TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024089922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205467
出願日2022-12-22
発明の名称配線基板
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類H05K 3/46 20060101AFI20240627BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ビア開口の内壁面に均一で薄いシード層を形成する。
【解決手段】コア基板と、第1ビルドアップ部と、第2ビルドアップ部と、第3ビルドアップ部と、第4ビルドアップ部と、を有する配線基板であって、配線基板の最も外側の面は、第3ビルドアップ部の最外面及び第4ビルドアップ部の最外面で構成されており、第3導体層に含まれる配線における配線幅と配線間距離の最小値は、第1導体層、第2導体層及び第4導体層に含まれる配線における配線幅と配線間距離の最小値よりも小さく、第3絶縁層は、ビア開口と、ビア開口内に形成され、第3導体層と下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、第3導体層とビア導体は、シード層とシード層上の電解めっき層で形成されており、第3絶縁層は、樹脂とビア開口の内壁面を形成する第1無機粒子と第3絶縁層内に埋まっている第2無機粒子を含み、第1無機粒子の形状は前記第2無機粒子の形状と異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有するコア基板と、前記第1面上に形成され、交互に積層される複数の第1絶縁層及び複数の第1導体層を含む第1ビルドアップ部と、前記第2面上に形成され、交互に積層される複数の第2絶縁層及び複数の第2導体層を含む第2ビルドアップ部と、前記第1ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される複数の第3絶縁層及び複数の第3導体層を含む第3ビルドアップ部と、前記第2ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される少なくとも1層の第4絶縁層及び少なくとも1層の第4導体層を含む第4ビルドアップ部と、を有する配線基板であって、
前記配線基板の最も外側の面は、前記第3ビルドアップ部の最外面、及び、前記第4ビルドアップ部の最外面で構成されており、
前記第3導体層に含まれる配線における配線幅の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線幅の最小値よりも小さく、
前記第3導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値よりも小さく、
前記第3絶縁層は、第1面と、前記第1面と反対側の第2面と、前記第1面から前記第2面に至るビア開口と、前記ビア開口内に形成され、前記第3導体層と下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、
前記第3導体層と前記ビア導体は、シード層と前記シード層上の電解めっき層で形成されており、
前記第3絶縁層は、無機粒子と樹脂を含み、
前記無機粒子は前記ビア開口の内壁面を形成する第1無機粒子と前記第3絶縁層内に埋まっている第2無機粒子を含み、
前記第1無機粒子の形状は前記第2無機粒子の形状と異なる。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線基板において、前記コア基板がガラスコアである。
【請求項3】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる配線の最小の配線幅が3μm以下、最小の配線間隔が3μm以下である。
【請求項4】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる配線のアスペクト比は2以上4以下である。
【請求項5】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる配線の上面は研磨面である。
【請求項6】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3絶縁層に含まれる無機粒子の最大粒径が、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層に含まれる無機粒子の最大粒径よりも小さい。
【請求項7】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる配線は、前記第3絶縁層に形成された溝を充填する導体によって構成されている。
【請求項8】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3ビルドアップ部を構成する前記第3絶縁層の体積と前記第4ビルドアップ部を構成する第4絶縁層の体積とは、略等しい。
【請求項9】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3ビルドアップ部における導体が占める体積と前記第4ビルドアップ部における導体が占める体積とは、略等しい。
【請求項10】
請求項1に記載の配線基板において、前記内壁面は前記第1無機粒子と前記樹脂によって形成されており、前記第1無機粒子は平坦部を有し、前記平坦部が前記内壁面を形成する。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のビルドアップ部を有する配線基板に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、従来のプリント配線板の一例を開示している。特許文献1に開示されている技術では、図4に示すように、プリント配線板は、第1導体層51と、第1導体層51上に形成されている絶縁層52と、絶縁層52に形成されている、第1導体層51の一部を露出するビア開口53と、を有する。絶縁層52は樹脂54と無機粒子55とを含む。図4に示すプリント配線板の中間体において、絶縁層52の上面52a、ビア開口53の内壁面53aおよび第1導体層51の露出部51aに対し、シード層が形成される。そして、シード層上において、ビア開口53の内壁面53aおよび第1導体層51の露出部51aにビア導体を形成するとともに、ビア導体および絶縁層52の上面52aに第2導体層を形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-126103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この場合、ビア開口53をレーザ加工で形成するため、図4の拡大部に示すように、ビア開口53の内壁面53aから無機粒子55が突出する場合がある。