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公開番号2024077007
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2023199007
出願日2023-11-24
発明の名称時計用連結装置
出願人ロレックス・ソシエテ・アノニム,ROLEX SA
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類G04B 11/02 20060101AFI20240530BHJP(時計)
要約【課題】アフターセールサービス作業を実施するにあたり操作が実用的である、単純かつ小型の連結装置を提供する。
【解決手段】第一パーツ41と、第一軸A1周りに第一パーツ41に対して可動な、第二パーツ42と、阻止要素43と、制御要素45と、を含む、連結装置40であって、始動第二構成において、一方向である、またはフリーホイールであり、阻止要素43、第一パーツ41、及び第二パーツ42は、障害によりまたは楔止めにより、第一及び第二パーツ41、42を接続するよう構成され及びまたは適合され、阻止要素43は、第一構成において、第一方向及び第一方向の反対の第二方向への回転中、第一及び第二パーツの自由相対運動を可能にし、第二構成において、パーツの一方または他方の第一方向への負荷の間、第一及び第二パーツの連結を可能にし、第二方向への回転中、パーツの自由相対運動を可能にする、よう適合される及びまたは構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第一パーツ(41;41’;41”)と、
第一軸(A1;A1’;A1”)周りに前記第一パーツに対して回転可動な、第二パーツ(42;42’;42”)と、
少なくとも1つの阻止要素(43;43’;43”)と、及び
停止第一構成(C1)と始動第二構成(C2)の間で動くよう、前記パーツの1つに可動に搭載される、制御要素(45;45’;45”)と、
を含む、時計(400)用連結装置(40;40’;40”)であって、
前記連結装置は、前記始動第二構成(C2)において、一方向である、またはフリーホイールであり、
前記少なくとも1つの阻止要素(43;43’;43”)、前記第一パーツ(41;41’;41”)、及び第二パーツ(42;42’;42”)は、障害によりまたは楔止めにより、前記第一及び第二パーツを接続するよう構成され及びまたは適合され、
前記少なくとも1つの阻止要素(43;43’;43”)は、
前記第一構成(C1)において、前記第一及び第二パーツの、第一方向及び前記第一方向の反対の第二方向への、自由相対運動を可能にし、
前記第二構成(C2)において、前記パーツの一方及びまたは他方が前記第一方向への相対運動へ促されると、前記第一及び第二パーツの連結を可能にし、前記第二方向において、前記第一及び第二パーツの自由相対運動を可能にする、
よう適合される及びまたは構成される、
連結装置(40;40’;40”)。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御要素(45;45’;45”)は、前記第一及び第二構成の間で、前記第一軸(A1;A1’;A1”)周りに回転可動である、
請求項1に記載の連結装置(40;40’;40”)。
【請求項3】
前記第一構成(C1)は、安定構成であり、前記第二構成(C2)は、安定構成である、
請求項1または2に記載の連結装置(40”)。
【請求項4】
前記第一構成(C1)は、不安定構成であり、前記第二構成(C2)は、安定構成である、
請求項1または2に記載の連結装置(40;40’)。
【請求項5】
前記連結装置(40;40’)は、前記制御要素(45;45’)を前記第二構成に向けて付勢する、戻し要素を含む、
請求項4に記載の連結装置(40;40’)。
【請求項6】
前記戻し要素は、
前記第一及び第二パーツ間の、前記第一方向への相対運動、または
前記第一及び第二パーツ間の、前記第二方向への相対運動、
のいずれかの影響を理由として、前記制御要素(45;45’)を前記第一構成から前記第二構成へ移動するよう構成される及びまたは適合される、
請求項5に記載の連結装置(40;40’)。
【請求項7】
前記戻し要素は、前記制御要素(45;45’)に摩擦により直接または間接的に作用する、前記阻止要素(43;43’)の摩擦表面を含む、
請求項6に記載の連結装置(40;40’)。
【請求項8】
前記戻し要素は、弾性戻し要素である、
請求項5から7のいずれか一項に記載の連結装置(40;40’;40”)。
【請求項9】
前記制御要素(45;45’;45”)は、前記少なくとも1つの阻止要素(43;43’;43”)が前記第一または第二パーツと協働しないよう、前記少なくとも1つの阻止要素(43;43’;43”)に、特に接触を通じ、作用するよう適合された、部分(45a;45a’;45a”)を含む、
