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公開番号2024083618
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024068206,2021124594
出願日2024-04-19,2021-07-29
発明の名称ケースおよび時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人,個人
主分類G04B 37/18 20060101AFI20240614BHJP(時計)
要約【課題】 衝撃を緩衝し、且つ装飾性およびデザイン性を高めることができるケースおよびそれを備えた時計を提供する。
【解決手段】 ケース本体6と、このケース本体6の上部に配置される第1外装部材である上面外装部材7と、この上面外装部材7に連結されて上面外装部材7をケース本体6に位置決めする位置決め部材8と、を備えている。従って、上面外装部材7が外部から衝撃を受けた際に、その衝撃を位置決め部材8によって分散させて緩衝することができる。また、上面外装部材7をケース本体6の上部に直接ビス止めする必要がなく、上面外装部材7をケース本体6の上部に位置決め部材8によって位置決めしているので、装飾性およびデザイン性を高めることができる。
【選択図】 図3

特許請求の範囲【請求項1】
ケース本体と、
前記ケース本体の上部に配置する第1外装部材と、
前記第1外装部材に連結して前記第1外装部材を前記ケース本体に位置決めする位置決め部材と、
を備え、
前記第1外装部材の下面には、連結部を有し、
前記位置決め部材は、前記連結部内に配置して前記第1外装部材に位置決めすると共に前記ケース本体に位置決めする第1位置決め部と、前記ケース本体に配置して位置決めする第2位置決め部と、を備えている
ことを特徴とするケース。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載のケースにおいて、
前記第1外装部材の下面の前記連結部は、連結凹部であり、
前記第1位置決め部は、前記ケース本体の12時側6時側の外周面に位置決めし、
前記第2位置決め部は、前記ケース本体に設ける取付突起部上に配置する
ことを特徴とするケース。
【請求項3】
請求項2に記載のケースにおいて、
前記第1位置決め部は、前記連結凹部内に設けられた係合フックが係合して前記第1外装部材の表裏面方向の位置を規制する係止凹部と、前記連結凹部内における3時9時方向の側面に当接して前記第1外装部材の3時9時方向の位置を規制する第1規制凸部と、前記ケース本体の前記外周面に当接して前記第1外装部材の12時6時方向の位置を規制する第2規制凸部と、を備えている
ことを特徴とするケース。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれかに記載されたケースにおいて、
前記ケース本体に設けられた取付突起部に前記位置決め部材を覆って位置決めする第2外装部材を備えている
ことを特徴とするケース。
【請求項5】
請求項4に記載されたケースにおいて、
前記第2外装部材は、前記第1位置決め部が配置される第1規制凹部と、前記ケース本体の前記取付突起部における両側部に当接して前記ケース本体に対する前記第2外装部材の3時9時方向の位置を規制する第2規制凹部と、を備えている
ことを特徴とするケース。
【請求項6】
請求項5に記載のケースにおいて、
前記第1位置決め部は、前記第2外装部材の前記第1規制凹部内における3時9時方向の側面に当接して前記位置決め部材の3時9時方向の位置を規制する第3規制凸部と、前記第1規制凹部内における12時6時方向の内面に当接して前記位置決め部材の12時6時方向の位置を規制する第4規制凸部と、を備えている
ことを特徴とするケース。
【請求項7】
請求項4~請求項6のいずれかに記載のケースにおいて、
前記ケース本体の前記取付突起部と前記第2外装部材との間に前記位置決め部材の前記第2位置決め部を挟んで、前記第2外装部材を前記取付突起部に固定するねじ部材を備えている
ことを特徴とするケース。
【請求項8】
請求項7に記載のケースにおいて、
前記ねじ部材は、前記第2外装部材内に配置される飾り頭部と、前記第2位置決め部に設けられたねじ挿入部を通して前記取付突起部に螺着するねじ部と、前記ねじ部の先端部に設けられたねじ回し溝と、を備えている
ことを特徴とするケース。
【請求項9】
請求項1~請求項8のいずれかに記載のケースにおいて、
前記第1外装部材は、前記ケース本体の側面に配置された第1側面部材、第2側面部材および第3側面部材を上方から押え付ける
ことを特徴とするケース。
【請求項10】
請求項1~請求項9のいずれに記載されたケースを備えていることを特徴とする時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、腕時計などの電子機器に用いられるケースおよびそれを備えた時計に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、腕時計ケースにおいては、特許文献1に記載されているように、ケース本体の上面に装飾性を有する外装部材を複数のビスによって直接取り付けた構造のものが知られている。この場合、外装部材は、軟質材料または脆性材料によって形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-185589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような腕時計ケースでは、外装部材をケース本体の上部に直接ビスによって取り付けた構造であるから、外装部材が脆性材料で形成されていると、外装部材が外部から衝撃を受けた際に、その衝撃が直接ケース本体に伝わり、ケース本体内のモジュールにその破損などの悪影響を与えるという問題がある。
