TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024088886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022203902
出願日2022-12-21
発明の名称入力装置及び時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類G04G 21/00 20100101AFI20240626BHJP(時計)
要約【課題】ボタンの鍔部を支持する支持領域の薄肉成形性に優れた入力装置、及びそのような入力装置を備える時計を提供する。
【解決手段】計算機付時計10は、時計モジュール20が収容されるケース30と、押圧操作可能とされるキーボタン部52、及びキーボタン部52の外周面から鍔状に延びる鍔部54を有し、時計モジュール20にキーボタン部52の押圧操作を入力するキーボタン50と、を備え、ケース30は、時計モジュール20の外観を構成する外観部材32、及びケース30に対して鍔部54を支持する支持部材36を有し、外観部材32と支持部材36とは、互いに異なる材質で形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
モジュールが収容されるケースと、
押圧操作可能とされる押圧ボタン、及び該押圧ボタンの外周面から鍔状に延びる鍔状領域を有し、前記モジュールに前記押圧ボタンの押圧操作を入力する押圧部材と、を備え、
前記ケースは、前記モジュールの外観を構成する外観領域、及び前記ケースに対して前記鍔状領域を支持する支持領域を有し、
前記外観領域と前記支持領域は、互いに異なる材質で形成されている、
入力装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記外観領域は、表面にめっき処理が施されており、
前記支持領域は、表面にめっき処理が施されていない、
請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記外観領域を構成する外観部材と前記支持領域を構成する支持部材とは分離可能な別部材であり、
前記支持部材は前記外観部材に配置されている、
請求項1に記載の入力装置。
【請求項4】
前記支持領域は、前記押圧ボタンが押圧方向に摺動される貫通孔を有し、前記外観領域よりも前記押圧ボタンに対する摺動性が高い材質で設けられている、請求項1に記載の入力装置。
【請求項5】
前記支持部材の材質は、ポリアセタールである、請求項3に記載の入力装置。
【請求項6】
前記外観領域と前記支持領域とは、二色成形で一体成形される、請求項1に記載の入力装置。
【請求項7】
前記支持領域の材質は、ポリカーボネイトである、請求項6に記載の入力装置。
【請求項8】
前記押圧部材は、複数の前記押圧ボタンを有し、
前記押圧部材の前記鍔状領域は、隣り合う複数の前記押圧ボタンの間を接続する略シート状に形成されている、請求項1に記載の入力装置。
【請求項9】
前記モジュールが時計モジュールとされるとともに数値及び時刻を表示する表示領域を有する請求項1~8のいずれか1項に記載の入力装置を備える時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力装置及び時計に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モジュールが収容されるケースを備え、弾性変形することにより押圧操作可能とされてモジュールに押圧操作を入力するボタン等が設けられた入力装置が知られている。例えば特許文献1には、モジュールが収容されるケースと、押圧操作可能なキーボタンと、を備え、キーボタンの外周面に、弾性変形するキーボタンが所定の深さ以上に押し込まれないよう、キーボタンの外周面に鍔状に延びる鍔部が設けられた計算機付携帯時計(入力装置)が開示されている。この計算機付携帯時計では、キーボタンが所定の深さまで押圧操作された状態でキーボタンの鍔部と当接するキーボタン保持部が設けられている。
【0003】
図6に、このようなキーボタンの鍔部を支持するための構成が設けられた従来の計算機付時計の一例を示す。図6に示す計算機付時計(入力装置)210は、時計モジュール220が収容されるケース230と、ゴム製のキーボタン250と、を備えている。キーボタン250は、上下に延びる本体部252、及び本体部252の外周面から側方に鍔状に延びる鍔部254を有しており、その上部がケース230から露出している。キーボタン250と時計モジュール220の間には、導電性を有する接点シート260が設けられている。この計算機付時計210では、ケース230の一部にキーボタン250の鍔部254を支持するための支持領域236が鍔部と接点シートの間に介在する形で設けられている。このため、計算機付時計210では、ケース230に対してキーボタン250が安定して支持されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭56-6192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のような入力装置では、キーボタンが弾性変形して座屈することによりその操作性が損なわれないよう、キーボタンの厚み寸法をなるべく小さくする必要があり、そのために、キーボタンの鍔部を支持する支持領域をなるべく薄く設けることが要求される。しかしながら、図6に示すような計算機付時計210では、支持領域236が計算機付時計210の外観を構成するケース230と一体に設けられているため、成形条件の観点から支持領域236の寸法精度とケース230の外観部分の寸法精度とを両立させることが難しく、支持領域236を薄肉とすることが困難であった。