請求項1から8のいずれか一項に記載の連結装置(40;40’;40”)。
【請求項10】
前記制御要素(45;45’;45”)は、時計士が、特に工具を用いて、前記制御要素を操作可能にするよう適合された、保持部分(45b;45b’;45b”)を含む、
請求項1から9のいずれか一項に記載の連結装置(40;40’;40”)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時計用連結装置に関する。本発明はまた、同種の連結装置を含む、自動巻き上げ連鎖に関する。本発明はまた、同種の連結装置を含む、自動巻き上げモジュールに関する。本発明は更に、同種の連結装置または同種の自動巻き上げ連鎖または同種の自動巻き上げモジュールを含む、時計ムーブメントに関する。本発明は更に、同種の連結装置または同種の自動巻き上げ連鎖または同種の自動巻き上げモジュールまたは同種の時計ムーブメントを含む、時計に関する。本発明は最後に、同種の自動巻き上げ連鎖または同種の自動巻き上げモジュールまたは同種の時計ムーブメントまたは同種の時計の稼働方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1から、巻き上げ軸を用いて、2つの香箱を巻き上げるための、手動巻き上げ連鎖が知られている。巻き上げ連鎖は、各香箱用にフリーホイールを含む態様で設計される。2つのホリーホイールは、巻き上げ軸の第一回転方向において、第一香箱の巻き上げを可能にし、巻き上げ軸の第二回転方向において、第二香箱の巻き上げを可能にする。各フリーホイールは、香箱真に接続されるラチェットのかぎ歯と協働することが意図される、2つの一体鋳造弾性爪を含む。当該解決策の特定の特徴は、各爪が、ラチェット3の歯の圏外に爪を保持するため、時計士が補完的形状へ接続可能にする、フックを含むことである。当該構成において、フリーホイールは停止され、ラチェットによる香箱の解除を可能にする。爪が多数であるため、ホリーホイールの停止は、複雑で時間がかかるものとなる。更に、爪は、アクセス可能でなければならず、フックをかけるのは、時計士の多大な器用さを必要とする。例えば所定の香箱を巻き上げる際に、フリーホイールを自発的に再始動させることは不可能であることを注記する。
【0003】
特許文献2は、自動巻き上げ連鎖内に配置され、停止可能なフリーホイールを開示する。当該解決策のフリーホイールは、それぞれかぎ前歯を有する、2つの同軸中間歯車を含む。これら前歯の2つの組は、中間歯車に固定された摺動シャフト上のばね軸受のおかげで、互いに協働することが意図される。フリーホイールは、フリーホイールを停止し、ラチェットによる香箱ばねの解除を可能にするために、時計士が、摺動シャフトを押して2つの中間歯車の前歯を分断することを可能にする。当該解決策は、比較的厚いという欠点を有する。更に、フリーホイールの停止を維持するために、時計士が摺動シャフトに圧力を加え続ける必要がある。
【0004】
時計ムーブメントにおいて、自動巻き上げ装置(または自動巻き上げ連鎖)は、香箱ばねを整えるため、及び調速部材に蓄積されたエネルギーを伝達可能なようにばねを整え続けるための両方のために、設計される。これは、その固有の稼働により、ラチェット爪を必要とすることなく、香箱ばねの望まない解除を防止する、逆転システムまたは方向逆転機により保証される。
【0005】
これは、ムーブメントのアフターサービスにおいて、特に香箱ばねの解除が必要なときに、問題となる。この種のムーブメントにおいて、香箱ばねの解除を可能にするため、自動巻き上げ連鎖を少なくとも部分的に分解することが必要である。取り外しに伴うストレスに加えて、高さまたは容量を増加しかねないムーブメントの構造に関して、特に自動巻き上げモジュールが設けられた構造に関して、妥協が必要になる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
欧州特許出願公開第3489761号明細書
欧州特許出願公開第2226687号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、上述の問題を改善する連結装置を提供することであり、従来技術から既知の連結装置の改善を可能にすることである。特に、本発明は、時計士によるアフターセールサービス作業を実施するにあたり操作が実用的である、単純かつ小型の連結装置を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明にかかる連結装置は、請求項1で定義される。
【0009】
連結装置の実施形態は、請求項2から11で定義される。
【0010】
本発明にかかる自動巻き上げ連鎖は、請求項12で定義される。
(【0011】以降は省略されています)

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