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公開番号2024087757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2023133275
出願日2023-08-18
発明の名称ブレスレット固定デバイス
出願人モントレ・ジャケ・ドロー・エスアー
代理人個人
主分類G04B 37/16 20060101AFI20240624BHJP(時計)
要約【課題】ブレスレットを携行型時計ケースに固定するための固定デバイスを提供する。
【解決手段】固定デバイス1は、携行型時計ケース3に固定されるメス型接続要素5と、ブレスレット2の一端20に固定されるオス型接続要素6を利用し、ブレスレット2を交換可能にすることができる取り外し可能な組み付け手段を形成し、オス型接続要素6はそれぞれ、ブレスレット2の対応する端20に接続されるロッド7と、ボール爪8と、各ボール爪8のまわりに同心に配置された円筒を含む形状の第1の肩付き部分70と円筒を含む形状の第2の肩付き部分80とを備え、オス型接続要素6はそれぞれ、ロッド7の両側に延在し、ボール爪8及び肩付き部分70はそれぞれ、非貫通ハウジング50、及び非貫通ハウジング50の近傍にある溝51とそれぞれ連係するように構成しており、2対のホーン4の対の内側領域にメス型接続要素5を形成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ブレスレット(2)を携行型時計ケース(3)に2対のホーン(4)において固定するための固定デバイス(1)であって、
前記固定デバイス(1)は、前記携行型時計ケース(3)に固定される少なくとも1つのメス型接続要素(5)と、前記ブレスレットの一端(20、21)に固定される少なくとも1つのオス型接続要素(6)を利用し、
前記メス型接続要素(5)と前記オス型接続要素(6)は、相補的であり、一方が他方内にて嵌まることによって連係し、かつ、前記ブレスレットを交換可能にすることができる取り外し可能な組み付け手段を形成し、
前記オス型接続要素はそれぞれ、前記ブレスレット(2)の対応する端(20、21)に接続されるロッド(7)と、ボール爪(8)と、各ボール爪(8)のまわりに同心に配置された円筒を含む形状の第1の肩付き部分(70)と円筒を含む形状の第2の肩付き部分(80)とを備え、
前記オス型接続要素はそれぞれ、前記ロッド(7)の両側に延在し、
前記ボール爪及び前記肩付き部分はそれぞれ、非貫通ハウジング(50)、及び前記非貫通ハウジング(50)の近傍にある溝(51)とそれぞれ連係するように構成しており、前記2対のホーン(4)の対の内側領域に前記メス型接続要素を形成する
ことを特徴とする固定デバイス(1)。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
各メス型接続要素には、前記非貫通ハウジング(50)の上流に位置する傾斜面(52)があり、
前記傾斜面(52)は、前記ボール爪(8)と連係するように構成しており、
前記非貫通ハウジング(50)は、前記傾斜面(52)の端にある
ことを特徴とする請求項1に記載の固定デバイス(1)。
【請求項3】
前記溝(51)には、順に、まっすぐな部分(51’)と弧状部分(53)がある
ことを特徴とする請求項1に記載の固定デバイス(1)。
【請求項4】
前記溝(51)には、前記ロッド(7)の回転を制限する第1の止め要素(54)がある
ことを特徴とする請求項1に記載の固定デバイス(1)。
【請求項5】
前記第1の肩付き部分は、前記ロッド(7)の半径(r)よりも大きい高さ(H)を有し、
前記第2の肩付き部分は、前記ロッド(7)の半径(r)よりも小さい高さ(h)を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の固定デバイス(1)。
【請求項6】
前記第1の肩付き部分(70)の周部には、局所的に空欠部(71)があり、
前記空欠部(71)は、前記ロッド(7)の角トラベルの長さに対応し、第2の止め要素(55)と連係するように構成している
ことを特徴とする請求項1に記載の固定デバイス(1)。
【請求項7】
前記第2の止め要素(55)は、前記第1の止め要素(54)と重なり合っており前記第1の止め要素(54)に対してオフセットされる
ことを特徴とする請求項6に記載の固定デバイス(1)。
【請求項8】
各メス型接続要素(5)は、前記2対のホーン(4)の対の前記内側領域(40、40’)に取り付けられる要素である
ことを特徴とする請求項1に記載の固定デバイス(1)。
【請求項9】
各メス型接続要素(5)は、金属材料又は金属合金によって作られる
ことを特徴とする請求項1に記載の固定デバイス(1)。
【請求項10】
前記ブレスレット(2)の前記端(20、21)には、前記ロッド(7)を受けるように構成している通路がある
ことを特徴とする請求項1に記載の固定デバイス(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、携行型時計(例、腕時計、懐中時計)又は宝飾品の分野に関する。具体的には、本発明は、物体、特に、携行型時計ケース、にブレスレットを固定するための固定デバイスに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、皮革製又は金属製のブレスレットは、管によって形成される棒体を利用して携行型時計ケースのホーンに固定され、この管内において、2つのピストンが並進運動可能なように取り付けられ、前記ピストンの間に、前記ピストンを管の外側に押し出す傾向がある弾性メンバーが配置される。前記棒体は、この目的のためにブレスレットの一端に設けられたハウジング内に取り付けられ、前記ピストンは、ケースのホーン内にある対向する非貫通ボア内に取り付けられる。
