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公開番号2024082439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196290
出願日2022-12-08
発明の名称フィルタ装置、及びフィルタ装置のフィルタ設置・交換方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B01D 46/02 20060101AFI20240613BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】低流速の条件下でも安定的にフィルタ性能を発揮することが可能なフィルタ装置、及びフィルタ装置のフィルタ設置・交換方法を提供する。
【解決手段】フィルタ装置は、軸線方向に延びるダクトと、前記軸線を中心として周方向に間隔をあけて放射状に設けられ、内部を流れる空気の流れによって変形可能な袋状の複数のフィルタ本体と、フィルタ本体の内周側の端部をダクトに対して相対移動不能に支持する支持固定部と、フィルタ本体の外周側の端部を支持するハウジングと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に延びるダクトと、
前記軸線を中心として周方向に間隔をあけて放射状に設けられ、内部を流れる空気の流れによって変形可能な袋状の複数のフィルタ本体と、
該フィルタ本体の内周側の端部を前記ダクトに対して相対移動不能に支持する支持固定部と、
前記フィルタ本体の外周側の端部を支持するハウジングと、
を備えるフィルタ装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記支持固定部は、前記ダクトを外周側から囲う梁部材を有する請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項3】
前記支持固定部は、前記フィルタ本体内に配置されて、該フィルタ本体を内側から膨らませた状態で維持する内張り部材を有する請求項1又は2に記載のフィルタ装置。
【請求項4】
前記フィルタ本体の前記内周側の端部は、前記外周側の端部よりも前記軸線方向一方側にずれていることで、前記ダクトの出口側に位置している請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項5】
前記複数のフィルタ本体の前記内周側の端部は、前記軸線方向から見て、前記外周側の端部に対して周方向にずれている請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項6】
前記フィルタ本体は、前記ハウジングと前記ダクトとの間の離間距離よりも長い寸法を有することで、前記ハウジング内で撓んだ状態で配置されている請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項7】
請求項1に記載のフィルタ装置のフィルタ設置・交換方法であって、
前記ハウジング、及び前記支持固定部から前記フィルタ本体を順次取り外すステップと、
新しい前記フィルタ本体を前記ハウジング、及び前記支持固定部に順次固定するステップと、
を含むフィルタ装置のフィルタ設置・交換方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、フィルタ装置、及びフィルタ装置のフィルタ設置・交換方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、原子力発電所等の施設においては、電源喪失時等に電力供給を行うために、非
常用発電設備が設けられている。このような非常用発電設備では、ディーゼル機関等の内
燃機関が用いられる場合が多い。この非常用の発電設備は、電源喪失した際に、確実に始
動するとともに安定的に発電が可能であることが求められる。
【0003】
下記特許文献1では、原子力発電所用のディーゼル発電機において、電源喪失した際に、ディーゼルエンジンの吸気を加温又は冷却することで、始動性を高めたり吸気の充填率を高めたりする技術が提案されている。
【0004】
また、一般的に、ディーゼルエンジンにおいては、安定的な運転を行うために大気中の
異物を吸気フィルタで除去している。吸気フィルタは、袋状のバグフィルタを有している。当該バグフィルタ内に空気が流れ込む際に、空気に含まれる異物が捕捉される。バグフィルタの下流側の端部は、従来何らの固定手段も設けられずに、自由端とされることが一般的であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭62-029720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のようにバグフィルタの下流側の端部が自由端とされている場合、空気の流速が低いときに当該バグフィルタが畳まれてしまったり捩れてしまったりする虞がある。その結果、十分な量の空気をバグフィルタ内に取り込めず、フィルタ装置としての性能が阻害されてしまう。
【0007】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、低流速の条件下でも安定的にフィルタ性能を発揮することが可能なフィルタ装置、及びフィルタ装置のフィルタ設置・交換方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示に係るフィルタ装置は、軸線方向に延びるダクトと、前記軸線Xを中心として周方向に間隔をあけて放射状に設けられ、内部を流れる空気の流れによって変形可能な袋状の複数のフィルタ本体と、該フィルタ本体の内周側の端部を前記ダクトに対して相対移動不能に支持する支持固定部と、前記フィルタ本体の外周側の端部を支持するハウジングと、を備える。
【0009】
本開示に係るフィルタ装置のフィルタ設置・交換方法は、上記のフィルタ装置のフィルタ交換方法であって、前記ハウジング、及び前記支持固定部から前記フィルタ本体を順次取り外すステップと、新しい前記フィルタ本体を前記ハウジング、及び前記支持固定部に順次固定するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、低流速の条件下でも安定的にフィルタ性能を発揮することが可能なフィルタ装置、及びフィルタ装置のフィルタ設置・交換方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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