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公開番号2024095133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212191
出願日2022-12-28
発明の名称油捕集装置
出願人富士工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F24F 7/06 20060101AFI20240703BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】塞ぎ板が誤って落下した時にフィルタに接触することを防止できる油捕集装置とする。
【解決手段】送風機20のファン22を回転することでフード体10の捕集部16に捕集した油煙等をフィルタ40、第1開口部19を通して吸い込んで排出し、捕集部16に、第1開口部19の一部を覆う塞ぎ板30を取り付けた油捕集装置において、誤って落下した塞ぎ板30がフィルタ40に接触する以前に接触して塞ぎ板30を支持する落下防止部材50を設け、塞ぎ板30がフィルタ40に接触してフィルタ40が外れたり、損傷することがないようにした油捕集装置。
【選択図】図8


特許請求の範囲【請求項1】
フード体と、送風機と、塞ぎ板と、回転可能なフィルタと、落下防止部材を備え、
前記フード体は、油煙等を捕集するための捕集部と、捕集した油煙等を前記送風機が吸い込むための吸い込み用空間部と、前記捕集部と前記吸い込み用空間部を連通する第1開口部を有し、
前記送風機は、ファンを有し、
前記塞ぎ板は、前記捕集部から前記吸い込み用空間部へ流れる油煙等を遮断しないために、第2開口部を有し、前記捕集部に、前記捕集部と前記吸い込み用空間部とが連通し、かつ前記第1開口部の一部を覆うように保持された第1の状態と、前記第1開口部を開放する第2の状態とすることができるように取り付けられ、
前記フィルタは、前記第2開口部よりも上流側に設けられ、かつ前記塞ぎ板が前記第1の状態において着脱が可能であり、
前記落下防止部材は、前記第1の状態から保持が解除された塞ぎ板が、前記フィルタに接触する以前に接触して塞ぎ板を落下しないように支持することを特徴とする油捕集装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
フード体と、送風機と、塞ぎ板と、回転可能なフィルタと、落下防止部材を備え、
前記フード体は、油煙等を捕集するための捕集部と、捕集した油煙等を前記送風機が吸い込むための吸い込み用空間部と、前記捕集部と前記吸い込み用空間部を連通する第1開口部を有し、
前記送風機は、ファンを有し、
前記塞ぎ板は、前記捕集部から前記吸い込み用空間部へ流れる油煙等を遮断しないために、第2開口部と、前記塞ぎ板から突出しフィルタと干渉しない落下防止用の接触部を有し、前記捕集部に、前記捕集部と前記吸い込み用空間部とが連通し、かつ前記第1開口部の一部を覆うように保持された第1の状態と、前記第1開口部を開放する第2の状態とすることができるように取り付けられ、
前記フィルタは、前記第2開口部よりも上流側に設けられ、かつ前記塞ぎ板が前記第1の状態において着脱が可能であり、
前記落下防止部材は、前記第1の状態から保持が解除された塞ぎ板が、前記フィルタに接触する以前に前記接触部と接触する被接触部を有し、前記接触部と前記被接触部が接触して塞ぎ板を落下しないように支持することを特徴とする油捕集装置。
【請求項3】
請求項2記載の油捕集装置において、
前記接触部は、前記塞ぎ板を前記第1の状態、第2の状態とする時に手で持つことができ、取手としての機能を有するものである油捕集装置。
【請求項4】
請求項2または3記載の油捕集装置において、
前記落下防止部材は、滴下した油分を受けて溜める油溜め部を有し、前記フィルタよりも下方に設けられ、油捕集部材の機能を有する油捕集装置。
【請求項5】
請求項4記載の油捕集装置において、
前記第1の状態から保持が解除された状態で、前記塞ぎ板の前記接触部は前記油溜め部の内面に接触し、前記落下防止部材の被接触部は、前記油溜め部の内面である油捕集装置。
【請求項6】
請求項4記載の油捕集装置において、
前記落下防止部材の被接触部は、前記油溜め部の底面に設けられた上向き凸部であり、前記第1の状態から保持が解除された状態で、前記塞ぎ板の前記接触部は前記油溜め部の上向き凸部と接触する油捕集装置。
【請求項7】
請求項4記載の油捕集装置において、
前記落下防止部材の油溜め部は、底面と内周側面と外周側面とで上向きに開口した凹陥形状で、
前記塞ぎ板の第2開口部の周部分は前記油溜め部の内周側面に前記油溜め部の内周側面よりも外側の位置で対向し、前記塞ぎ板の外周は前記油溜め部の外周側面に前記油溜め部の外周側面よりも内側の位置で対向し、前記塞ぎ板は前記油溜め部で覆われている油捕集装置。
【請求項8】
請求項2記載の油捕集装置において、
前記塞ぎ板の一方側は前記捕集部に、取付手段により前記第1の状態である姿勢と前記第2の状態である姿勢とに亘って上下方向に回動自在に取り付けられ、前記塞ぎ板の他方側は前記捕集部に、保持手段により前記第1の状態である姿勢で保持、保持解除自在に保持され、
前記接触部は、前記塞ぎ板の他方側に設けてあり、前記塞ぎ板が第1の状態である姿勢で保持されている時に前記接触部は前記被接触部と接触または、離隔している油捕集装置。
【請求項9】
請求項8記載の油捕集装置において、
前記フィルタは前記第1の状態の塞ぎ板と離隔して設けられ、前記第1の状態において前記フィルタと前記塞ぎ板は平行である油捕集装置。
【請求項10】
