TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024100970
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2024084630,2021063222
出願日2024-05-24,2021-04-02
発明の名称空調システム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 11/80 20180101AFI20240719BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】天井近傍の内壁面から床面に対して水平方向に送風する空調システムにおいて、暖房運転時に生じる上下温度差を解消することを目的とする。
【解決手段】空調ユニット11と、前記空調ユニット11に取り込んだ空気を空調する空気調和機と、空調された空気を送風する送風機と、送風された空気を天井近傍の内壁面から吐出する吐出開口33cと、開口より下方かつ床面より上方に空間の温度を検知する温度センサ17aとを備え、温度センサ17aが空間の暖房設定温度を検知した後には、少なくとも設定温度にプラス5度した温度以下の空気を前記開口から吐出させ、天井近傍に溜まった高い温度の空気と熱交換しながら下方に低下させることにより、上下温度差を低減させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の空間を空調する空調システムにおいて、
外郭を形成するユニット本体と、
前記ユニット本体に取り込んだ空気の空調を行う空気調和機と、
前記空気調和機で空調された空気を前記ユニット本体外へ送風する送風機と、
前記複数の空間の内壁面に設置され前記送風機が送風する空気を吐出する開口と、
前記空間の温度を検知する温度センサと、
前記空間の温度を設定温度に制御する制御部と、を備え、
前記開口は、
前記空間の天井近傍にて前記空間の床面に対し水平方向に前記空気を吐出し、
前記温度センサは、
前記空間における前記開口より下方かつ床面より上方に位置し、
前記制御部は、暖房時における制御で、
前記設定温度よりも高い温度の空気を前記開口から前記空間に吐出させ、
前記温度センサにより検知した空間の温度が前記設定温度に到達した後には、少なくとも前記設定温度にプラス5度した温度以下の空気を前記開口から前記空間に前記水平方向に吐出させる、空調システム。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記制御部は、暖房時における制御で、
前記温度センサにより検知した空間の温度が前記設定温度に到達した後さらに前記設定温度より所定の閾値以上高い温度に到達した場合に、前記空気調和機による空気の加熱を停止し前記送風機による送風を行う、請求項1記載の空調システム。
【請求項3】
前記開口は、
ルーバーを備えず前記空間の床面に対し水平方向にのみ送風可能である請求項1記載の空調システム。
【請求項4】
前記制御部は、暖房時における制御で、
前記温度センサにより検知した空間の温度が前記設定温度に到達した後には、少なくとも前記設定温度以下の空気を前記開口から前記空間に吐出させる、請求項1記載の空調システム。
【請求項5】
前記制御部は、
前記暖房時における制御を、前記複数の空間のうちの所定の一つの空間に対してのみ行う請求項1記載の空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
住宅に設置される、天井に埋め込まれ下方向に空気を吐出させる空調システムの、暖房運転時に生じる上下温度差を解消する運転方法が特許文献1に開示されている。暖房運転を停止させ、送風のみの運転を行いながら、回転機構を備えるルーバーの向きを変更することで空気の吐出方向を調整し循環を促す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-104979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来の空調システムは、例えばマンションなどの、天井裏に空気調和機を埋め込むために十分なスペースをとることのできない建物においては設置することが難しい。言い換えると、空調室で温調された空気を、ダクトを介して吐出口から空気を吐出する空調システムが、高さ方向における省スペース性の点で優れている。ただし、ダクトを利用した場合であっても、吐出口を天井面に設置した場合、吐出口より吐出された空気が在室者に直接当たることや、天井面の吐出口に回転機構を備えた場合、施工が複雑となり、またメンテナンスや配線トラブルの問題が懸念される。このことから、吐出口が天井近傍の内壁面に設置され、床面に対して水平方向のみに送風可能な空調システムが用いられることも多い。
【0005】
このような、床面に対して水平方向にのみ送風可能な空調システムでは、空気の吐出方向を調整することができないため、上下温度差を十分に解消できないという課題を有していた。
【0006】
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、床面に対して水平方向にのみ送風可能な空調システムにおいて、暖房運転時に生じる上下温度差を解消することができる空調システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、本発明に係る空調システムは、空調ユニットの外郭を形成するユニット本体と、前記ユニット本体に取り込んだ空気の空調を行う空気調和機と、前記空気調和機で空調された空気を前記ユニット本体外へ送風する送風機と、前記複数の空間の内壁面に設置され前記送風機が送風する空気を吐出する開口と、前記空間の温度を検知する温度センサと、前記空気調和機と前記送風機の送風を制御する制御部と、を備え、前記開口は、前記空間の天井近傍にて前記空間の床面に対し水平方向に前記空気を吐出し、前記温度センサは、前記空間における前記開口より下方かつ床面より上方に位置し、前記制御部は、暖房時における制御で、前記設定温度よりも高い温度の空気を前記開口から前記空間に吐出させ、前記温度センサにより検知した空間の温度が前記設定温度に到達した後には、少なくとも前記設定温度にプラス5度した温度以下の空気を前記開口から前記空間に前記水平方向に吐出させるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、水平方向への送風しかできない場合であっても、暖房運転時に生じる上下温度差を解消することができる空調システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態に係る住宅の構成図
図1の住宅の構成を示す断面図
図1の空調ユニットの構成図
図1のシステムコントローラの構成図
上下温度差低減運転への切り替え手順を示すフローチャート
上下温度差低減運転の手順を示すフローチャート
上下温度差低減運転を用いた際の温度分布の一例
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に説明する実施例は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示す。よって、以下の実施例で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。したがって、以下の実施例における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社コロナ
脱臭機
16日前
株式会社コロナ
加湿器
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
1か月前
株式会社コロナ
空気調和機
19日前
株式会社コロナ
空気調和機
1か月前
株式会社コロナ
石油ストーブ
3日前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
2日前
株式会社コロナ
石油ストーブ
17日前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
20日前
株式会社コロナ
運搬用固定部材
1か月前
株式会社ノーリツ
ふろ給湯装置
2か月前
三菱電機株式会社
送風装置
2日前
三菱電機株式会社
送風装置
2日前
日本キヤリア株式会社
空気調和機
23日前
株式会社SANKA
加湿装置
16日前
株式会社パロマ
給湯器
12日前
空研工業株式会社
吹出口装置
10日前
井上金物株式会社
焚火台
6日前
株式会社竹中工務店
空調システム
20日前
株式会社パロマ
ガスオーブン
1か月前
株式会社パロマ
ガスオーブン
6日前
大成建設株式会社
設備制御システム
1か月前
ホシザキ株式会社
架台
1か月前
日本プラスト株式会社
ダクト
1か月前
株式会社パロマ
ガスオーブン
11日前
株式会社パロマ
ガスオーブン
20日前
ダイキン工業株式会社
空調装置
5日前
ダイキン工業株式会社
換気装置
26日前
リンナイ株式会社
暖房システム
26日前
個人
暖房装置
20日前
リンナイ株式会社
給湯装置
9日前
株式会社新富士空調
丸ダクト接続構造
9日前
大阪瓦斯株式会社
風呂装置
12日前
株式会社ノーリツ
ヒートポンプユニット
25日前
オーケー器材株式会社
ドレンポンプ装置
26日前
シャープ株式会社
送風装置
1か月前
続きを見る