【0005】
また、このような腕時計ケースでは、外装部材がケース本体に複数のビスによって取り付けられているため、複数のビスが外装部材と共に外部から見えることになり、外観的にもデザイン的にも好ましくないという問題もある。
【0006】
この発明が解決しようとする課題は、衝撃を緩衝し、且つ装飾性およびデザイン性を高めることができるケースおよびそれを備えた時計を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、ケース本体と、前記ケース本体の上部に配置する第1外装部材と、前記第1外装部材に連結して前記第1外装部材を前記ケース本体に位置決めする位置決め部材と、を備え、前記第1外装部材の下面には、連結部を有し、前記位置決め部材は、前記連結部内に配置して前記第1外装部材に位置決めすると共に前記ケース本体に位置決めする第1位置決め部と、前記ケース本体に配置して位置決めする第2位置決め部と、を備えていることを特徴とするケースである。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、衝撃を緩衝することができると共に、装飾性およびデザイン性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明を適用した腕時計の一実施形態を示した拡大斜視図である。
図1に示された腕時計を3時方向から見た拡大側面図である。
図1に示された腕時計ケースにおいて、ケース本体に上面外装部材と位置決め部材とを取り付ける状態を示した分解斜視図である。
図2に示された腕時計ケースにおいて、ケース本体のバンド取付突起部にバンド外装部材を取り付ける状態を示した分解側面図である。
図3に示された上面外装部材と位置決め部材とを裏面側から見た拡大裏面図である。
図5に示された上面外装部材を裏面側から見た拡大斜視図である。
図3に示された位置決め部材を示し、(a)はその拡大斜視図、(b)はそれを裏面側から見た拡大斜視図である。
図1に示された腕時計ケースのA-A矢視において、バンド外装部材を取り外した状態を示した要部の拡大断面図である。
図5に示された上面外装部材と位置決め部材とにおけるA部を示した拡大図である。
図1に示された腕時計ケースにおいて、上面外装部材を取り外した状態を示した拡大平面図である。
図4に示されたバンド外装部材を示し、(a)はその拡大斜視図、(b)はそれを裏面側から見た拡大斜視図である。
図10に示された腕時計ケースにおけるB部を示した拡大図である。
図1に示された腕時計ケースのバンド取付部を裏面側から見た要部の拡大裏面図である。
図1に示された腕時計ケースにおいてバンド外装部材をケース本体のバンド取付突起部にねじ部材によって取り付ける状態を示した拡大斜視図である。
図1に示された腕時計ケースのB-B矢視における要部を示した拡大断面図である。
図14に示されたねじ部材を示した拡大斜視図である。
図3に示された腕時計ケースにおけるケース本体を示した拡大斜視図である。
図3に示された腕時計ケースにおける飾り部材を示し、(a)はそれを外部側から見た拡大斜視図、(b)はそれを内部側から見た拡大斜視図である。
図18に示された飾り部材の分解斜視図である。
図19に示された飾り部材を示し、(a)は固定部材における一対の第1装飾部の上部にばね部材を配置させた状態を示した拡大斜視図、(b)は(a)のばね部材を示した拡大斜視図である。
図18に示された飾り部材を示し、(a)はその拡大正面図、(b)は(a)のC-C矢視において可動部材がばね部材のばね力によって押し上げられた状態の拡大断面図、(c)は可動部材がばね部材のばね力に抗して押し下げられた状態の拡大断面図である。
図17に示されたケース本体の側面に側面外装部材を取り付ける状態を示した分解斜視図である。
図22に示されたケース本体と側面外装部材とを示し、(a)は側面外装部材の内面側を示した拡大斜視図、(b)はケース本体を上方から見た拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図23を参照して、この発明を適用した腕時計の一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側とには、時計バンド(図示せず)が取り付けられるバンド取付部2がそれぞれ設けられている。この腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側、10時側には、スイッチ釦3がそれぞれ設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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