請求項8記載の油捕集装置において、
前記塞ぎ板が第1の状態の時に、前記塞ぎ板の前記接触部を設けた他方側と前記落下防止部材との距離が、前記塞ぎ板の前記取付手段を設けた一方側と前記落下防止部材との距離よりも短くなるようにした油捕集装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油を捕集して排出する油捕集装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から種々の油捕集装置が知られている。
例えば、特許文献1に開示されたレンジフードといわれる油捕集装置が知られている。
この油捕集装置は、フードと送風機ボックスから成るフード体と、フードのフィルタ取付開口部に取り付けたフィルタと、送風機を備え、送風機のファンを回転することでフード内に油煙等を捕集し、捕集獲した油煙等はフィルタで油分が捕獲された後に、フードと送風機ボックスを連通する開口部(空気取り入れ口)から送風機ボックス内に流れ、送風機に吸い込みされて屋外などに排出される構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-184916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような油捕集装置においては、油捕集装置の種類、フード体の大きさ、送風機の風量等により開口部の大きさや形状が異なることがあり、大きさや形状が異なる開口部を有するフード体を必要とするので、本出願人は開口部の一部を覆う塞ぎ板を設け、開口部の大きさや形状を変更できるようにした油捕集装置を開発した。
しかしながら、この油捕集装置であると、塞ぎ板が誤って落下した時にフィルタに接触し、フィルタが外れたり、損傷する恐れがある。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するために為されたものであり、その目的は、塞ぎ板が誤って落下した時にフィルタに接触してフィルタが外れたり、損傷することがない油捕集装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の油捕集装置は、フード体と、送風機と、塞ぎ板と、回転可能なフィルタと、落下防止部材を備え、前記フード体は、油煙等を捕集するための捕集部と、捕集した油煙等を前記送風機が吸い込むための吸い込み用空間部と、前記捕集部と前記吸い込み用空間部を連通するための第1開口部を有し、前記送風機は、ファンを有し、前記塞ぎ板は、前記捕集部から前記吸い込み用空間部へ流れる油煙等を遮断しないために、第2開口部を有し、前記捕集部に、前記捕集部と前記吸い込み用空間部とが連通し、かつ前記第1開口部の一部を覆うように保持された第1の状態と、前記第1開口部を開放する第2の状態とすることができるように取り付けられ、前記フィルタは、前記第2開口部よりも上流側に設けられ、かつ前記塞ぎ板が前記第1の状態において着脱が可能であり、前記落下防止部材は、前記第1の状態から保持が解除された塞ぎ板が、前記フィルタに接触する以前に接触して塞ぎ板を落下しないように支持することを特徴とする油捕集装置である。
【0007】
第2の油捕集装置は、フード体と、送風機と、塞ぎ板と、回転可能なフィルタと、落下防止部材を備え、前記フード体は、油煙等を捕集するための捕集部と、捕集した油煙等を前記送風機が吸い込むための吸い込み用空間部と、前記捕集部と前記吸い込み用空間部を連通するための第1開口部を有し、前記送風
機は、ファンを有し、前記塞ぎ板は、前記捕集部から前記吸い込み用空間部へ流れる油煙等を遮断しないために、第2開口部と、前記塞ぎ板から突出しフィルタと干渉しない落下防止用の接触部を有し、前記捕集部に、前記捕集部と前記吸い込み用空間部とが連通し、かつ前記第1開口部の一部を覆うように保持された第1の状態と、前記第1開口部を開放する第2の状態とすることができるように取り付けられ、前記フィルタは、前記第2開口部よりも上流側に設けられ、かつ前記塞ぎ板が前記第1の状態において着脱が可能であり、前記落下防止部材は、前記第1の状態から保持が解除された塞ぎ板が前記フィルタに接触する以前に前記接触部と接触する被接触部を有し、前記接触部と前記被接触部が接触して塞ぎ板を落下しないように支持することを特徴とする油捕集装置である。
【0008】
第2の油捕集装置においては、前記接触部は、前記塞ぎ板を前記第1の状態、第2の状態とする時に手で持つことができ、取手としての機能を有するものである油捕集装置とすることができる。
この構成によれば、接触部を手で持つことで塞ぎ板を第1の状態、第2の状態とすることができ、その操作を行い易い。
【0009】
第2の油捕集装置においては、前記落下防止部材は、滴下した油分を受けて溜める油溜め部を有し、前記フィルタよりも下方に設けられ、油捕集部材の機能を有する油捕集装置とすることができる。
この構成によれば、落下防止部材が油捕集部材の機能を有するので、油捕集部材を別に設けなくてよいので、部品数を削減できるため安価に生産できる。
【0010】
第2の油捕集装置においては、前記第1の状態から保持が解除された状態で、前記塞ぎ板の前記接触部は前記油溜め部の内面に接触し、前記落下防止部材の被接触部は、前記油溜め部の内面である油捕集装置とすることができる。
この構成によれば、塞ぎ板の接触部から滴下した油分などを落下防止部材の油溜め部に貯めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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