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公開番号2024066796
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2022176501
出願日2022-11-02
発明の名称車両制御装置、車両制御装置の動作方法、プログラム及び記憶媒体
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B60J 5/00 20060101AFI20240509BHJP(車両一般)
要約【課題】乗員に混乱を生じさせない適切な報知を実現する。
【解決手段】車両を制御する車両制御装置であって、前記車両のドアの開放を検出する第1の検出部と、前記車両の外部の物体の前記車両への接近を検出する第2の検出部と、前記第2の検出部の検出結果を経時的に送信する送信部と、前記第1の検出部の検出結果と、前記送信部から受信した前記第2の検出部の検出結果とに基づいて報知部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1の検出部により前記開放が検出された際に前記第2の検出部により前記接近が検出されていない場合、前記開放を報知する開放音を前記報知部に報知させ、前記第1の検出部により前記開放が検出された際に前記第2の検出部により前記接近が検出されている場合、前記開放音を前記報知部に報知させずに、前記接近を警告する警告音を前記報知部に報知させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両を制御する車両制御装置であって、
前記車両のドアの開放を検出する第1の検出部と、
前記車両の外部の物体の前記車両への接近を検出する第2の検出部と、
前記第2の検出部の検出結果を経時的に送信する送信部と、
前記第1の検出部の検出結果と、前記送信部から受信した前記第2の検出部の検出結果とに基づいて報知部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1の検出部により前記開放が検出された際に前記第2の検出部により前記接近が検出されていない場合、前記開放を報知する開放音を前記報知部に報知させ、
前記第1の検出部により前記開放が検出された際に前記第2の検出部により前記接近が検出されている場合、前記開放音を前記報知部に報知させずに、前記接近を警告する警告音を前記報知部に報知させることを特徴とする車両制御装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記第1の検出部と前記制御部とを接続する第1の通信経路と、前記第2の検出部と前記制御部とを接続する第2の通信経路とは異なる通信経路であることを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記第2の通信経路を介した通信は、前記第1の通信経路を介した通信よりも通信速度が速いことを特徴とする請求項2に記載の車両制御装置。
【請求項4】
前記第2の通信経路を介した通信量は、前記第1の通信経路を介した通信よりも通信量が多いことを特徴とする請求項2に記載の車両制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記車両のイグニッションがオン状態の間、及び、前記オン状態からオフ状態に遷移してから所定期間の間、前記警告音の報知を実行可能に制御し、
前記所定期間が経過した後は、前記警告音の報知を実行不可能に制御することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項6】
前記ドアは、前記車両が有する複数のドアのうちの所定のドアであることを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項7】
前記ドアは、前記車両のフロントドアであることを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項8】
前記ドアは、前記車両の運転席側のフロントドアであることを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項9】
前記報知部はスピーカを含むことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項10】
前記報知部は表示部を含み、
前記制御部は、前記表示部の発光をさらに制御可能であり、
前記制御部は、前記第2の検出部により前記物体が検出されている間、
前記開放が検出されていない場合には前記表示部を点灯させる制御を行い、
前記開放が検出された場合には前記表示部を点滅させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置、車両制御装置の動作方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車外センサが検出した物体の位置情報に基づいて、自車両に対する障害物を検出し、ドアの開閉を禁止したり、ドアの開閉に注意が必要であることを示す警告音を報知したりことを開示している。
【0003】
一方、ドアの開放に応じて開放音を報知することがある。例えば、車両のイグニッションがオン状態のままドアを開放した場合、イグニッションをオフにすることを促すために開放音を報知することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許6651031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術において、ドアの開放音の出力も行う場合、ドアの開放音の出力時に物体の接近に応じた警告音が出力されて両者が混在したり、一方の音が途中でもう一方の音により上書きされて打ち消されたりすることが起こりうる。単純に開放音と警告音とを調停しようとしても、外界センサの検出結果の情報の通信と、ドアセンサの検出結果の情報の通信との間のそれぞれの通信速度が異なり、各情報の取得タイミングにずれが生じることがある。その結果、開放音及び警告音の両方が略同時に出力されたり、途中で一方の打消しが生じたりし、ユーザが混乱することがあるという課題がある
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、乗員に混乱を生じさせない適切な報知を実現するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成する本発明の一態様による車両制御装置は、
車両を制御する車両制御装置であって、
前記車両のドアの開放を検出する第1の検出部と、
前記車両の外部の物体の前記車両への接近を検出する第2の検出部と、
前記第2の検出部の検出結果を経時的に送信する送信部と、
前記第1の検出部の検出結果と、前記送信部から受信した前記第2の検出部の検出結果とに基づいて報知部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1の検出部により前記開放が検出された際に前記第2の検出部により前記接近が検出されていない場合、前記開放を報知する開放音を前記報知部に報知させ、
前記第1の検出部により前記開放が検出された際に前記第2の検出部により前記接近が検出されている場合、前記開放音を前記報知部に報知させずに、前記接近を警告する警告音を前記報知部に報知させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、乗員に混乱を生じさせない適切な報知を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る車両制御装置の構成例を示す図である。
一実施形態に係る機器のハードウェア構成の一例を示す図である。
実施形態1に係る車両制御装置が実施する処理の手順を示すフローチャート。
実施形態2に係る車両制御装置が実施する処理の手順を示すフローチャート。
一実施形態1に係る表示部(インジケータ)の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
(実施形態1)
本実施形態では、駐停車中に、乗員が開けたドアと車両側方を通過しようとした物体(自転車、二輪車、及び四輪車を含む他車両、歩行者等)とが衝突することを防止するために、降車時に乗員に対して各種の情報を報知する例を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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