【0006】
本発明は、ボタンの鍔部を支持する支持領域の薄肉成形性に優れた入力装置、及びそのような入力装置を備える時計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の入力装置は、モジュールが収容されるケースと、押圧操作可能とされる押圧ボタン、及び該押圧ボタンの外周面から鍔状に延びる鍔状領域を有し、前記モジュールに前記押圧ボタンの押圧操作を入力する押圧部材と、を備え、前記ケースは、前記モジュールの外観を構成する外観領域、及び前記ケースに対して前記鍔状領域を支持する支持領域を有し、前記外観領域と前記支持領域とは、互いに異なる材質で形成されている。
【0008】
本発明の時計は、前記モジュールが時計モジュールとされるとともに数値及び時刻を表示する表示領域を有する上記の入力装置を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ボタンの鍔部を支持する支持領域の薄肉成形性に優れた入力装置、及びそのような入力装置を備える時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る計算機付時計を上方側から見た全体斜視図である。
第1実施形態に係る計算機付時計の分解斜視図である。
第1実施形態に係る計算機付時計の断面図であって、図1におけるIII-III断面の断面図である。
第1実施形態に係る計算機付時計の一部を拡大した断面図であって、図1におけるIV-IV断面の断面図である。
第2実施形態に係る計算機付時計の一部を拡大した断面図である。
従来の計算機付時計の一部を拡大した断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社プリズム
掛時計
5日前
オメガ・エス アー
計時器用制御デバイス
1か月前
カシオ計算機株式会社
ケースおよび時計
26日前
オメガ・エス アー
時計用等温装置
3日前
ナカソネ住設株式会社
スケルトン形コンソール時計
2か月前
カシオ計算機株式会社
センサ装置および時計
3か月前
オメガ・エス アー
時計用デュワー装置
3日前
オメガ・エス アー
時計用保護ケーシング
3日前
カシオ計算機株式会社
電子時計
3か月前
シチズン時計株式会社
電子時計
1か月前
セイコーエプソン株式会社
時計
1か月前
オメガ・エス アー
連続アニメーションの生成に適合する時計
3か月前
モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
ブレスレット固定デバイス
6日前
カシオ計算機株式会社
スイッチ装置、時計および電子機器
6日前
ブランパン・エス アー
時計の年周期を表示する機構
1か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び時計
3か月前
カシオ計算機株式会社
入力装置及び時計
4日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、表示制御方法及びプログラム
3か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
3か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
3か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
3か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
3か月前
株式会社SOKEN
車両用時刻補正装置
5日前
ニヴァロックス-ファー ソシエテ アノニム
時計の締結要素
1か月前
モントレー ブレゲ・エス アー
フレキシブル表示針のアクチュエート機構
3か月前
セイコーエプソン株式会社
電子制御式機械時計
3か月前
オメガ・エス アー
表示装置のためのコントラスト調整システム
3日前
オメガ・エス アー
携行型時計のベゼル又は風防を駆動するためのプレス装置
2か月前
カシオ計算機株式会社
時計モジュール及び電子時計
3か月前
シチズン時計株式会社
巻真連動機構及び時計
18日前
セイコーエプソン株式会社
時計部品、時計および時計部品の製造方法
13日前
住友重機械工業株式会社
時刻表示装置、時刻表示方法、時刻表示プログラム
1か月前
セイコーエプソン株式会社
電波修正時計および電波修正時計の制御方法
3か月前
セイコーウオッチ株式会社
情報表示機構、時計用ムーブメントおよび時計
26日前
カシオ計算機株式会社
電子時計、プログラム及び時刻修正方法
3か月前
カシオ計算機株式会社
電子時計、時刻表示方法及びプログラム
2か月前
続きを見る