特定する特定工程と、
前記所定のエラーと前記所定のエラーが発生した画像処理装置で発生したエラー履歴とに基づき、前記特定された複数の部品のそれぞれの故障可能性を判定する判定工程と、
前記市場実績に含まれる、前記所定のエラーと前記所定のエラーが発生した画像処理装置のモデルと合致する情報に基づき、前記特定された複数の部品のそれぞれの故障原因確率を算出する算出手段と、
前記所定のエラーを解消するための情報提供として、前記複数の部品の情報を含む表示を行うためのデータを提供する提供工程と、を有し、
前記表示においては、前記複数の部品のそれぞれについて、前記故障可能性が高いと判定された部品については前記故障原因確率の情報が提供され、前記故障可能性が低いと判定された部品については前記故障原因確率ではなく、前記故障可能性の情報が提供される、
ことを特徴とする方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンターなどの画像処理装置で発生したエラーを解消するための情報提供を行う技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリンターや複写機、複合機などの画像処理装置(以降、デバイス)の情報、状態の管理を行うシステムが構築されてきた。このようなシステムではデバイスで故障が発生すると、デバイスから送信される故障の通知をサーバーが受信することで、故障の発生状況(いつ、どのデバイスで、何のエラーが発生したか)を管理することができる。また類似の技術として、故障の内容を解析することで故障診断を行うための仕組みも提案されている。デバイス内で実行される故障診断の結果に従い、過去の交換作業の実績から故障パーツの交換ガイダンスを表示するシステムも存在する。
【0003】
特許文献1では、デバイスから送信された故障診断結果を受信し、故障部品の作業優先度を修理部品の過去の市場での交換実績数から算出し、デバイスに返却することで故障パーツの交換ガイダンスの表示を行う技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-199704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、市場の交換実績以外に、発生事象に対して故障箇所をルールベースで特定、学習済みモデルなどで推定する技術により故障の可能性の高い1以上の部品(故障箇所)を判定することができる。しかしながら、それらで決定した故障箇所の候補の優先順位と、この交換実績が多い順で決まる交換の優先順位とは、故障の内容によって相違する可能性がある。
【0006】
過去の市場での交換実績数は、実際にデバイスが設置された現場で、サービスマンが故障を復旧させた際に交換された部品の記録から計上されている。しかしながら、この交換の記録は、対象の故障とは関係がない交換、念のために行われた交換、などが記録されることがある。発生回数の少ない故障に関しては、これらの交換数の割合は高いことがあり得る。このため、前述した順位の相違が発生する。
【0007】
よって、従来のシステムでは、例えば、過去の市場での交換実績数が多い場合には、故障可能性が低いと判定された部品でも、交換などの処置の優先度の高い部品として、サービスマンなどに情報提供されてしまう可能性がある。この場合には、無駄な調整作業や、部品交換が行われることによる無駄コストが発生しうる。また、逆の場合には、故障の復旧作業において試行錯誤をすることにより、間違った作業を行ってしまうことが考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明が提案するシステムは、画像処理装置で発生したエラーに対して処置を行うべき部品情報を提供するシステムであって、過去に行われたエラーに対する画像処理装置への処置の記録の蓄積として、エラーの情報と、該エラーが発生した画像処理装置のモデルの情報と、処置の内容と、を市場実績として管理する管理手段と、画像処理装置で発生した所定のエラーに基づき、交換することで当該所定のエラーが解消され得る複数の部品を特定する特定手段と、前記所定のエラーと前記所定のエラーが発生した画像処理装置で発生したエラー履歴とに基づき、前記特定された複数の部品のそれぞれの故障可能性を判定する判定手段と、前記市場実績に含まれる、前記所定のエラーと前記所定のエラーが発生した画像処理装置のモデルと合致する情報に基づき、前記特定された複数の部品のそれぞれの故障原因確率を算出する算出手段と、前記所定のエラーを解消するための情報提供として、前記複数の部品の情報を含む表示を行うためのデータを提供する提供手段と、を有し、前記表示においては、前記複数の部品のそれぞれについて、前記故障可能性が高いと判定された部品については前記故障原因確率の情報が提供され、前記故障可能性が低いと判定された部品については前記故障原因確率ではなく、前記故障可能性の情報が提供される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、画像処理装置で発生したエラーに対して、適切な順番で処理が行えるような情報提供が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
システムの全体構成の例を示す図
各装置が備えるハードウェア構成の例を示す図
各装置が有するソフトウェアのモジュール構成の例を示す図
修理箇所通知サーバーを含むシステムにおける判定処理を説明するためのフローチャート
修理箇所通知サーバーにおける一部処理の詳細を説明するためのフローチャート
修理箇所通知サーバーが提供する修理手順の表示画面の例
実施形態2におけるソフトウェアのモジュール構成の例を示す図
実施形態2における修理箇所通知サーバーが提供する修理手順の表示画面の例
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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