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公開番号2024068477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178973
出願日2022-11-08
発明の名称アクチュエータ
出願人フォスター電機株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B06B 1/04 20060101AFI20240513BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】可動子の変位による振動が振動入力対象に入力される確度を高めることができるアクチュエータを提供する。
【解決手段】アクチュエータ10は、側壁部22Cの第1方向一方側の上端部22C1並びに側壁部22Dの第1方向一方側の上端部22D1における第2方向中央部が第1方向他方側に凹んでいる。また、固定壁部22Aの第1方向一方側の上端部22A1並びに固定壁部22Bの第1方向一方側の上端部22B1における第3方向中央部が第1方向他方側に凹んでいる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
コイルを備えた本体部と、
前記本体部に収容され、マグネットを備えると共に前記コイルに通電されることで前記本体部に対して第1方向に変位する可動子と、
前記可動子の前記第1方向一方側に配置され、前記本体部に固定された固定部と、当該固定部と連続して設けられると共に前記可動子の前記変位に応じて弾性変形可能な変形部と、を備えた弾性支持体と、
を備え、
前記本体部は、前記第1方向と直交する第2方向に延在すると共に前記第1方向から見て前記弾性支持体における当該第1方向及び当該第2方向と直交する第3方向一方側又は当該第3方向他方側の端部と重なる一対の側壁部と、当該第3方向に延在しかつ前記固定部が固定された被固定部が設けられると共に当該第2方向に間隔をあけて配置された一対の固定壁部と、を備えると共に、
前記側壁部の前記第1方向一方側の第1上端部における前記第2方向中央部が前記第1方向他方側に凹むと共に、前記固定壁部の前記第1方向一方側の第2上端部における前記第3方向中央部が前記第1方向他方側に凹んでいる、
アクチュエータ。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記固定壁部には、前記第1方向一方側かつ前記可動子と反対側に開放された固定用凹部が設けられている、
請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項3】
前記固定壁部には、前記固定用凹部の前記可動子側に配置された補強壁部が設けられている、
請求項2に記載のアクチュエータ。
【請求項4】
前記側壁部の前記第2方向の長さは、前記固定壁部の前記第3方向の長さよりも長い長さに設定されており、
前記第1方向において、前記第1上端部における前記第2方向中央部と前記弾性支持体との第1距離は、前記第2上端部における前記第3方向中央部と当該弾性支持体との第2距離よりも長い長さに設定されている、
請求項3に記載のアクチュエータ。
【請求項5】
前記第2上端部と前記弾性支持体との間に当該弾性支持体の振幅量を調整可能な振幅量調整材を配置するスペースが確保されている、
請求項4に記載のアクチュエータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、可動子を備えたアクチュエータが開示されている。この特許文献1に記載のアクチュエータでは、取付部材に設けられたコイルが通電されることで、マグネットを備えた可動子が取付部材に対して相対変異する構成となっている。このため、可動子の変位による振動を所定の振動入力対象に入力することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/184439号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、アクチュエータでは、可動子の変位による振動が振動入力対象に入力される確度を高められることが好ましい。
【0005】
本発明は、可動子の変位による振動が振動入力対象に入力される確度を高めることができるアクチュエータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係るアクチュエータは、コイルを備えた本体部と、前記本体部に収容され、マグネットを備えると共に前記コイルに通電されることで前記本体部に対して第1方向に変位する可動子と、前記可動子の前記第1方向一方側に配置され、前記本体部に固定された固定部と、当該固定部と連続して設けられると共に前記可動子の前記変位に応じて弾性変形可能な変形部と、を備えた弾性支持体と、を備え、前記本体部は、前記第1方向と直交する第2方向に延在すると共に前記第1方向から見て前記弾性支持体における当該第1方向及び当該第2方向と直交する第3方向一方側又は当該第3方向他方側の端部と重なる一対の側壁部と、当該第3方向に延在しかつ前記固定部が固定された被固定部が設けられると共に当該第2方向に間隔をあけて配置された一対の固定壁部と、を備えると共に、前記側壁部の前記第1方向一方側の第1上端部における前記第2方向中央部が前記第1方向他方側に凹むと共に、前記固定壁部の前記第1方向一方側の第2上端部における前記第3方向中央部が前記第1方向他方側に凹んでいる。
【0007】
第1の態様に係るアクチュエータによれば、本体部に設けられたコイルに通電されることで、当該本体部に収容されると共にマグネットを備えた可動子が、本体部に対して第1方向に変位する。また、可動子の第1方向一方側には、弾性支持体が配置されており、この弾性支持体は、本体部に固定された固定部と、この固定部と連続して設けられた変形部とを備えている。
【0008】
このため、コイルが通電されることで可動子が第1方向一方側に変位すると、変形部が可動子の変位に応じて弾性変形し、このとき変形部に発生した付勢力によって、可動子は第1方向他方側に変位する。そして、本態様では、このような動作を繰り返すことで、アクチュエータから外部に対して振動を伝達させることができる。
【0009】
また、本態様では、本体部は、第2方向に延在すると共に第1方向から見て弾性支持体の第3方向一方側又は第3方向他方側の端部と重なる一対の側壁部を備えている。また、本体部は、第3方向に延在しかつ弾性支持体の固定部が固定された被固定部が設けられると共に第2方向に間隔をあけて配置された一対の固定壁部を備えている。このため、本態様では、可動子が変位することで弾性支持体から被固定部に入力される荷重を一対の側壁部及び一対の固定壁部によって本体部全体に分散させ、弾性支持体を安定した状態で支持することができる。
【0010】
ところで、可動子が変位すると弾性支持体も変形するため、アクチュエータを安定して駆動させるには、弾性支持体の変形が弾性支持体の周辺部品によって阻害されないことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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