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公開番号2024052238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158822
出願日2022-09-30
発明の名称スパチュラ付き容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類A45D 34/04 20060101AFI20240404BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】スパチュラを容器体から取り外し易いスパチュラ付き容器を提供する。
【解決手段】上端開口の筒周壁Bを有する有底筒状の容器体Aと、蓋周壁54を前記筒周壁Bに外嵌させた蓋体50と、前記筒周壁Bに縦向きに組み付けられたスパチュラ40とを具備する。前記筒周壁Bは、その厚み方向dの一部に収納空間Vを内蔵しており、上向きの頂端面29の一部に、前記収納空間Vと連続する挿通口Hが開口されている。前記スパチュラ40の下半部40aを前記収納空間Vに挿入されている。前記天板52の裏面側に、前記蓋体50の開蓋時に前記スパチュラ40を引き上げることが可能な連係手段Lが設けられている。この連係手段Lは、前記天板52の裏面側に形成された保持凹部58内に前記スパチュラ40の上端部44を着脱可能に保持させてなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上端開口の筒周壁(B)を有する有底筒状の容器体(A)と、
天板(52)の周端側から垂設する蓋周壁(54)を前記筒周壁(B)に外嵌させた蓋体(50)と、
前記筒周壁(B)に縦向きに組み付けられたスパチュラ(40)と、を具備し、
前記筒周壁(B)は、その厚み方向(d)の一部に収納空間(V)を内蔵するとともに、その筒周壁(B)の頂端面(29)に、前記収納空間(V)と連続する挿通口(H)を開口しており、
前記スパチュラ(40)は、その下半部(40a)を前記収納空間(V)に挿入させるとともに、前記挿通口(H)から前記天板(52)の裏面側へ延びるスパチュラ付き容器であって、
前記天板(52)の裏面側に、前記蓋体(50)の開蓋時に前記スパチュラ(40)を引き上げることが可能な連係手段(L)が設けられており、
この連係手段(L)は、前記天板(52)の裏面側に形成された保持凹部(58)内に前記スパチュラ(40)の上端部(44)を着脱可能に保持させてなることを特徴とする、スパチュラ付き容器。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記保持凹部(58)は、上方から見て、前記頂端面(29)に重なるように前記天板(52)の裏面側に形成された周状凹溝であることを特徴とする、請求項1に記載のスパチュラ付き容器。
【請求項3】
前記スパチュラ(40)の上端部(44)は球状端子に形成されており、
前記周状凹溝の周方向から見て、当該周状凹溝の両側面の一方又は双方から、前記球状端子の下側への当該球状端子の引抜きを可能に係止する係止突部(r)が突設されたことを特徴とする、請求項2に記載のスパチュラ付き容器。
【請求項4】
前記蓋周壁(54)は、前記筒周壁(B)に螺合されており、この筒周壁(B)から前記蓋周壁(54)を螺脱させることにより、前記スパチュラ(40)の上端部(44)が前記周状凹溝内を摺動しながら引き上げられることで、前記スパチュラ(40)の下半部(40a)が前記収納凹部(V)から引き抜かれるように構成したことを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載のスパチュラ付き容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スパチュラ付き容器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
この種のスパチュラ容器として、大外径の胴部から小外径の口頸部を起立してなる有底筒状の容器体と、前記口頸部の開口部を閉塞する蓋体と、前記容器体に縦向きに組み付けられたスパチュラとを具備するものが知られている(特許文献1の図2参照)。
前記胴部は、環状頂壁の両端から内周壁及び外周壁を垂設してなる2重筒状に形成されており、これら内周壁及び外周壁の間に収納空間を形成するとともに、前記環状頂壁に挿通口を開口してなる。スパチュラの柄の部分を下向きにして、当該柄部分を前記収納空間内に収容させていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-326985
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の容器は、スパチュラの柄部分を下向きにして収納空間内に収容したから、スパチュラを収納空間から引き出すときに、スパチュラの掬い部を指で摘まむことになり、衛生面で好ましくない。
掬い部を下向きにして挿通口から柄部分が上方へ突出する構成とすることもできるが、その場合に、柄部分の突出長をどうするのかという問題がある。その柄部分の先端部が口頸部の上端面より高いと、蓋体を開蓋した状態で、不意にその柄部分の先端部に他物(例えば利用者の手)が不意に当たって、容器体を倒してしまう可能性がある。逆に、柄部分の先端部が口頸部の上端面より低いと、当該先端部を指で摘まみにくい。
【0005】
本発明の目的は、スパチュラを容器体から取り外し易いスパチュラ付き容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の手段は、上端開口の筒周壁Bを有する有底筒状の容器体Aと、
天板52の周端側から垂設する蓋周壁54を前記筒周壁Bに外嵌させた蓋体50と、
前記筒周壁Bに縦向きに組み付けられたスパチュラ40と、を具備し、
前記筒周壁Bは、その厚み方向dの一部に収納空間Vを内蔵するとともに、その筒周壁Bの頂端面29に、前記収納空間Vと連続する挿通口Hを開口しており、
前記スパチュラ40は、その下半部40aを前記収納空間Vに挿入させるとともに、前記挿通口Hから前記天板52の裏面側へ延びるスパチュラ付き容器であって、
前記天板52の裏面側に、前記蓋体50の開蓋時に前記スパチュラ40を引き上げることが可能な連係手段Lが設けられており、
この連係手段Lは、前記天板52の裏面側に形成された保持凹部58内に前記スパチュラ40の上端部44を着脱可能に保持させてなる。
【0007】
本手段では、有底筒状の容器体Aの筒周壁Bに縦向きに組み付けられたスパチュラ40を具備する。前記筒周壁Bは、その厚み方向dの一部に収納空間Vを内蔵しており、上向きの頂端面29の一部に、前記収納空間Vと連続する挿通口Hが開口されている。前記スパチュラ40の下半部40aを前記収納空間Vに挿入されている。
そして、前記筒周壁Bに外嵌させた蓋体50の天板52の裏面に、その蓋体50の開蓋時に前記スパチュラ40を引き上げることが可能な連係手段Lが設けられており、この連係手段Lは、前記天板52の裏面側に形成された保持凹部58内に前記スパチュラ40の上端部44を着脱可能に保持させてなる。
この構成によれば、蓋体を開蓋することにより、その天板側の保持凹部58内に保持されたスパチュラ40の上端部を引き上げることができ、これにより、容器体からスパチュラ40を簡便に取り外すことができる。
【0008】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記保持凹部58は、上方から見て、前記頂端面29に重なるように前記天板52の裏面側に形成された周状凹溝である。
【0009】
本手段では、前記保持凹部58は、上方から見て、前記頂端面29に重なるように前記天板52の裏面側に形成された周状凹溝である。
この構成によれば、この周状凹溝の周方向の任意の箇所にスパチュラ40の上端部を嵌挿させ、保持することができる。従って、容器体Aの筒周壁Bへ蓋体50を嵌合させるだけで簡単に周状凹溝58内にスパチュラ40の上端部44を保持させることができ、使い勝手がよい。
【0010】
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ前記スパチュラ40の上端部44は球状端子に形成されており、
前記周状凹溝の周方向から見て、当該周状凹溝の両側面の一方又は双方から、前記球状端子の下側への当該球状端子の引抜きを可能に係止する係止突部rが突設された。
(【0011】以降は省略されています)

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