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公開番号2024097239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-18
出願番号2023000678
出願日2023-01-05
発明の名称ストーカ炉の火格子脱落防止構造及びストーカ炉
出願人JX金属株式会社
代理人個人,個人
主分類F23G 5/00 20060101AFI20240710BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】何らかの理由によって上方から火格子の元端近傍に落下した被処理物に起因して当該火格子が脱落する可能性を低く抑える。
【解決手段】火格子脱落防止構造は、複数の火格子を含む可動段12及び固定段11を交互に階段状に重ねて配置した搬送路を備えるストーカ炉1の火格子脱落防止構造であって、火格子の各々の元端側に嵌合して当該火格子を保持し、当該火格子をストーカ炉本体又は駆動機構に取付けるための取付部40を備え、少なくとも一部の前記取付部40には、上方から落下してくる被処理物を下方へ排出して前記火格子と当該取付部との嵌合箇所の隙間に堆積する被処理物の量を軽減するための開口30,31が設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の火格子を含む可動段及び固定段を交互に階段状に重ねて配置した搬送路を備えるストーカ炉の火格子脱落防止構造であって、
前記搬送路を構成する複数の前記火格子の各々の元端側に嵌合して当該火格子を保持し、当該火格子をストーカ炉本体又は駆動機構に取付けるための取付部を備え、
少なくとも一部の前記取付部には、上方から落下してくる被処理物を下方へ排出して前記火格子と当該取付部との嵌合箇所の隙間に堆積する被処理物の量を軽減するための開口が設けられている
ことを特徴とするストーカ炉の火格子脱落防止構造。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記開口の少なくとも一部は前記火格子の元端の鉛直下方に位置している
ことを特徴とする請求項1に記載のストーカ炉の火格子脱落防止構造。
【請求項3】
前記火格子は、元端側よりも先端側が低くなるような傾斜を設けて配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のストーカ炉の火格子脱落防止構造。
【請求項4】
前記開口から下方へ排出された被処理物を、前記搬送路で搬送された被処理物と共に搬送するための回避路を更に備える
ことを特徴とする請求項1に記載のストーカ炉の火格子脱落防止構造。
【請求項5】
前記取付部は、前記搬送路の幅方向に並ぶ複数の火格子を保持するために平面視長方形状の平板部を備え、前記平板部には、当該取付部の強度を維持するためのリブが立設されており、
前記開口は、前記リブを避けるようにして当該平板部に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のストーカ炉の火格子脱落防止構造。
【請求項6】
請求項1~5の何れか1項に記載の火格子脱落防止構造を備えることを特徴とするストーカ炉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ストーカ炉の火格子脱落防止構造及びストーカ炉に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電子部品屑等の被処理物の焼却等に用いられるストーカ炉は、短冊状の火格子を複数配列して可動とした可動段と、同じく短冊状の火格子を複数配列した固定段とを交互に階段状に重ねることによって形成された搬送路を備えている。このストーカ炉においては、固定段の表面を摺動するようにして可動段を進退させることにより、被処理物を焼却しつつ搬送している(特許文献1等を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4104078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のストーカ炉では、被処理物が微細である場合に、例えば固定段又は可動段の互いに隣接する火格子の隙間や、固定段及び可動段の段差の隙間から下方へと落下する可能性がある。また、当初は微細でなかったとしても、段差の隙間へ入り込み、固定段と可動段との摺動によって微細化(粉体化)された被処理物が、それらの隙間から下方へと落下する可能性もあった。
【0005】
落下した微細な被処理物が下段側の火格子の元端近傍に堆積すると、その火格子の取付け状態に悪影響を与える可能性があり、その被処理物の堆積が一定以上になると、火格子を脱落させるおそれのあることも判明した。例えば図4(A)に示すとおり固定段を構成する火格子(固定火格子)11Sの元端下側に凹部11Pが設けられており、凹部11Pと取付部40の凸部40Pとを嵌合させることによって固定火格子11Sがストーカ炉本体に取付けられている場合、本願発明者等の検証によると、微細な被処理物2がその嵌合箇所Pである凹部11Pと凸部40Pとの隙間に入り込み、次第に堆積し、この堆積が進むと図4(B)に示すとおり固定火格子11Sの元端側を浮き上がらせて取付け状態が悪化し、最終的に脱落に至るということが判明した(図4の説明の詳細は後述する)。
【0006】
そこで本発明は、かかる問題点に鑑みなされたものであり、何らかの理由によって上方から火格子の元端近傍に落下した被処理物に起因して当該火格子が脱落する可能性を低く抑えることのできるストーカ炉の火格子脱落防止構造及びストーカ炉を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため本発明に係る火格子脱落防止構造は、複数の火格子を含む可動段及び固定段を交互に階段状に重ねて配置した搬送路を備えるストーカ炉の火格子脱落防止構造であって、前記搬送路を構成する複数の前記火格子の各々の元端側に嵌合して当該火格子を保持し、当該火格子をストーカ炉本体又は駆動機構に取付けるための取付部を備え、少なくとも一部の前記取付部には、上方から落下してくる被処理物を下方へ排出して前記火格子と当該取付部との嵌合箇所の隙間に堆積する被処理物の量を軽減するための開口が設けられていることを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するため本発明に係る火格子脱落防止構造において、前記開口の少なくとも一部は前記火格子の元端の鉛直下方に位置してもよい。
【0009】
上記目的を達成するため本発明に係る火格子脱落防止構造において、前記火格子は、元端側よりも先端側が低くなるような傾斜を設けて配置されてもよい。
【0010】
上記目的を達成するため本発明に係る火格子脱落防止構造において、前記開口から下方へと排出された被処理物を、前記搬送路で搬送された被処理物と共に搬送するための回避路を更に備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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