【0003】
このようにしてケースに固定されたブレスレットを取り外すためには、弾性メンバーが与える応力に対抗するようにピストンを管内に押すように設計されている工具が必要とされ、これによって、ピストンを穴から出す。携行型時計の着用者は、恒久的にはこのような工具を利用することはできず、また、このような工具を使用することが不便であることがある。このために、このような固定デバイスを備えるブレスレットは一般的にはケースに恒久的に取り付けられる。
【0004】
また、工具を使用せずにケースからブレスレットを取り外すことを可能にする固定デバイスもある。このような固定デバイスには、通常、上で説明したタイプの棒体があり、この棒体上に管を通り抜けるようにピストンアクチュエート用メンバーが取り付けられる。例えば、前記アクチュエート用メンバーは、スイス特許文献CH327838に記載されているように、一方のピストンに固定される半径方向のフィンガーである。このフィンガーは、管内に形成された軸方向の溝を通り抜けるように摺動可能に取り付けられ、溝に沿ったこのフィンガーの運動によって、一方のピストンを管内に押し込むことが可能になる。
【0005】
スイス特許文献CH614589は、ブレスレットをケースに固定するための固定デバイスを備える携行型時計ケースについて記載している。中央ホーンには、ホーンの全長にわたって縦方向に円筒状の通路スリットがあり、ブレスレットを固定するための棒体の挿入を可能にしている。この棒体は、全長にわたってまっすぐな面がある円筒の形態であり、これによって、通路に挿入されたときに棒体が通り、所定の角位置を占めるときに棒体が所定の位置に保持される。
【0006】
説明したこれらの固定デバイスは、一般的に、交換可能なブレスレットのために用いられ、このようなブレスレットを着用者が望んだときに交換することが可能になる。しかし、課題もある。特に、これらの固定デバイスは、管に開口を形成すること、ピストンを大きく変えることのような、棒体に対して大きな構造的変更を行うことを必要とする。これらの変更によって、製造コストが大きく増えてしまう。また、これらの固定デバイスには、突出要素、すなわち、アクチュエート用メンバー、があり、これは、携行型時計の着用者を引っ掻いたり傷つけたりしてしまうことがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、特に、従来技術のブレスレット固定デバイスの様々な課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このために、本発明は、ブレスレットを携行型時計ケースに2対のホーンにおいて固定するための固定デバイスに関し、前記固定デバイスは、前記携行型時計ケースに固定される少なくとも1つのメス型接続要素と、前記ブレスレットの一端に固定される少なくとも1つのオス型接続要素を利用し、前記メス型接続要素と前記オス型接続要素は、相補的であり、一方が他方内にて嵌まることによって連係し、かつ、前記ブレスレットを交換可能にすることができる取り外し可能な組み付け手段を形成する。
【0009】
本発明によると、前記オス型接続要素はそれぞれ、前記ブレスレットの対応する端に接続されるロッドと、ボール爪と、各ボール爪のまわりに同心に配置された円筒を含む形状の第1の肩付き部分と円筒を含む形状の第2の肩付き部分とを備え、前記オス型接続要素はそれぞれ、前記ロッドの軸の両側に延在し、前記ボール爪及び前記肩付き部分はそれぞれ、非貫通ハウジング、及び前記非貫通ハウジングの近傍にある溝とそれぞれ連係するように構成しており、前記2対のホーンの対の内側領域に前記メス型接続要素を形成する。
【0010】
本発明の他の好ましい変異形態は、以下の特徴を有する。
- 各メス型接続要素には、前記非貫通ハウジングの上流に位置する傾斜面があり、前記傾斜面は、前記ボール爪と連係するように構成しており、前記非貫通ハウジングは、前記傾斜面の端にある。
- 前記溝には、順に、まっすぐな部分と弧状部分がある。
- 前記溝には、前記ロッドの回転を制限する第1の止め要素がある。
- 前記第1の肩付き部分は、前記ロッドの半径よりも大きい高さを有し、前記第2の肩付き部分は、前記ロッドの半径よりも小さい高さを有する。
- 前記第1の肩付き部分の周部には、局所的に空欠部があり、前記空欠部は、前記ロッドの角トラベルの長さに対応し、第2の止め要素と連係するように構成している。
- 前記第2の止め要素は、前記第1の止め要素と重なり合っており前記第1の止め要素に対してオフセットされる。
- 各メス型接続要素は、前記2対のホーンの対の前記内側領域に取り付けられる要素である。
- 各メス型接続要素は、金属材料又は金属合金によって作られる。
- 前記ブレスレットの前記端には、前記ロッドを受けるように構成している通路がある。
- 前記ブレスレットは、前記ロッドに固定される。
(【0011】以降は省略されています)

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