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公開番号2024058223
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165447
出願日2022-10-14
発明の名称光ファイバーのスリーブ挿通装置および光ファイバーのスリーブ挿通方法
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類G02B 6/24 20060101AFI20240418BHJP(光学)
要約【課題】複数本の光ファイバーの端末をスリーブに簡単に挿通させることが可能なスリーブ挿通装置およびスリーブ挿通方法を提供する。
【解決手段】光ファイバー束104をその延び方向に沿って動かない固定状態および延び方向に沿ってスライド可能な解除状態に変更可能な状態で保持する固定スライド保持部57を有する固定スライドホルダ50と、固定スライドホルダ50より光ファイバー束104の先端側に配され、光ファイバー束104をその延び方向に沿ってスライド可能な状態で保持する先端側保持部77を有する先端側ホルダ70と、先端側ホルダ70よりさらに光ファイバー束104の先端側に配され、スリーブ保持部91を有するとともに、光ファイバー束104の延び方向に沿ってスライド可能とされたスリーブステージ90と、を備える、光ファイバーのスリーブ挿通装置10。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数本の光ファイバーが束ねられた光ファイバー束の端末を筒状のスリーブ内に挿通させるためのスリーブ挿通装置であって、
前記光ファイバー束をその延び方向に沿って動かない固定状態および延び方向に沿ってスライド可能な解除状態に変更可能な状態で保持する固定スライド保持部を有する固定スライドホルダと、
前記固定スライドホルダより前記光ファイバー束の先端側に配され、前記固定スライド保持部から延出された前記光ファイバー束をその延び方向に沿ってスライド可能な状態で保持する先端側保持部を有する先端側ホルダと、
前記先端側ホルダよりさらに前記光ファイバー束の先端側に配され、前記スリーブを保持するスリーブ保持部を有するとともに、前記光ファイバー束の延び方向に沿ってスライド可能とされたスリーブステージと、を備え、
前記固定スライド保持部を固定状態とし、前記スリーブステージを前記先端側ホルダとともに前記固定スライドホルダ側にスライドさせることで、前記先端側保持部から徐々に延び出す前記光ファイバー束の端末を前記スリーブ内に挿通させることが可能な光ファイバーのスリーブ挿通装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記複数本の光ファイバーは、当該複数本の光ファイバーを構成糸の一種として製織された光ファイバー織物の端部から延び出した部分であって、
当該スリーブ挿通装置は、前記光ファイバー織物のシート状の織物本体を平坦な状態で固定する織物固定部と、前記織物固定部と前記固定スライドホルダとの間に配される基端側ホルダと、を備え、
前記基端側ホルダは、前記織物本体から延び出した横並び状態の前記複数本の光ファイバーが束状に集束されつつある三角形状の集束部を前記織物本体のシート面と交差する方向から挟持する挟持部と、前記集束部により束ねられた前記光ファイバー束を、その延び方向に沿ってスライド可能な状態で保持する基端側保持部とを有する請求項1に記載の光ファイバーのスリーブ挿通装置。
【請求項3】
前記光ファイバー織物は異なる光源に接続される複数本の第1ファイバーおよび複数本の第2ファイバーを備え、
前記基端側ホルダは、前記複数本の第1ファイバーが束ねられた第1ファイバー束および前記複数本の第2ファイバーが束ねられた第2ファイバー束を個別に保持する2つの前記基端側保持部を横並びの状態で備え、
前記固定スライドホルダは、前記第1ファイバー束および前記第2ファイバー束を個別に保持する2つの前記固定スライド保持部を横並びの状態で備え、
前記先端側ホルダは、前記第1ファイバー束および前記第2ファイバー束を個別に保持する2つの前記先端側保持部を横並びの状態で備え、
前記スリーブステージは、前記第1ファイバー束および前記第2ファイバー束をそれぞれ挿通させる2つの前記スリーブを保持する2つの前記スリーブ保持部を横並びの状態で備えている請求項2に記載の光ファイバーのスリーブ挿通装置。
【請求項4】
前記基端側保持部、前記固定スライド保持部、および、前記先端側保持部は、前記光ファイバー束を収容可能な溝部と、前記溝部を塞ぐ蓋部とから構成されている請求項2または請求項3に記載の光ファイバーのスリーブ挿通装置。
【請求項5】
複数本の光ファイバーが束ねられた光ファイバー束の端末を筒状のスリーブ内に挿通させるためのスリーブ挿通装置を用いた光ファイバーのスリーブ挿通方法であって、
前記光ファイバー束をその延び方向に沿って動かない固定状態で固定スライド保持部により保持するとともに、前記固定スライド保持部より前記光ファイバー束の先端側において、前記光ファイバー束をその延び方向に沿ってスライド可能な状態で先端側保持部により保持する保持工程と、
前記先端側保持部から延び出した前記光ファイバー束の先端を切り揃えるカット工程と、
切り揃えられた前記光ファイバー束の先端に前記スリーブを近づけ、前記先端側保持部を前記固定スライド保持部側に移動させることで前記先端側保持部から徐々に延び出す前記光ファイバー束を前記スリーブ内に挿入するスライド挿入工程と、を実行する光ファイバーのスリーブ挿通方法。
【請求項6】
