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公開番号2024083675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197606
出願日2022-12-12
発明の名称積層光学フィルムおよび画像表示装置
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類G02B 5/30 20060101AFI20240617BHJP(光学)
要約【課題】過酷な高温高湿環境下でも耐久性を維持できる積層光学フィルム、および該積層光学フィルムを用いた画像表示装置を提供すること。
【解決手段】位相差フィルムの少なくとも一方の面に接着剤層を介して光学フィルムが積層された積層光学フィルムであって、接着剤層は、少なくとも重合性化合物を含有する硬化性樹脂組成物の硬化物層であって、110℃で測定した貯蔵弾性率をLogEb、110℃-85%湿度の環境下に36時間放置後に110℃で測定した貯蔵弾性率をLogEaとしたとき、LogEa>LogEbの関係を満足する積層光学フィルム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
位相差フィルムの少なくとも一方の面に接着剤層を介して光学フィルムが積層された積層光学フィルムであって、
前記接着剤層は、少なくとも重合性化合物を含有する硬化性樹脂組成物の硬化物層であって、110℃で測定した貯蔵弾性率をLogE

、110℃-85%湿度の環境下に36時間放置後に110℃で測定した貯蔵弾性率をLogE

としたとき、
LogE

>LogE

の関係を満足するものであることを特徴とする積層光学フィルム。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
LogE

≧7.0の関係を満足するものである請求項1に記載の積層光学フィルム。
【請求項3】
前記硬化性樹脂組成物は、組成物の全量を100質量%としたとき、前記位相差フィルムのSP値との間のSP値距離が0.5~1.5となるSP値である重合性化合物を5~60質量%含有するものである請求項1に記載の積層光学フィルム。
【請求項4】
前記位相差フィルムは、樹脂フィルムの延伸フィルムで構成され、23℃における波長450nmの光で測定した面内位相差をRe(450)、波長550nmの光で測定した面内位相差をRe(550)としたとき、Re(450)<Re(550)の関係を満足するものである請求項1に記載の積層光学フィルム。
【請求項5】
前記光学フィルムが偏光子である請求項1に記載の積層光学フィルム。
【請求項6】
前記光学フィルムが偏光フィルムである請求項1に記載の積層光学フィルム。
【請求項7】
前記光学フィルムが第2の位相差層である請求項1に記載の積層光学フィルム。
【請求項8】
前記位相差フィルムおよび前記光学フィルムの少なくとも一方に、粘着剤層または接着剤層を介して偏光子が積層されたものである請求項1に記載の積層光学フィルム。
【請求項9】
前記位相差フィルムおよび前記光学フィルムの少なくとも一方に、粘着剤層または接着剤層を介して偏光フィルムが積層されたものである請求項1に記載の積層光学フィルム。
【請求項10】
請求項1に記載の積層光学フィルムが用いられていることを特徴とする画像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、位相差フィルムの少なくとも一方の面に接着剤層を介して光学フィルムが積層された積層光学フィルムに関する。当該積層光学フィルムはこれ単独で、またはさらに偏光フィルムを積層した上で、液晶表示装置(LCD)、有機EL表示装置、CRT、PDPなどの画像表示装置を形成し得る。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示装置およびエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置、無機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。画像表示装置には、代表的には偏光フィルムおよび位相差フィルムが用いられている。実用的には、偏光フィルムと位相差フィルムとを一体化した位相差層付偏光フィルムが広く用いられている(例えば、特許文献1)。近年、画像表示装置の用途の広がりに伴い、位相差層付偏光フィルムに対しても各種性能の向上が要望されている。例えば、位相差層付偏光フィルムに対して、従来は要求されなかった過酷な高温高湿環境下、例えば110℃85%湿度で36時間放置する環境下における耐久性が求められる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3325560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記実情に鑑みて開発されたものであり、過酷な高温高湿環境下でも耐久性を維持できる積層光学フィルム、および該積層光学フィルムを用いた画像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題は下記構成により解決し得る。即ち、本発明は、位相差フィルムの少なくとも一方の面に接着剤層を介して光学フィルムが積層された積層光学フィルムであって、前記接着剤層は、少なくとも重合性化合物を含有する硬化性樹脂組成物の硬化物層であって、110℃で測定した貯蔵弾性率をLogE

、110℃-85%湿度の環境下に36時間放置後に110℃で測定した貯蔵弾性率をLogE

としたとき、LogE

>LogE

の関係を満足するものであることを特徴とする積層光学フィルム(1)に関する。
【0006】
上記積層光学フィルム(1)において、LogE

≧7.0の関係を満足するものである積層光学フィルム(2)が好ましい。
【0007】
上記積層光学フィルム(1)または(2)において、前記硬化性樹脂組成物は、組成物の全量を100質量%としたとき、前記位相差フィルムのSP値との間のSP値距離が0.5~1.5となるSP値である重合性化合物を5~60質量%含有するものである積層光学フィルム(3)が好ましい。
【0008】
上記積層光学フィルム(1)~(3)いずれかにおいて、前記位相差フィルムは、樹脂フィルムの延伸フィルムで構成され、23℃における波長450nmの光で測定した面内位相差をRe(450)、波長550nmの光で測定した面内位相差をRe(550)としたとき、Re(450)<Re(550)の関係を満足するものである積層光学フィルム(4)が好ましい。
【0009】
上記積層光学フィルム(1)~(4)いずれかにおいて、前記光学フィルムが偏光子である積層光学フィルム(5)が好ましい。
【0010】
上記積層光学フィルム(1)~(4)いずれかにおいて、前記光学フィルムが偏光フィルムである積層光学フィルム(6)が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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