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公開番号2024090030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205658
出願日2022-12-22
発明の名称給湯システム
出願人株式会社パロマ
代理人個人,弁理士法人グランダム特許事務所
主分類F24H 15/196 20220101AFI20240627BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】給湯システムにおいて試運転中に検出された異常が消去許可異常である場合に記録部からの消去を可能とする。
【解決手段】給湯システム1は、給湯装置1Aと、給湯装置1Aを制御する制御部22Aと、外部からの入力を受け付ける入力部と、異常検出部と、記録部と、消去部と、を有する。異常検出部は、予め定められた複数種類の異常のうちのいずれかが給湯装置1Aで生じた場合に、給湯装置1Aで生じた異常を検出する。記録部は、異常検出部によって上記異常が検出された場合に、検出された異常の情報を記録する。消去部は、上記入力部に対して所定の消去指示入力がなされた場合に、試運転時の異常及び通常運転時の異常のうちの試運転時の異常のみを記録部から消去する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
加熱対象の水を通す通水管と、ガスを燃焼させるガスバーナと、前記通水管の内部を通る水に対して前記ガスバーナで生じた熱を伝達する熱交換器と、を有する給湯装置と、
前記給湯装置を制御し、試運転開始条件が成立した場合に前記給湯装置に試運転を行わせ、通常運転開始条件が成立した場合に前記給湯装置に通常運転を行わせる制御部と、
外部からの入力を受け付ける入力部と、
を有する給湯システムであって、
予め定められた複数種類の異常のうちのいずれかが前記給湯装置で生じた場合に、前記給湯装置で生じた異常を検出する異常検出部と、
前記異常検出部によって異常が検出された場合に、検出された異常の情報を記録する記録部と、
前記異常検出部によって検出された前記試運転時の異常が予め定められた消去許可異常に該当する場合において、前記入力部に対して所定の消去指示入力がなされた場合に、前記異常検出部によって検出された前記消去許可異常の記録を前記記録部から消去する消去部と、
を有する給湯システム。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記制御部が前記給湯装置に前記試運転を行わせた場合に、前記試運転中の前記異常検出部による異常の検出結果を報知する報知部を有し、
前記消去部は、前記報知部によって前記検出結果が報知された後、前記入力部に対して前記消去指示入力がなされた場合に、前記消去許可異常の記録を前記記録部から消去する
請求項1に記載の給湯システム。
【請求項3】
前記複数種類の異常のうちの一部の種類の異常が、消去不可異常とされており、
前記消去部は、前記記録部に前記消去許可異常と前記消去不可異常とが記録されている場合において前記消去指示入力がなされた場合に、前記消去不可異常の記録を前記記録部から消去せずに残し、前記消去許可異常の記録を前記記録部から消去する
請求項1又は請求項2に記載の給湯システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ふろ給湯システムの試運転に関する技術が開示されている。特許文献1に開示されるふろ給湯システムでは、給湯装置試運転によって給湯装置内に水張りした後、浴槽に水張りするふろ試運転が行われるように、ふろ給湯システム試運転が構成される。給湯装置試運転には、給湯装置内の水張り後に残留空気を排出するエア抜きが含まれる。上記ふろ給湯システムは、給湯装置内の水張り後にエア抜きの開始と共にふろ試運転を開始するように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-167358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
給湯システムを設置して使用する場合、給湯システムの施工後に試運転を行い、試運転で異常があるか否かを確認した上で、実際の運用を行うことが一般的である。このように試運転を行ってから通常使用を開始することが想定された給湯システムでは、試運転時に確認された異常と通常使用時の異常とを区別することが求められる場合がある。このような要求に応える方法としては、例えば、試運転時に確認された異常を通常使用前にクリアする方法があり、このようにすることで、施工不良に起因する異常の履歴が通常使用開始後に蓄積され続けることを防ぐことができる。しかし、試運転時に確認された異常は、施工不良に起因する異常だけとは限らず、履歴を残しておくべき異常が生じることも考えられる。通常使用の開始前に試運転時の異常をクリアしてしまう方法では、上記のような異常が反映されず、適切な運用が阻害される懸念がある。
【0005】
本開示の目的の一つは、給湯システムにおいて、試運転中に検出された異常が消去許可異常である場合に記録部からの消去を可能とする技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一つである給湯システムは、
加熱対象の水を通す通水管と、ガスを燃焼させるガスバーナと、前記通水管の内部を通る水に対して前記ガスバーナで生じた熱を伝達する熱交換器と、を有する給湯装置と、
前記給湯装置を制御し、試運転開始条件が成立した場合に前記給湯装置に試運転を行わせ、通常運転開始条件が成立した場合に前記給湯装置に通常運転を行わせる制御部と、
外部からの入力を受け付ける入力部と、
を有する給湯システムであって、
予め定められた複数種類の異常のうちのいずれかが前記給湯装置で生じた場合に、前記給湯装置で生じた異常を検出する異常検出部と、
前記異常検出部によって異常が検出された場合に、検出された異常の情報を記録する記録部と、
前記入力部に対して所定の消去指示入力がなされた場合に、前記試運転時の異常及び前記通常運転時の異常のうちの前記試運転時の異常のみを前記記録部から消去する消去部と、
を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術は、給湯システムにおいて試運転中に検出された異常が消去許可異常である場合に記録部からの消去を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る給湯システムの内部構成を概略的に例示する回路図である。
図2は、図1の給湯システムを構成するコントローラ及びリモートコントローラを概略的に例示するブロック図である。
図3は、通常運転制御時の異常の記録の例を示す説明図である。
図4は、試運転時の異常の記録の例を示す説明図である。
図5は、図4のような異常の記録から消去許可異常の記録を消去した例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。以下で例示される特徴は、矛盾しない組み合わせでどのように組み合わされてもよい。
【0010】
〔1〕加熱対象の水を通す通水管と、ガスを燃焼させるガスバーナと、前記通水管の内部を通る水に対して前記ガスバーナで生じた熱を伝達する熱交換器と、を有する給湯装置と、
前記給湯装置を制御し、試運転開始条件が成立した場合に前記給湯装置に試運転を行わせ、通常運転開始条件が成立した場合に前記給湯装置に通常運転を行わせる制御部と、
外部からの入力を受け付ける入力部と、
を有する給湯システムであって、
予め定められた複数種類の異常のうちのいずれかが前記給湯装置で生じた場合に、前記給湯装置で生じた異常を検出する異常検出部と、
前記異常検出部によって異常が検出された場合に、検出された異常の情報を記録する記録部と、
前記異常検出部によって検出された前記試運転時の異常が予め定められた消去許可異常に該当する場合において、前記入力部に対して所定の消去指示入力がなされた場合に、前記異常検出部によって検出された前記消去許可異常の記録を前記記録部から消去する消去部と、
を有する給湯システム。
(【0011】以降は省略されています)

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