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公開番号2024075920
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187187
出願日2022-11-24
発明の名称熱交換器
出願人サンデン株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類F28F 9/02 20060101AFI20240529BHJP(熱交換一般)
要約【課題】ヘッダタンク201,202内に設けられる仕切部23のろう付け不良に起因したヘッダタンクにおける漏れを簡便且つ精度良く検出する。
【解決手段】 複数のチューブと、複数の前記チューブの両端に接続された一対のヘッダタンクと、を備えた熱交換器であって、前記ヘッダタンクには、内部を複数の領域に区分けする仕切部が設けられ、前記ヘッダタンクの内壁と前記仕切部との接合部は、前記複数の領域のうち、一方側の領域において前記仕切部と接合する第1接合部と、他方側の領域において前記仕切部と接合する第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部との間に前記仕切部に沿って形成される間隙と、前記間隙と前記ヘッダタンクの外部と連通する連通孔と、を有する、熱交換器を提供する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数のチューブと、複数の前記チューブの両端に接続された一対のヘッダタンクと、を備えた熱交換器であって、
前記ヘッダタンクには、内部を複数の領域に区分けする仕切部が設けられ、
前記ヘッダタンクの内壁と前記仕切部との接合部は、
前記複数の領域のうち、一方側の領域において前記仕切部と接合する第1接合部と、
他方側の領域において前記仕切部と接合する第2接合部と、
前記第1接合部と前記第2接合部との間に前記仕切部に沿って形成される間隙と、
前記間隙と前記ヘッダタンクの外部と連通する連通孔と、を有する、熱交換器。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記接合部は、前記ヘッダタンクの内壁に前記仕切部に沿って設けられた溝であり、
前記溝は、前記ヘッダタンクの内側に向かうほど拡幅し、
前記溝の一方の側壁と前記仕切部とが接合して第1接合部を構成し、
前記溝の他方の側壁と前記仕切部とが接合して第2接合部を構成する、請求項1記載の熱交換器。
【請求項3】
前記連通孔は、前記溝に沿って複数設けられ、
少なくとも1つの前記連通孔が、前記ヘッダタンクの長手方向一端側に設けられた、請求項2記載の熱交換器。
【請求項4】
前記ヘッダタンクの長手方向一端側に設けられた前記連通孔が鉛直方向の下側となるよう設置した、請求項3記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器に関し、特に、一対のヘッダタンクの間に複数のチューブを配列した熱交換器に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一対のヘッダタンクと、一対のヘッダタンクの間に並列に配置された複数のチューブからなる熱交換コア部と、を備えた熱交換器が知られている。このような熱交換器では、ヘッダタンクを介して熱交換コア部に冷媒などの熱媒体を流し、この熱媒体と複数のチューブ間を通過する空気などの他の熱媒体との間で熱交換を行わせる(例えば、特許文献1)。
【0003】
上述の熱交換器には、ヘッダタンク内部を仕切部によって複数の領域に区分けすると共に、区分けされた領域に対応させて熱交換コア部内のチューブを群分けすることで、例えば、一方のヘッダタンクから一部のチューブを介して他方のヘッダタンクへ向かう流れと、他方のヘッダタンクから残りのチューブを介して一方のヘッダタンクへ向かう流れ等の異なる方向の熱媒体の流れを形成するものがある。
ここで、ヘッダタンクでは、仕切部をヘッダタンク内部の所定の位置にろう付けして固定することで、ヘッダタンク内部に互いに独立した複数の領域を形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-147992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の熱交換器において、仕切部とヘッダタンクとのろう付けが良好に行われていない場合は、ヘッダタンクから熱媒体が漏れたり、ヘッダタンク内の複数の熱媒体流路間にバイパス漏れが生じたりする等の虞がある。このため、ヘッダタンクと仕切部とのろう付けの良否を簡便且つ精度良く検査できることが望ましい。しかしながら、仕切部はヘッダタンク内部に設けられることから、仕切部のろう付けの良否の検査が煩雑且つ難しい、という問題がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ヘッダタンク内に設けられる仕切部のろう付け不良に起因したヘッダタンクにおける漏れを簡便且つ精度良く検出すること、などを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、複数のチューブと、複数の前記チューブの両端に接続された一対のヘッダタンクと、を備えた熱交換器であって、前記ヘッダタンクには、内部を複数の領域に区分けする仕切部が設けられ、前記ヘッダタンクの内壁と前記仕切部との接合部は、前記複数の領域のうち、一方側の領域において前記仕切部と接合する第1接合部と、他方側の領域において前記仕切部と接合する第2接合部と、前記第1接合部と前記第2接合部との間に前記仕切部に沿って形成される間隙と、前記間隙と前記ヘッダタンクの外部と連通する連通孔と、を有する、熱交換器を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ヘッダタンク内に設けられる仕切部のろう付け不良に起因したヘッダタンクにおける漏れを簡便且つ精度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る熱交換器の外観を示す正面図である。
本発明の実施形態に係る熱交換器に適用されるヘッダタンクであって、実施例1のヘッダタンクの外観を示す斜視図である。
図2のヘッダタンクの上面図である。
図2のヘッダタンクの底面図である。
図4のA-A断面図である。
図5のC部の拡大図である。
図4のB-B断面図である。
本発明の実施形態に係る熱交換器に適用されるヘッダタンクであって、実施例2のヘッダタンクの外観を示す斜視図である。
図8のヘッダタンクの上面図である。
図8のヘッダタンクの底面図である。
図9のD-D断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明において、同一の符号は同一の機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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