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公開番号2024101836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005991
出願日2023-01-18
発明の名称電子写真装置及びプロセスカートリッジ
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03G 5/147 20060101AFI20240723BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】繰り返し使用時における画像スジの発生が抑制された表面層を有する電子写真装置を提供することである。
【解決手段】電子写真感光体の表面層に含まれる重合体Aが、下記式(1)で示される単位構造を有し、トナーが、トナー粒子及び酸化チタン粒子を有し、下記式(1)で示される単位構造のうち、下記式(1)中のパーフルオロアルキル基の炭素数が5以下の構造単位の数をNaとし、炭素数が6以上の単位構造の数をNbとし、[Na/(Na+Nb)]の値をXとし、トナー中の酸化チタン粒子の含有量をY(質量%)としたとき、
Y≦1.67X-0.67
0.70≦X≦1.00
0.50≦Y≦1.00
を満たす、電子写真装置。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
電子写真感光体と、
該電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、
該電子写真感光体の表面に像露光光を照射し、該電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する像露光手段と、
トナーを収容し、現像部材を有し、該電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を該現像部材に担持された該トナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
該電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
を有する電子写真装置であって、
該電子写真感光体が、フッ素原子含有樹脂粒子及び重合体Aを含有する表面層を有し、
該重合体Aが、下記式(1)で示される構造単位を有し、
該トナーが、トナー粒子及び酸化チタン粒子を有し、
下記式(1)で示される構造単位のうち、下記式(1)中のパーフルオロアルキル基の炭素数が5以下の構造単位の数をNaとし、炭素数が6以上の構造単位の数をNbとし、[Na/(Na+Nb)]の値をXとし、
該トナー中の該酸化チタン粒子の含有量をY(質量%)としたとき、
Y≦1.67X-0.67
0.70≦X≦1.00
0.50≦Y≦1.00
を満たす、
ことを特徴とする電子写真装置。
TIFF
2024101836000019.tif
29
63
(式(1)中、

111
は、炭素数1以上2以下のアルキリジン基を示し、

12
は単結合又はアルキレン基を示し、Rf

はパーフルオロアルキル基を示す。)
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記X及び前記Yが
Y≦1.67X-0.67
0.85≦X≦1.00
0.75≦Y≦1.00
を満たす請求項1に記載の電子写真装置。
【請求項3】
前記式(1)で示される構造単位のうち、前記式(1)中のパーフルオロアルキル基の炭素数が4以下の構造単位の数をNa´とし、[Na´/(Na´+Nb)]の値をX´としたとき、
Y≦1.67X´-0.67
0.70≦X´≦1.00
0.50≦Y≦1.00
を満たす、請求項1に記載の電子写真装置。
【請求項4】
前記X´及び前記Yが
Y≦1.67X´-0.67
0.85≦X´≦1.00
0.75≦Y≦1.00
を満たす請求項3に記載の電子写真装置。
【請求項5】
前記表面層における重合体Aの含有量が、前記表面層の全質量に対して0.1質量%以上2.0質量%以下である請求項1に記載の電子写真装置。
【請求項6】
前記表面層が、前記重合体Aと、前記フッ素原子含有樹脂粒子と、を含有する塗布液の塗膜を乾燥及び/又は硬化させることによって形成された層である請求項1に記載の電子写真装置。
【請求項7】
電子写真感光体と、
トナーを収容し、現像部材を有し、該電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を該現像部材に担持された該トナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
帯電手段及びクリーニング手段からなる群より選ばれた少なくとも1つの手段と、を一体に支持し、電子写真装置の本体に着脱可能であるプロセスカートリッジであって、
該電子写真感光体が、フッ素原子含有樹脂粒子及び重合体Aを含有する表面層を有し、
該重合体Aが、下記式(1)で示される構造単位を有し、
該トナーが、トナー粒子及び酸化チタン粒子を有し、
下記式(1)で示される構造単位のうち、下記式(1)中のパーフルオロアルキル基の炭素数が5以下の構造単位の数をNaとし、炭素数が6以上の構造単位の数をNbとし、[Na/(Na+Nb)]の値をXとし、
該トナー中の該酸化チタン粒子の含有量をY(質量%)としたとき、
Y≦1.67X-0.67
0.70≦X≦1.00
0.50≦Y≦1.00
を満たす、
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
TIFF
2024101836000020.tif
25
54
(式(1)中、
式(1)中、R
111
は、炭素数1以上2以下のアルキリジン基を示し、

