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公開番号2024052023
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158456
出願日2022-09-30
発明の名称制御システム、制御装置、制御方法および制御プログラム
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04L 67/561 20220101AFI20240404BHJP(電気通信技術)
要約【課題】n次送信において、各ノードがデータの流通元およびデータ流通先を正しく把握すること。
【解決手段】制御システムに含まれるn次送信を行う複数の制御装置は、記憶部140と、制御部150とを有する。記憶部140は、最上流の制御装置から自制御装置に至るまでに経由する制御装置の識別情報のリストを格納する流通元リストと、自制御装置から最下流の制御装置までに経由する制御装置の識別情報のリストを格納する流通先リストとを記憶する。制御部150は、第1制御装置の第1流通元リストが設定された更新依頼を受信した場合、更新依頼を基にして、流通元リストを更新し、更新した流通元リストを基にして、新たな更新依頼を生成し、新たな更新依頼を、第2制御装置に送信する。制御部150は、第2制御装置から、第2制御装置の第2流通先リストが設定された更新完了応答を受信した場合、更新完了応答を基にして、流通先リストを更新する。
【選択図】図43
特許請求の範囲【請求項1】
n次送信を行う複数の制御装置を有する制御システムであって、
前記複数の制御装置は、
最上流の制御装置から自制御装置に至るまでに経由する制御装置の識別情報のリストを格納する流通元リストと、自制御装置から最下流の制御装置までに経由する制御装置の識別情報のリストを格納する流通先リストとを記憶する記憶部と、
第1制御装置の第1流通元リストが設定された更新依頼を受信した場合、前記更新依頼を基にして、前記流通元リストを更新し、更新した前記流通元リストを基にして、新たな更新依頼を生成し、前記新たな更新依頼を、第2制御装置に送信し、
前記第2制御装置から、前記第2制御装置の第2流通先リストが設定された更新完了応答を受信した場合、前記更新完了応答を基にして、前記流通先リストを更新する制御部と
を有することを特徴とする制御システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
n次送信を行う複数の制御装置に関し、最上流の制御装置から自制御装置に至るまでに経由する制御装置のリストを格納する流通元リストと、自制御装置から最下流の制御装置までに経由する制御装置のリストを格納する流通先リストとを記憶する記憶部と、
第1制御装置の第1流通元リストが設定された更新依頼を受信した場合、前記更新依頼を基にして、前記流通元リストを更新し、更新した前記流通元リストを基にして、新たな更新依頼を生成し、前記新たな更新依頼を、第2制御装置に送信し、
前記第2制御装置から、前記第2制御装置の第2流通先リストが設定された更新完了応答を受信した場合、前記更新完了応答を基にして、前記流通先リストを更新する制御部と
を有することを特徴とする制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記流通先リストが空集合である場合、前記第1制御装置に、更新完了応答を送信する処理を更に実行することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、第3制御装置から自制御装置へのデータの送信キャンセルを依頼する取消依頼であって、前記第3制御装置の第3流通元リストの末尾に前記第3制御装置の識別情報が追加された前記取消依頼を受信した場合、前記取消依頼の制御装置の識別情報のリストを、前記流通元リストから削除し、
前記取消依頼のリストの末尾に、自制御装置の識別情報を設定した新たな取消依頼を生成し、前記新たな取消依頼を、第4制御装置に送信する処理を更に実行することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、自制御装置の前記流通先リストが空集合でない場合、前記新たな取消依頼を前記第4制御装置に送信し、
自制御装置の前記流通先リストが空集合である場合、前記取消依頼のリストの末尾に、自制御情報の識別情報を設定した取消完了応答を、前記第3制御装置に送信する処理を更に実行することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第4制御装置から、取消完了応答を受信し、かつ、自制御装置の流通元リストが空集合である場合、自制御装置の流通先リストを削除する処理を更に実行することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
n次送信を行う複数の制御装置に関し、最上流の制御装置から自制御装置に至るまでに経由する制御装置のリストを格納する流通元リストと、自制御装置から最下流の制御装置までに経由する制御装置のリストを格納する流通先リストとを記憶する記憶部を有するコンピュータが、
