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公開番号2024083722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197697
出願日2022-12-12
発明の名称現像剤補給容器及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人中川国際特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20240617BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像剤の充填時に現像剤の飛散又は付着の影響を受けないように封止部材を取り付けて作業工数の増大を抑制することにより、CO2排出量及び製造コストを低減すること。
【解決手段】現像剤補給容器1は、現像剤を収容すると共に回転することにより現像剤を搬送する現像剤収容部2と、現像剤収容部2により搬送される現像剤を排出する開口10eを備え、現像剤収容部2に着脱自在に装着される非回転のキャップユニット12と、現像剤収容部2とキャップユニット12との間に設けられるフランジシール5bと、を有する。キャップユニット12は、現像剤収容部2に装着される前にフランジシール5bを回転可能な状態で保持すると共に現像剤収容部2に装着された際に現像剤収容部2との間でフランジシール5bを挟持するフランジ部4を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
現像剤受入れ装置に着脱自在に装着される現像剤補給容器であって、
現像剤を収容すると共に回転することにより現像剤を搬送する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部により搬送される現像剤を排出する開口を備え、前記現像剤収容部に着脱自在に装着される非回転のキャップユニットと、
前記現像剤収容部と前記キャップユニットとの間に設けられる封止部材と、
を有し、
前記キャップユニットは、
前記現像剤収容部に装着される前に前記封止部材を回転可能な状態で保持すると共に前記現像剤収容部に装着された際に前記現像剤収容部との間で前記封止部材を挟持するフランジ部を備える、
ことを特徴とする現像剤補給容器。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記封止部材は、
環状であり、
前記フランジ部は、
前記封止部材の内径よりも内側に位置する内リブと、前記封止部材の外径よりも外側に位置する外リブと、を備え、前記内リブ及び前記外リブによって前記封止部材の径方向の移動を規制し、
前記現像剤収容部は、
前記封止部材の内径と外径との間で前記封止部材に当接する当接部を備え、
前記封止部材の内径と前記内リブの外径との前記径方向のクリアランスは、前記当接部の外径と前記封止部材の外径との前記径方向の距離よりも小さく、且つ、前記封止部材の外径と前記外リブの内径との前記径方向のクリアランスは、前記当接部の内径と前記封止部材の内径との前記径方向の距離よりも小さい、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。
【請求項3】
前記封止部材は、
環状であり、
前記フランジ部は、
前記封止部材の内径よりも内側に位置して前記封止部材の径方向の移動を規制する内リブと、前記現像剤収容部に対する前記キャップユニットの装着方向において前記内リブよりも先端側に設けられると共に前記現像剤収容部に対して前記キャップユニットを取り付ける姿勢にした際に前記封止部材に当接して前記封止部材を支持する支持部と、を備え、
前記支持部の前記封止部材との当接部の前記径方向の距離は、前記封止部材の内径と前記内リブとのクリアランスより大きく、且つ、前記装着方向における前記封止部材の厚みは、前記装着方向における前記当接部と前記内リブとの距離よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容容器。
【請求項4】
前記封止部材は、
環状であり、
前記フランジ部は、
前記封止部材の外径よりも外側に位置して前記封止部材の径方向の移動を規制する外リブと、前記現像剤収容部に対する前記キャップユニットの装着方向において前記外リブよりも先端側に設けられると共に前記現像剤収容部に対して前記キャップユニットを取り付ける姿勢にした際に前記封止部材に当接して前記封止部材を支持する支持部と、を備え、
前記支持部の前記封止部材との当接部の前記径方向の距離は、前記封止部材の外径と前記外リブとのクリアランスより大きく、且つ、前記装着方向における前記封止部材の厚みは、前記装着方向における前記当接部と前記外リブとの距離よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容容器。
【請求項5】
前記フランジ部は、
前記現像剤収容部に対して前記キャップユニットが装着された際に前記封止部材に当接する第1の当接部を備え、
前記現像剤収容部は、
前記現像剤収容部に対して前記キャップユニットが装着された際に前記封止部材に当接すると共に前記第1の当接部よりも前記封止部材との当接面積が小さい第2の当接部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容容器。
【請求項6】
前記第2の当接部における静止摩擦係数は、前記第1の当接部における静止摩擦係数よりも大きい、
ことを特徴とする請求項5に記載の現像剤補給容器。
【請求項7】
前記第2の当接部は、
前記封止部材との当接方向に凸形状となる突出部を備える、
ことを特徴とする請求項5に記載の現像剤補給容器。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の現像剤補給容器と、
前記現像剤補給容器が着脱自在に装着される現像剤受入れ装置を備える装置本体と、
を有することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現像剤受入れ装置に着脱自在に装着される現像剤補給容器及び現像剤受入れ装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地球環境保護の観点から、各企業に対してはCO

