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公開番号2024088138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203165
出願日2022-12-20
発明の名称掛時計
出願人株式会社プリズム
代理人個人
主分類G04B 37/00 20060101AFI20240625BHJP(時計)
要約【課題】
屋内に配置された家具類又は建物を構成する構造物に存在する出隅部に配置するのみで掛止め固定される掛時計の提供である。
【解決手段】
前面に表示部が設けられた時計枠体Aは、側面視で逆L字状に形成することで、背面側に、屋内の家具類の出隅部D1 ~D3 又は建物を構成する構造物の出隅部D11に掛け止められる掛止め凹部6が設けられ、当該掛止め凹部6を利用して、当該時計枠体Aが前記出隅部D1 ~D3 ,D11に掛け止められた状態を、当該時計枠体Aの前記掛止め凹部6に露出して組み込まれた永久磁石Mと前記出隅部D1 ~D3 ,D11との間の磁気吸引力により維持する構成とする。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
屋内の家具類又は建物を構成する構造物の出隅部に配置するのみで掛止め固定される掛時計であって、
前面に表示部が設けられた時計枠体は、側面視で逆L字状に形成することで、背面側に前記出隅部に掛け止められる掛止め凹部が設けられ、
当該掛止め凹部を利用して、当該時計枠体が前記出隅部に掛け止められた状態を、当該時計枠体の前記掛止め凹部に露出して組み込まれた永久磁石と前記出隅部との間の磁気吸引力により維持する構成であることを特徴とする掛時計。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記時計枠体の裏面側に設けられた磁石を、前記出隅部の磁性部又は当該出隅部に貼着された磁気テープに磁気吸着させることを特徴とする請求項1に記載の掛時計。
【請求項3】
前記時計枠体は、木目の異なる複数の木製ブロック材を組み合わせて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の掛時計。
【請求項4】
前記時計枠体の前面には、当該時計枠体の正面形状と同一形状の透明樹脂板が所定間隔をおいて当該時計枠体の前面と平行に取付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の掛時計。
【請求項5】
前記時計枠体の表示部を構成する計12個の時字のうち零時、3時、6時及び9時の状態で時針が配置される計4個の第1群の時字は、同一の表示が施されていると共に、残りの計8個の第2群の時字は、前記第1群の時字とは異なる同一の表示が施され、
前記第1群及び第2群の各時字は、前記時計枠体を90°単位で廻した各状態において、同一に配置される図形又は線分を含む直線が選択されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の掛時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室内の家具類又は建物を構成する構造物に存在する出隅部に配置するのみで掛止め固定される掛時計に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
掛時計の掛止め構造の一つとして、特許文献1に開示のものが知られている。この掛時計の掛止め構造は、壁面等に打ち込まれる掛け具に係止される掛止め穴が枠体の裏面に設けられた掛時計において、前記掛止め穴の下部に連続し、前記掛け具が進入可能に形成された案内凹部の内壁面に磁石が取付けられ、壁面等に固定された掛け具に対して掛時計の枠体の前記案内凹部を相対的に進入させて、前記掛け具と磁石との吸引力を感じ取った時点で、前記枠体をそのまま開放することで、前記掛止め穴に対する掛け具の掛止め操作を容易にしている。しかし、特許文献1に開示の技術によると、磁気吸引力の利用により、壁面等に対する掛時計の掛止め操作は、容易になるが、壁面等に打ち込まれた掛け具を、掛時計の枠体裏面に形成された掛止め穴に引っ掛けて、壁面等に掛時計を吊り下げる古来の掛止め固定構造が前提となっている。
【0003】
別の特許文献2に開示の掛時計に関しても、壁面等に固定された掛け金具30のフック部30aを、掛時計の筐体21に設けられた穴部に挿入して引っ掛けて固定する構造は、前記特許文献1と同様である。
【0004】
このように、従来の掛時計の掛止め固定構造は、壁面等に固定された掛止め具を、掛時計の枠体(筐体)に設けられた穴部に挿入して引っ掛けるものであり、これとは異なる発想の掛時計の掛止め固定構造は、存在していなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平3-74389号公報
特開2013-136906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、屋内に配置された家具類又は建物を構成する構造物に存在する出隅部に配置するのみで掛止め固定される掛時計の提供を課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、
屋内の家具類又は建物を構成する構造物の出隅部に配置するのみで掛止め固定される掛時計であって、
前面に表示部が設けられた時計枠体は、側面視で逆L字状に形成することで、背面側に前記出隅部に掛け止められる掛止め凹部が設けられ、
当該掛止め凹部を利用して、当該時計枠体が前記出隅部に掛け止められた状態を、当該時計枠体の前記掛止め凹部に露出して組み込まれた永久磁石と前記出隅部との間の磁気吸引力により維持する構成であることを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明によれば、時計枠体は、側面視で逆L字状に形成されることで、背面側に、屋内の家具類又は建物を構成する構造物の出隅部に掛け止められる掛止め凹部が形成されているため、時計枠体の前記掛止め凹部を前記出隅部に配置すると、当該時計枠体の前記掛止め凹部に露出して組み込まれた永久磁石と前記出隅部との間の磁気吸引力により、当該配置状態で維持されて、壁面等に固定する掛止め具等を一切使用することなく、前記出隅部に掛時計を掛止め固定することが可能となる。従って、水平方向に連続する出隅部に対して上方から時計枠体を掛止めることが正規の配置形態であるが、垂直方向に連続する出隅部に対して側方から時計枠体を掛止めて、前記磁気吸引力により時計枠体が下方に移動するのを阻止した状態で配置することも可能である。このように、請求項1の発明によれば、従来の掛時計の掛止め構造では、掛止め具等を一切使用することなく、従来において想定されていなかった家具類又は建物構造物の出隅部に掛時計を掛止め固定することが可能となって、掛時計を見る者に対して時計配置の「意外感」又は「斬新感」を与えられる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記時計枠体の裏面側に設けられた磁石を、前記出隅部の磁性部又は当該出隅部に貼着された磁気テープに磁気吸着させることを特徴としている。
【0010】
家具類又は建物構造物の出隅部が磁性を有していない場合には、当該部分に磁気テープを貼着することで、当該磁気テープと、時計枠体に組み込まれた永久磁石との間で磁気吸引力を生じさせて、前記出隅部に対する時計枠体の掛止め状態を維持できる。なお、出隅部が磁性を有している場合には、時計枠体の掛止め凹部を家具類の出隅部に配置するのみで、永久磁石との間の磁気吸引力により固定される。
(【0011】以降は省略されています)

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