第1制御装置の第1流通元リストが設定された更新依頼を受信した場合、前記更新依頼を基にして、前記流通元リストを更新し、更新した前記流通元リストを基にして、新たな更新依頼を生成し、前記新たな更新依頼を、第2制御装置に送信し、
前記第2制御装置から、前記第2制御装置の第2流通先リストが設定された更新完了応答を受信した場合、前記更新完了応答を基にして、前記流通先リストを更新する
処理を実行することを特徴とする制御方法。
【請求項8】
n次送信を行う複数の制御装置に関し、最上流の制御装置から自制御装置に至るまでに経由する制御装置のリストを格納する流通元リストと、自制御装置から最下流の制御装置までに経由する制御装置のリストを格納する流通先リストとを記憶する記憶部を有するコンピュータに、
第1制御装置の第1流通元リストが設定された更新依頼を受信した場合、前記更新依頼を基にして、前記流通元リストを更新し、更新した前記流通元リストを基にして、新たな更新依頼を生成し、前記新たな更新依頼を、第2制御装置に送信し、
前記第2制御装置から、前記第2制御装置の第2流通先リストが設定された更新完了応答を受信した場合、前記更新完了応答を基にして、前記流通先リストを更新する
処理を実行させることを特徴とする制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御システム等に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
組織間でデータを流通し活用するニーズが高まっている。特に、複数の組織が連鎖的、階層的に連携する場合に、迅速かつ柔軟なデータ活用を促進するためには、各組織は、データの生成主に当たる組織に対して、データの提供を依頼するだけではなく、かかるデータをn次送信することが望ましい。
【0003】
図46は、n次送信を説明するための図である。図46の説明では、1~3次送信について説明する。また、第1~4の各組織が利用する端末装置をノードA、B、C、Dとして説明を行う。1次送信において、ノードAが、データXを、ノードBに送信する。2次送信において、ノードBが、ノードAから受信したデータXを、ノードCに送信する。3次送信において、ノードCが、ノードBから受信したデータXを、ノードDに送信する。
【0004】
たとえば、最上流のノードAが、残りのノードB~Dと逐一データ交換を実行することは、非効率であり、ノードAに負荷が集中してしまう。これに対して、図46で説明したn次送信は、特定のノードに負荷が集中しなくなり、効率的にデータを提供することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-005301号公報
国際公開第2018/216206号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術で説明した、n次送信で求められる機能について説明する。図47、図48は、n次送信で求められる機能を説明するための図である。図47では、n次送信で求められる機能(1)、(2)について説明する。図48では、n次送信で求められる機能(3)について説明する。図47、図48では、第1~6の各組織が利用する端末装置をノードA、B、C、C’、D、Eとして説明を行う。ノードA~Eのデータの送信先は、予め設定されているものとする。たとえば、ノードAは、ノードBにデータを送信する。ノードBは、ノードCまたはノードC’にデータを送信する。ノードCは、ノードDにデータを送信する。ノードC’は、ノードDにデータを送信する。ノードDは、ノードEにデータを送信する。
【0007】
図47について説明する。n次送信で求められる機能(1)は、送信先のノード(データを受信したノード)が、そのデータが流通されてきた経路(送信されてきたノードのリスト:流通元リスト)を把握できるという機能である。経路を右矢印「→」を用いて示す。たとえば、n1→n2→n3は、データの経路が、ノードn1、ノードn2、ノードn3を順に介した経路であることを示す。
【0008】
たとえば、機能(1)によって、ノードAには、流通元リスト10asが設定され、ノードC’には流通元リスト10c’sが設定され、ノードEには、流通元リスト10esが設定される。他のノードの流通元リストの説明は省略する。ノードAは、最上流のノードであるため、流通元リスト10asは、空集合となる。流通元リスト10c’sには「A→B」が設定される。流通元リスト10esには「A→B→C→D」、「A→B→C’→D」が設定される。
【0009】
n次送信で求められる機能(2)は、送信元のノードが隣接ノードに送信したデータが他のノードに送信される場合、その経路(送信されていったノードのリスト:流通先リスト)を把握できるという機能である。
【0010】
たとえば、機能(2)によって、ノードAには、流通先リスト10adが設定され、ノードC’には流通先リスト10c’dが設定され、ノードEには、流通先リスト10edが設定される。他のノードの流通先リストの説明は省略する。流通先リスト10adには「B→C→D→E」、「B→C’→D→E」が設定される。流通先リスト10c’dには「D→E」が設定される。ノードEは、最下流のノードであるため、流通先リスト10edは、空集合となる。
(【0011】以降は省略されています)

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