12
は単結合又はアルキレン基を示し、Rf

はパーフルオロアルキル基を示す。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真装置及びプロセスカートリッジに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真装置に搭載される電子写真感光体として、有機光導電性物質(電荷発生物質)を含有するものが広く使用されている。近年、電子写真感光体の長寿命化や繰り返し使用時の高画質化を目的として、電子写真感光体の機械的耐久性(耐摩耗性)の向上が求められている。
電子写真感光体の耐摩耗性を向上させる技術として、電子写真感光体の表面層にフッ素原子含有樹脂粒子を含有させ、表面層とクリーニングブレードなどの接触部材との間の摩擦を低下させる方法が挙げられる。特許文献1では、ポリテトラフルオロエチレン樹脂粒子などのフッ素原子含有樹脂粒子の分散液を表面層用塗布液として用いて表面層を形成させる技術が開示されている。
また、フッ素原子含有樹脂粒子の分散液を調製する際には、分散性を高める目的でフッ素原子を含有する(メタ)アクリル系ポリマーをフッ素原子含有樹脂粒子の分散剤として用いる方法が知られている。特許文献2には、分散剤として特定構造のフッ素原子含有(メタ)アクリル系ポリマーを用い、フッ素原子含有樹脂粒子の分散性を向上させる技術が開示されている。
特許文献3には、フッ素系グラフトポリマーとフッ素含有樹脂粒子とを含有する最表面層を有し、該フッ素系グラフトポリマーがpKa3以下の酸性基を有する構造単位を含む電子写真感光体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平06-332219号公報
特開2009-104145号公報
特開2021-47236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献2に開示された技術では、フッ素原子含有樹脂粒子の分散性に優れた表面層が得られる一方で、酸化チタン粒子を含むトナーと組み合わせて使用した場合、電子写真感光体の繰り返し使用時において、画像スジの発生が十分に抑制できない場合があった。従って、電子写真感光体の繰り返し使用時における、画像スジの発生の抑制に対して改善の余地があった。
【0005】
本開示の一態様は、繰り返し使用時における画像スジの発生が抑制された電子写真装置の提供に向けたものである。
また、本開示の別の態様は、電子写真感光体及びトナーを搭載したプロセスカートリッジの提供に向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、電子写真感光体と、
該電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、
該電子写真感光体の表面に像露光光を照射し、該電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する像露光手段と、
トナーを収容し、現像部材を有し、該電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を該現像部材に担持された該トナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
該電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
を有する電子写真装置であって、
該電子写真感光体が、フッ素原子含有樹脂粒子及び重合体Aを含有する表面層を有し
該重合体Aが、下記式(1)で示される単位構造を有し、
該トナーが、トナー粒子及び酸化チタン粒子を有し、
下記式(1)で示される単位構造のうち、下記式(1)中のパーフルオロアルキル基の炭素数が5以下の単位構造の数をNaとし、炭素数が6以上の単位構造の数をNbとし、[Na/(Na+Nb)]の値をXとし、
該トナー中の該酸化チタン粒子の含有量をY(質量%)としたとき、
Y≦1.67X-0.67
0.70≦X≦1.00
0.50≦Y≦1.00
を満たす、
ことを特徴とする電子写真装置が提供される。
TIFF
2024101836000001.tif
29
63
(式(1)中、

111
は、炭素数1以上2以下のアルキリジン基を示し、

12
は単結合又はアルキレン基を示し、Rf

はパーフルオロアルキル基を示す。)
【0007】
また、本開示の他の態様によれば、
電子写真感光体と、
トナーを収容し、現像部材を有し、該電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を該現像部材に担持された該トナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
帯電手段及びクリーニング手段からなる群より選ばれた少なくとも1つの手段と、を一体に支持し、電子写真装置の本体に着脱可能であるプロセスカートリッジであって、
該電子写真感光体が、フッ素原子含有樹脂粒子及び重合体Aを含有する表面層を有し、
該重合体Aが、下記式(1)で示されるユニットを有し、
該トナーが、トナー粒子及び酸化チタン粒子を有し、
下記式(1)で示される構造単位のうち、下記式(1)中のパーフルオロアルキル基の炭素数が5以下の構造単位の数をNaとし、炭素数が6以上のユニットの数をNbとし、[Na/(Na+Nb)]の値をXとし、
該トナー中の該酸化チタン粒子の含有量をY(質量%)としたとき、
Y≦1.67X-0.67
0.70≦X≦1.00
0.50≦Y≦1.00
を満たす、
ことを特徴とするプロセスカートリッジが提供される。
TIFF
2024101836000002.tif
29
63
(式(1)中、

111
は、炭素数1以上2以下のアルキリジン基を示し、

12
は単結合又はアルキレン基を示し、
Rf

はパーフルオロアルキル基を示す。)
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、繰り返し使用時における画像スジが抑制された電子写真感光体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電子写真感光体の構成の一例を示す概略図である。
電子写真感光体及びトナーを有するプロセスカートリッジの一例を示す概略図である。
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジの他の例を示す概略図である。
電子写真感光体を有する電子写真装置の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明者らの検討の結果、電子写真感光体の表面層に、フッ素原子含有樹脂粒子、及び下記式(1)で示される構造単位を有する重合体Aを含有させること、上記式(1)で示される構造単位のうち、パーフルオロアルキル基の炭素数が5以下の構造単位の数をNaとし、炭素数が6以上の構造単位の数をNbとし、[Na/(Na+Nb)]の値をXとし、
トナー中の酸化チタン粒子の含有量をY(質量%)としたとき、
Y≦1.67X-0.67
0.70≦X≦1.00
0.50≦Y≦1.00
を満たすことで、繰り返し使用時における画像スジが抑制された電子写真装置が得られることを見出した。
ここで、前記式(1)で示される構造単位を有する重合体Aは、電子写真感光体の表面層を形成するための表面層用塗布液を調製する工程において、フッ素原子含有樹脂粒子の分散剤として働いていると本発明者らは考えている。
(【0011】以降は省略されています)

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