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公開番号2024090834
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206977
出願日2022-12-23
発明の名称給湯器
出願人株式会社パロマ
代理人個人,弁理士法人グランダム特許事務所
主分類F24H 1/14 20220101AFI20240627BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】バイパス管を備えた給湯器において熱交換器を通る湯水の温度を効率的に上昇させる。
【解決手段】給湯器1は、ガスバーナ4Aと熱交換器5と入水管6と出湯管7とバイパス管16とを備える。更に給湯器1は、入水管6からバイパス管16を介して出湯管7に流れる水の通水量W2を調整するバイパス弁19と、バイパス弁19を制御するコントローラ12(制御装置)と、を有する。給湯器1では、上記通水量W2と、入水管6においてバイパス管16よりも熱交換器側へ供給される供給水量W1と、の和を総水量Wtとし、総水量Wtに対する通水量W2の比率をバイパス率Bとした場合に、バイパス弁19によって通水量W2が調整されることによりバイパス率Bが調整される。コントローラ2(制御装置)は、ガスバーナ4Aの燃焼が開始した後の所定の初期期間においてバイパス率Bを所定値以上に高く設定するバイパス増大制御を行い、初期期間が経過した後に目標温度に基づいてバイパス率Bを調整する通常制御を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガスを燃焼させ、前記ガスの燃焼によって生じた排気を供給するガスバーナと、
前記ガスバーナから供給される前記排気によって加熱される伝熱管を備える熱交換器と、
水を導入する入水口と前記伝熱管との間に設けられ、前記伝熱管に水を供給する入水管と、
前記伝熱管の下流側に接続され、前記伝熱管から供給される湯を流す出湯管と、
前記入水管から分岐する水のバイパス経路を構成するとともに前記出湯管に接続され、前記バイパス経路を介して前記出湯管に水を流し得るバイパス管と、
前記入水管から前記バイパス管を介して前記出湯管に流れる水の通水量を調整するバイパス弁と、
前記バイパス弁を制御する制御装置と、
を有し、
前記通水量と、前記入水管において前記バイパス管よりも前記熱交換器側へ供給される供給水量と、の和を総水量とし、前記総水量に対する前記通水量の比率をバイパス率とした場合に、前記バイパス弁によって前記通水量が調整されることにより前記バイパス率が調整され、
前記制御装置は、前記ガスバーナの燃焼が開始した後の所定の初期期間において前記バイパス率を所定値以上に高く設定するバイパス増大制御を行い、前記初期期間が経過した後に目標温度に基づいて前記バイパス率を調整する通常制御を行う
給湯器。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記ガスバーナの燃焼が開始してから前記初期期間の開始時点までの少なくとも一部期間において、前記バイパス率を前記初期期間の前記バイパス率よりも低くするバイパス抑制制御を行う
請求項1に記載の給湯器。
【請求項3】
前記初期期間の終了時点は、前記ガスバーナの点火から予め定められた一定時間が経過した時点である
請求項1又は請求項2に記載の給湯器。
【請求項4】
前記制御装置は、前記初期期間において前記バイパス率を予め定められた固定比率で維持するように前記バイパス増大制御を行い、前記初期期間が経過した後、前記入水管を流れる水の温度と、当該給湯器の外部から前記入水管に流れ込む水量と、目標温度と、に基づいて前記バイパス率を調整するように前記通常制御を行う
請求項1又は請求項2に記載の給湯器。
【請求項5】
1以上の前記ガスバーナを備えたバーナユニットを複数備え、
前記制御装置は、燃焼させる前記バーナユニットを選択する制御を行い、前記初期期間において複数の前記バーナユニットのうちの前記ガスバーナの個数が最も多い前記バーナユニットを燃焼させる
請求項1又は請求項2に記載の給湯器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の給湯装置は、熱交換器と、熱交換器に接続されて水道水を供給する入水管と、熱交換器に接続されて加熱された湯を出湯する出湯管と、入水管と出湯管との間に接続されて熱交換器をバイパスするバイパス管と、を備える。更に給湯装置は、バイパス管流れる流量を制御可能なミキシングモータと、内胴温度を検出する内胴サーミスタと、内胴サーミスタによって得られる内胴温度に応じてミキシングモータの動作を制御するコントローラと、を備える。この給湯装置では、コントローラは、内胴サーミスタによって得られる内胴温度の低下勾配に応じて、ミキシングモータによってバイパス管を流れる流量を減少させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-245895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バイパス管を備えた給湯器は、ガスバーナでガスが燃焼することによって生じる燃焼排気によって加熱される熱交換器に対して入水管によって水を供給可能とする一方で、入水管と出湯管との間に接続されるバイパス管により、水をバイパス可能とする。この構成により、熱交換器から出湯管に供給される湯に対してバイパス管からの水を混合可能とし、この混合度合いを調整することにより、出湯管から供給される湯の温度を調節する。
【0005】
この種の給湯器では、熱交換器全体が十分に温まっていない状態で点火がなされた場合、点火直後は、熱交換器に供給される燃焼熱のうち、「湯水への伝熱に寄与しにくい部分」に伝達される割合が大きくなるため、熱交換器全体が十分に温まっている状態と比較して、熱交換器を通る湯水の温度を効率的に上昇させにくい。
【0006】
本開示の目的の一つは、バイパス管を備えた給湯器において熱交換器を通る湯水の温度を効率的に上昇させ得る技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一つである給湯器は、
ガスを燃焼させ、前記ガスの燃焼によって生じた排気を供給するガスバーナと、
前記ガスバーナから供給される前記排気によって加熱される伝熱管を備える熱交換器と、
水を導入する入水口と前記伝熱管との間に設けられ、前記伝熱管に水を供給する入水管と、
前記伝熱管の下流側に接続され、前記伝熱管から供給される湯を流す出湯管と、
前記入水管から分岐する水のバイパス経路を構成するとともに前記出湯管に接続され、前記バイパス経路を介して前記出湯管に水を流し得るバイパス管と、
前記入水管から前記バイパス管を介して前記出湯管に流れる水の通水量を調整するバイパス弁と、
前記バイパス弁を制御する制御装置と、
を有し、
前記通水量と、前記入水管において前記バイパス管よりも前記熱交換器側へ供給される供給水量と、の和を総水量とし、前記総水量に対する前記通水量の比率をバイパス率とした場合に、前記バイパス弁によって前記通水量が調整されることにより前記バイパス率が調整され、
前記制御装置は、前記ガスバーナの燃焼が開始した後の所定の初期期間において前記バイパス率を所定値以上に高く設定するバイパス増大制御を行い、前記初期期間が経過した後に目標温度に基づいて前記バイパス率を調整する通常制御を行う。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る技術は、バイパス管を備えた給湯器において熱交換器を通る湯水の温度を効率的に上昇させ得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る給湯器を概略的に例示する説明図である。
図2は、第1実施形態に係る給湯器で行われる出湯制御の流れを例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。なお、以下で例示される特徴は、矛盾しない組み合わせでどのように組み合わされてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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