そのため、ビア開口53の内壁面53aにシード層をスパッタで形成しようとすると、垂直方向に噴射される粒子に対し突出した無機粒子55の下部が影部分Sになり、その影部分Sにシード層が付かなくなる場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る配線基板は、第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有するコア基板と、前記第1面上に形成され、交互に積層される複数の第1絶縁層及び複数の第1導体層を含む第1ビルドアップ部と、前記第2面上に形成され、交互に積層される複数の第2絶縁層及び複数の第2導体層を含む第2ビルドアップ部と、前記第1ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される複数の第3絶縁層及び複数の第3導体層を含む第3ビルドアップ部と、前記第2ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される少なくとも1層の第4絶縁層及び少なくとも1層の第4導体層を含む第4ビルドアップ部と、を有する配線基板であって、前記配線基板の最も外側の面は、前記第3ビルドアップ部の最外面、及び、前記第4ビルドアップ部の最外面で構成されており、前記第3導体層に含まれる配線における配線幅の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線幅の最小値よりも小さく、前記第3導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値よりも小さく、前記第3絶縁層は、前記第1面と、前記第1面と反対側の第2面と、前記第1面から前記第2面に至るビア開口と、前記ビア開口内に形成され、前記第3導体層と下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、前記第3導体層と前記ビア導体は、シード層と前記シード層上の電解めっき層で形成されており、前記第3絶縁層は、無機粒子と樹脂を含み、前記無機粒子は前記ビア開口の内壁面を形成する第1無機粒子と前記第3絶縁層内に埋まっている第2無機粒子を含み、前記第1無機粒子の形状は前記第2無機粒子の形状と異なる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明に係る配線基板におけるビルドアップ部の一実施形態を模式的に示す断面図である。
本発明に係る配線基板における第3ビルドアップ部の各層の一実施形態における特徴部分を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
従来のプリント配線板の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<本発明の配線基板について>
本発明の配線基板の一実施形態が、図面を参照して説明される。なお、図1~図3に示す例において、各部材の寸法、特に高さ方向の寸法については、本発明の特徴をより良く理解できるようにするために、実際の寸法とは異なる寸法で記載している。
【0008】
図1は、本発明に係る配線基板におけるビルドアップ部の一実施形態を説明するための断面図である。図1において、CSは、例えば図中上側の第1面CS1および下側の第2面CS2を有するコア基板である。BU1は、コア基板CSの第1面CS1上に形成され、交互に積層される複数の第1絶縁層12及び複数の第1導体層11を含む第1ビルドアップ部である。BU2は、コア基板CSの第2面CS2上に形成され、交互に積層される複数の第2絶縁層22及び複数の第2導体層21を含む第2ビルドアップ部である。BU3は、第1ビルドアップ部BU1上に形成され、交互に積層される複数の第3絶縁層32及び複数の第3導体層31を含む第3ビルドアップ部である。BU4は、第2ビルドアップ部BU2上に形成され、交互に積層される少なくとも1層の第4絶縁層42及び少なくとも1層の第4導体層41を含む第4ビルドアップ部である。本実施形態では、上記構成の配線基板1の第3ビルドアップ部BU3上に、チップ1およびチップ2が搭載されている。
【0009】
図1に示す本発明に係る配線基板においては、コア基板CSとしてガラスコアを用いることが好ましい。コア基板としてガラスコアを用いると、他の材料のコア基板を用いた配線基板と比べて、高密度配線が形成し易くなる。ガラスコアとしては、従来から知られているいずれの材料をも使用できる。例えば、耐熱性と耐衝撃性に優れ、熱膨張係数がシリコンに近い、ホウ珪酸ガラスを用いることができる。
【0010】
本実施形態に係る配線基板1の特徴は、第3ビルドアップ部BU3の構造にある。すなわち、第3導体層に含まれる配線における配線幅および配線間距離の最小値は、第1導体層、第2導体層、及び、第4導体層に含まれる配線における配線幅および配線間距離の最小値よりも小さい。また、第3絶縁層は、第1面と、第1面と反対側の第2面と、第1面から第2面に至るビア開口と前記第3導体層と下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、第3導体層と前記ビア導体は、シード層と前記シード層上の電解めっき層で形成されている。さらに、第3絶縁層は、無機粒子と樹脂を含み、無機粒子はビア開口の内壁面を形成する第1無機粒子と第3絶縁層内に埋まっている第2無機粒子を含み、第1無機粒子の形状は第2無機粒子の形状と異なる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

イビデン株式会社
配線基板
6日前
イビデン株式会社
配線基板
17日前
イビデン株式会社
プリント配線板
3日前
イビデン株式会社
プリント配線板
3日前
イビデン株式会社
プリント配線板
18日前
イビデン株式会社
プリント配線板
18日前
イビデン株式会社
プリント配線基板の不良発生要因の分類方法および分類システム
9日前
個人
プリコート工法
1か月前
東レ株式会社
表面処理装置
9日前
イビデン株式会社
配線基板
6日前
イビデン株式会社
配線基板
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
3日前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
18日前
イビデン株式会社
プリント配線板
18日前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
25日前
オムロン株式会社
電子機器
26日前
オムロン株式会社
電子機器
26日前
栗田工業株式会社
電子機器
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
3日前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
日本信号株式会社
通信装置
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
ダイハツ工業株式会社
シートヒータ
2か月前
TDK株式会社
複合電子部品
11日前
株式会社ダイヘン
高周波電力供給システム
2か月前
TDK株式会社
複合電子部品
18日前
株式会社ダイヘン
高周波電力供給システム
2か月前
株式会社ダイヘン
高周波電力供給システム
2か月前
日産自動車株式会社
電子機器
1か月前
株式会社ダイヘン
高周波電力供給システム
2か月前
沖電気工業株式会社
物品保管ユニット
1か月前
続きを見る