前記複数本の光ファイバーは、当該複数本の光ファイバーを構成糸の一種として製織された光ファイバー織物の端部から延び出した部分であって、
前記保持工程の前に、前記光ファイバー織物のシート状の織物本体を平坦な状態で固定する織物固定工程と、
前記織物本体から延び出した横並び状態の前記複数本の光ファイバーを束ねて基端側保持部により保持する基端側保持工程と、を実行し、
さらに、横並び状態の前記複数本の光ファイバーが束状に集束されつつある三角形状の集束部を前記織物本体のシート面と交差する方向から挟持する集束部挟持工程と、を実行する請求項5に記載の光ファイバーのスリーブ挿通方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、光ファイバーのスリーブ挿通装置および光ファイバーのスリーブ挿通方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
複数本の光ファイバーの端末を、筒状のスリーブにより集束させる技術が知られている。下記特許文献1には、複数本の光ファイバーを束ねた光ファイバー束の端末を外筒および内筒に挿入し、内筒を外筒にねじ込むことにより、光ファイバーの端末にスリーブを取り付ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭59-165003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、光ファイバー束を、当該光ファイバー束の径とさほど変わらない径のスリーブ内に挿入する作業は容易ではなく、作業性の改善が望まれていた。
【0005】
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数本の光ファイバーの端末をスリーブに簡単に挿通させることが可能なスリーブ挿通装置およびスリーブ挿通方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示される技術は、複数本の光ファイバーが束ねられた光ファイバー束の端末を筒状のスリーブ内に挿通させるためのスリーブ挿通装置であって、前記光ファイバー束をその延び方向に沿って動かない固定状態および延び方向に沿ってスライド可能な解除状態に変更可能な状態で保持する固定スライド保持部を有する固定スライドホルダと、前記固定スライドホルダより前記光ファイバー束の先端側に配され、前記固定スライド保持部から延出された前記光ファイバー束をその延び方向に沿ってスライド可能な状態で保持する先端側保持部を有する先端側ホルダと、前記先端側ホルダよりさらに前記光ファイバー束の先端側に配され、前記スリーブを保持するスリーブ保持部を有するとともに、前記光ファイバー束の延び方向に沿ってスライド可能とされたスリーブステージと、を備え、前記固定スライド保持部を固定状態とし、前記スリーブステージを前記先端側ホルダとともに前記固定スライドホルダ側にスライドさせることで、前記先端側保持部から徐々に延び出す前記光ファイバー束の端末を前記スリーブ内に挿通させることが可能とされている。
【0007】
上記構成の装置により光ファイバー束をスリーブに挿通させる際には、まず、光ファイバー束を固定スライド保持部および先端側保持部に保持させ、先端側保持部から延び出した光ファイバー束の先端を切り揃える。そして、スリーブを保持させたスリーブステージを先端側ホルダに向けて、すなわち、切り揃えられた光ファイバー束の先端に向けてスライドさせる。この時、固定スライド保持部を、光ファイバー束が動かない固定状態としておく。このような状態で先端側ホルダをスリーブステージとともに固定スライドホルダ側に移動させることにより、先端側保持部から徐々に延び出す光ファイバー束をスリーブ内に挿入することができる。またこの時、先端側ホルダを固定スライドホルダに近接した位置から固定スライドホルダに近づけることにより、光ファイバー束がスリーブと干渉した場合でも、光ファイバー束に簡単に撓みが生じることを抑制することができる。
【0008】
また、スリーブ内に光ファイバー束の先端側が挿入され、先端側ホルダが固定スライドホルダに当接した後、更にスリーブの奥方に光ファイバー束を進入させる際には、固定スライド保持部の固定状態を一旦解除し、固定スライドホルダを光ファイバー束の基端側にスライドさせる。そしてその後、固定スライド保持部を再び固定状態とすることにより、再び先端側ホルダに近い位置で光ファイバー束を固定し、光ファイバー束の撓みを抑制しつつ、光ファイバー束をスリーブの奥方に挿入することができる。
【0009】
このように、上記構成によれば、光ファイバー束をスリーブに簡単に挿通させることができる。
【0010】
前記複数本の光ファイバーは、当該複数本の光ファイバーを構成糸の一種として製織された光ファイバー織物の端部から延び出した部分であって、当該スリーブ挿通装置は、前記光ファイバー織物のシート状の織物本体を平坦な状態で固定する織物固定部と、前記織物固定部と前記固定スライドホルダとの間に配される基端側ホルダと、を備え、前記基端側ホルダは、前記織物本体から延び出した横並び状態の前記複数本の光ファイバーが束状に集束されつつある三角形状の集束部を前記織物本体のシート面と交差する方向から挟持する挟持部と、前記集束部により束ねられた前記光ファイバー束を、その延び方向に沿ってスライド可能な状態で保持する基端側保持部とを有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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