の低減を強く求められており、ものづくり業界においてもCO

の排出量の少ない商品を製造及び提供することが重要である。商品の製造においてCO

の排出量を低減させる手段の1つとしては、市場で使用された商品を回収し、寿命に到達した部品のみを交換して再生及び再利用する手段が知られている。これにより、新たに製造する新品部品数を減らして、新品部品製造時に発生するCO

を低減することができる。
【0003】
現像剤補給容器の製造においても同様で、市場で使用された現像剤補給容器を回収して、寿命に到達した部品のみを交換して再生及び再利用することにより、CO

の排出量を低減することが可能である。この際に、現像剤補給容器の中の部品において、寿命が短く交換する頻度が多い部品を交換し易く構成することにより、再生及び再利用の効率を上げることができ、再生時に発生するCO

を低減させることが可能となる。
【0004】
特許文献1は、回転部であるキャップ部と、非回転部である円筒状収容器と、キャップ部と円筒状収容器との境界面に位置する摺動面を備える封止部材と、を有する現像剤収容容器を開示している。特許文献1の現像剤収容容器は、現像剤収容容器側に封止部材を貼り付けずに回転可能に保持させることにより、現像剤収容容器の中でも消耗しやすく寿命が短い封止部材の交換性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-180348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1においては、再生工程における現像剤収容容器へ現像剤を充填する工程において、封止部材の保持部に現像剤が飛散又は付着した場合に、封止部材の保持部に飛散又は付着した現像剤を清掃する工程が必要になる。特に、特許文献1においては、封止部材を貼り付けずに回転可能に保持するために現像剤収容容器側に凹凸形状の保持部を設ける必要があり、現像剤の清掃作業が面倒である。これより、特許文献1においては、作業工数が増大し、製造コストの増加及びCO

の排出量の増加につながるため好ましくない。
【0007】
本発明の目的は、現像剤の充填時に現像剤の飛散又は付着の影響を受けないように封止部材を取り付けて作業工数の増大を抑制することにより、CO

排出量及び製造コストを低減することができる現像剤補給容器及び画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る現像剤補給容器は、現像剤受入れ装置に着脱自在に装着される現像剤補給容器であって、現像剤を収容すると共に回転することにより現像剤を搬送する現像剤収容部と、前記現像剤収容部により搬送される現像剤を排出する開口を備え、前記現像剤収容部に着脱自在に装着される非回転のキャップユニットと、前記現像剤収容部と前記キャップユニットとの間に設けられる封止部材と、を有し、前記キャップユニットは、前記現像剤収容部に装着される前に前記封止部材を回転可能な状態で保持すると共に前記現像剤収容部に装着された際に前記現像剤収容部との間で前記封止部材を挟持するフランジ部を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、現像剤の充填時に現像剤の飛散又は付着の影響を受けないように封止部材を取り付けて作業工数の増大を抑制することにより、CO

排出量及び製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の模式図である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器が装着される現像剤受入れ装置の斜視模式図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器が装着される現像剤受入れ装置の断面模式図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の一部を取り除いた斜視図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の一部の拡大断面斜視図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の一部の拡大断面図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の現像剤補給部の一部の拡大図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器のフランジ部の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器のキャップユニットにフランジシールを装着する方法を示す図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器に現像剤を充填する状態を示す図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の組立方法を示す図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の組立中におけるキャップユニットの一部の拡大断面図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の構成の変形例を示す模式図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の構成の他の変形例を示す模式図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の組立を完了した状態の断面図である。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器のフランジシールの交換方法を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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