TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024048483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154416
出願日2022-09-28
発明の名称振動子の駆動回路及び駆動方法
出願人株式会社エヌエフホールディングス
代理人弁理士法人牛木国際特許事務所
主分類B06B 1/06 20060101AFI20240402BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】振動子の共振周波数などを追尾して、個体差、温度変化、動作状況の変化等によらず、所定の条件で振動子を駆動する、振動子の駆動回路及び駆動方法を提供する。
【解決手段】振動子の駆動回路が、(電源電圧又は振動子の駆動電圧)÷(電源消費電流又は振動子に流れる電流)が一定になるように駆動周波数を制御することによって、所定の条件で振動子を駆動することを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
(電源電圧又は振動子の駆動電圧)÷(電源消費電流又は振動子に流れる電流)が一定になるように駆動周波数を制御することによって、所定の条件で振動子を駆動することを特徴とする、振動子の駆動回路。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記(電源電圧又は振動子の駆動電圧)を一定の電圧とし、前記(電源消費電流又は振動子に流れる電流)が一定になるように駆動周波数を制御することによって、所定の条件で前記振動子を駆動することを特徴とする、請求項1に記載の振動子の駆動回路。
【請求項3】
前記(電源消費電流又は振動子に流れる電流)を一定の電流とし、前記(電源電圧又は振動子の駆動電圧)が一定になるように駆動周波数を制御することによって、所定の条件で前記振動子を駆動することを特徴とする、請求項1に記載の振動子の駆動回路。
【請求項4】
駆動部がスイッチング回路で構成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の振動子の駆動回路。
【請求項5】
駆動部がスイッチング回路で構成され、前記スイッチング回路の出力であるPWM波、疑似正弦波又はパルス波を、そのまま又はフィルタ回路を経由して前記振動子に与えることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の振動子の駆動回路。
【請求項6】
(電源電圧又は振動子の駆動電圧)÷(電源消費電流又は振動子に流れる電流)が一定になるように駆動周波数を制御することによって、所定の条件で振動子を駆動することを特徴とする、振動子の駆動方法。
【請求項7】
前記(電源電圧又は振動子の駆動電圧)を一定の電圧とし、前記(電源消費電流又は振動子に流れる電流)が一定になるように駆動周波数を制御することによって、所定の条件で前記振動子を駆動することを特徴とする、請求項6に記載の振動子の駆動方法。
【請求項8】
前記(電源消費電流又は振動子に流れる電流)を一定の電流とし、前記(電源電圧又は振動子の駆動電圧)が一定になるように駆動周波数を制御することによって、所定の条件で前記振動子を駆動することを特徴とする、請求項6に記載の振動子の駆動方法。
【請求項9】
スイッチング回路で構成された駆動部を用いることを特徴とする、請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の振動子の駆動方法。
【請求項10】
スイッチング回路で構成された駆動部を用い、前記スイッチング回路の出力であるPWM波、疑似正弦波又はパルス波を、そのまま又はフィルタ回路を経由して前記振動子に与えることを特徴とする、請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の振動子の駆動方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動子の共振周波数などを追尾して、所定の条件で振動子を駆動する駆動回路及び駆動方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
振動子の共振周波数や反共振周波数等は、振動子の個体差、温度変化、動作状況の変化等によって変化する。このため、振動子を駆動する周波数はこれらの変化に追従する必要がある。
【0003】
従来、例えば特許文献1には振動子の共振周波数の近傍に励振周波数を設定することが常識とされている旨が記載されており、その方式としては、共振周波数を検出して周波数を一致させるPLL方式と、振動子の共振を利用して発信する自励発振方式の2つの方式があることが、例えば特許文献2に記載されている。
【0004】
一方、例えば特許文献3のように、反共振周波数で駆動している例もあった。
