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公開番号2024065712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174715
出願日2022-10-31
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 7/28 20060101AFI20240508BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】配線スペースを確保することができる建具を提供することを目的とする。
【解決手段】建具は、戸体と、前記戸体がスライドするレールと、前記戸体の上端部を飲み込む開口溝と、を有する上枠と、前記戸体から前記上枠へと亘って設けられる配線と、を備え、前記上枠は、前記開口溝内を室内外方向に仕切る壁部を有し、前記配線は、前記開口溝内で前記壁部の室内側に形成された隙間に通される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建具であって、
戸体と、
前記戸体がスライドするレールと、前記戸体の上端部を飲み込む開口溝と、を有する上枠と、
前記戸体から前記上枠へと亘って設けられる配線と、
を備え、
前記上枠は、前記開口溝内を室内外方向に仕切る壁部を有し、
前記配線は、前記壁部の室内側に形成された隙間に通されている
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建具であって、
さらに、前記レールに対してスライド可能に支持されるローラ部と、前記戸体の上端部に固定されると共に前記ローラ部と連結されるベース部と、を有し、前記戸体を前記レールに対して吊下げ支持する戸体支持機構を備え、
前記壁部は、前記レールよりも下方に設けられ、
前記ベース部は、前記開口溝内で前記壁部の室外側に配置される
ことを特徴とする建具。
【請求項3】
請求項2に記載の建具であって、
さらに、前記開口溝内に配置され、前記配線を被覆した通電金具を備え、
前記通電金具は、第1端部が前記壁部の室外側表面に固定され、第2端部が前記戸体と固定される
ことを特徴とする建具。
【請求項4】
請求項3に記載の建具であって、
さらに、前記上枠の戸先側端部と連結された縦枠を備え、
前記通電金具は、前記第1端部から前記第2端部に向かって、前記開口溝内で前記壁部の室外側を前記縦枠に向かって延在した後、略U字状に折り返されて前記戸体の戸先側部分に接続される
ことを特徴とする建具。
【請求項5】
請求項1に記載の建具であって、
前記開口溝は、下向きに開口したものであり、
前記壁部は、下向きに突出したヒレ状である
ことを特徴とする建具。
【請求項6】
請求項5に記載の建具であって、
さらに、前記隙間の開口部を閉塞する塞ぎ材を備える
ことを特徴とする建具。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の建具であって、
さらに、前記壁部の一面側から他面側へと貫通し、前記配線を前記隙間に引き込むための配線孔を有する
ことを特徴とする建具。
【請求項8】
請求項7に記載の建具であって、
前記配線孔は、前記壁部をその下端部から上方に向かって切り欠くように形成された切欠き穴である
ことを特徴とする建具。
【請求項9】
請求項8に記載の建具であって、
前記戸体を全閉位置とした状態で、前記配線孔は、前記戸体の室内側に隠される
ことを特徴とする建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば玄関ドア等の建具では、電気錠によって電気的に施解錠可能なものがある。このような建具は、戸体に設けられた電気錠と、上枠側に設けられたコントローラ等とが配線で接続されるため、配線の取り回しが問題となる。例えば特許文献1には、戸体の上部にある上枠内のスペースに配線を通した構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
登録実用新案第2521890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、上記のような建具では、戸体を自動で開閉できる機能を搭載したものも提案されている。このような自動開閉機能を搭載した建具では、上枠内にコントローラの他、開閉エンジンと駆動機構等を収容する必要がある。このため、このような建具では、上記特許文献1の構成のように、上枠内に配線を通すためのスペースを確保することが難しい場合がある。なお、自動開閉機能を搭載しない建具であっても、上枠の形状や大きさ等によっては、配線スペースの確保が難しい場合がある。
【0005】
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、配線スペースを確保することができる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様に係る建具は、戸体と、前記戸体がスライドするレールと、前記戸体の上端部を飲み込む開口溝と、を有する上枠と、前記戸体から前記上枠へと亘って設けられる配線と、を備え、前記上枠は、前記開口溝内を室内外方向に仕切る壁部を有し、前記配線は、前記開口溝内で前記壁部の室内側に形成された隙間に通される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の上記態様によれば、配線スペースを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る建具を室外側から見た姿図である。
図1に示す建具の縦断面図である。
配線及びその周辺部の拡大図であり、図3(A)は壁部で形成した隙間に配線を設置する動作を示す縦断面図であり、図3(B)は壁部で形成した隙間に配線を設置した状態を示す縦断面図である。
壁部の配線孔及びその周辺部を拡大して室外側から見た模式的な斜視図である。
戸体から上枠へと亘る配線の経路を説明する平面説明図であり、図5(A)は戸体を全閉位置とした図であり、図5(B)は戸体を全開閉位置とした図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る建具について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
図1及び図2に示すように、本実施形態の建具10は、建物躯体11の開口部に固定される枠体12と、枠体12に開閉可能に支持される戸体14とを備える。建具10は、例えば住宅の玄関ドアとして用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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