【0005】
また、共振周波数と反共振周波数の間に霧化量が大きくなる周波数が存在しているとして、その周波数の近辺で振動子を駆動している例もあった。例えば特許文献1では、厚み振動モードの共振周波数と反共振周波数との範囲内に存在する、振動子固有の長さ方向縦振動モードの高次振動による共振周波数で駆動することが提案されている。さらに例えば特許文献4では、共振周波数と反共振周波数の間に存在する、正位相角が最初の誘導性にあるピーク値となる周波数で駆動することが提案されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特公昭60-051010号公報
特開平05-261324号公報
特開昭58-081470号公報
特開昭51-074622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献2に示されている、共振周波数を検出して周波数を一致させるPLL方式は、回路が複雑になるという問題があった。また特許文献2に示されている、振動子の共振を利用して発振する自励発振方式は、駆動部に供給される電源の電力利用効率が悪いという問題もあった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、振動子の共振周波数などの変化を追尾して、振動子の特性のばらつきや動作状態の影響を軽減して所定の条件で振動子を駆動する、振動子の駆動回路及び駆動方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明はかかる課題を解決するため、(電源電圧又は振動子の駆動電圧)÷(電源消費電流又は振動子に流れる電流)が一定になるように駆動周波数を制御することによって、所定の条件で振動子を駆動する、振動子の駆動回路及び駆動方法を提供する。
【0010】
前記振動子の駆動回路では、前記(電源電圧又は振動子の駆動電圧)を一定の電圧とし、前記(電源消費電流又は振動子に流れる電流)が一定になるように駆動周波数を制御することによって、所定の条件で前記振動子を駆動する、としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

アズワン株式会社
振動装置
1か月前
ニデックインスツルメンツ株式会社
アクチュエータ
16日前
フォスター電機株式会社
アクチュエータ
26日前
フォスター電機株式会社
アクチュエータ
26日前
フォスター電機株式会社
アクチュエータ
26日前
株式会社テクノリンク
発振装置、及び生体刺激装置
2か月前
ニデック株式会社
振動モータ及びそれを備える触覚デバイス
1か月前
フォスター電機株式会社
アクチュエータ及び振動発生装置
26日前
株式会社新川
ホーンユニット、超音波ホーン、および、ジグ
17日前
株式会社エヌエフホールディングス
振動子の駆動回路及び駆動方法
2か月前
エーエーシー テクノロジーズ ピーティーイー リミテッド
リニア振動モータ及び電子デバイス
1か月前
キヤノン株式会社
細胞剥離装置、振動子、細胞剥離装置の制御方法、及びプログラム
4日前
ナノミストテクノロジーズ株式会社
超音波霧化装置
2か月前
国立研究開発法人産業技術総合研究所
振動デバイス、振動ユニット及び振動装置
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
振動アクチュエータ及び振動呈示装置
15日前
株式会社エヌエフホールディングス
振動子の駆動電力制御回路及び駆動電力制御方法
2か月前
三井化学株式会社
抗微生物性材料及びその製造方法
1か月前
大日本印刷株式会社
化粧シートおよび化粧材
2か月前
大日本印刷株式会社
化粧シートおよび化粧材
2か月前
デンカ株式会社
検査キット用膜担体および検査キット
2か月前
大日本印刷株式会社
化粧シート
2か月前
大日本印刷株式会社
化粧シート
2か月前
三井化学東セロ株式会社
包装フィルム、包装材および食品包装体
2か月前
大日本印刷株式会社
シート、およびシートの製造方法
2か月前
三井化学株式会社
成形体
23日前
三井化学東セロ株式会社
包装フィルム、包装材および食品包装体
2か月前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物及びフィルム
1か月前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
1か月前
三菱ケミカル株式会社
硬化膜
25日前
倉敷紡績株式会社
電子回路基板用積層体およびその製造方法
18日前
スズキ株式会社
水素捕集装置、それを用いた水素回収システム、および水素製造方法
1か月前
株式会社島津製作所
質量分析データ処理方法及び質量分析データ処理装置
5日前
日鉄ステンレス株式会社
フェライト系ステンレス鋼
1か月前
広東盈華電子科技有限公司
反転銅箔の生産プロセス
1か月前