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公開番号2024059020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166490
出願日2022-10-17
発明の名称性能監視プログラムおよび性能監視方法
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 11/30 20060101AFI20240422BHJP(計算;計数)
要約【課題】CPU上で動作するプログラムの動作状況に左右されずに、性能情報を収集する。
【解決手段】情報処理装置1は、CPU50のコア60で動作するアプリケーション21の実行の際のコア60の複数の性能情報の収集において、複数の性能情報ごとに、アプリケーション21の動作特性を対応付けて蓄積し、コア60が有するPMC610の数が複数の性能情報の総数より少ない場合、アプリケーション21の動作特性の現在値と最も剥離したアプリケーション21の動作特性を有する性能情報を複数の性能情報の中から選択して、PMC610に割り当てる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサで動作するプログラムの実行の際の前記プロセッサの複数の性能情報の収集において、
前記複数の性能情報ごとに、前記プログラムの動作特性を対応付けて蓄積し、
前記プロセッサが有するPMC(Performance Monitoring Counter)の数が前記複数の性能情報の総数より少ない場合、前記プログラムの動作特性の現在値と最も剥離した前記プログラムの動作特性を有する性能情報を前記複数の性能情報の中から選択して、前記PMCに割り当てる
処理をコンピュータに実行させる性能監視プログラム。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記蓄積する処理は、前記複数の性能情報に関するイベントの取得回数をさらに対応付けて蓄積し、
前記割り当てる処理は、前記複数の性能情報のそれぞれの前記取得回数が同じ回数となるように次回の収集対象を選択し、前記複数の性能情報のそれぞれの前記取得回数が同じ回数になると、前記プログラムの動作特性の現在値と最も剥離した前記プログラムの動作特性の平均値を有する性能情報を選択し、次回の収集対象とする
ことを特徴とする請求項1に記載の性能監視プログラム。
【請求項3】
前記割り当てる処理は、前記プログラムの動作特性の現在値と、前記複数の性能情報ごとの前記プログラムの動作特性の平均値との類似度に応じて前記性能情報を優先的に前記PMCに割り当てる
ことを特徴とする請求項2に記載の性能監視プログラム。
【請求項4】
前記プログラムの動作特性は、前記PMUが有するCPUパイプライン・リソース利用率である
ことを特徴とする請求項1に記載の性能監視プログラム。
【請求項5】
プロセッサで動作するプログラムの実行の際の前記プロセッサの複数の性能情報の収集において、
前記複数の性能情報ごとに、前記プログラムの動作特性を対応付けて蓄積し、
前記プロセッサが有するPMCの数が前記複数の性能情報の総数より少ない場合、前記プログラムの動作特性の現在値と最も剥離した前記プログラムの動作特性を有する性能情報を前記複数の性能情報の中から選択して、前記PMCに割り当てる
処理をコンピュータが実行する性能監視方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、性能監視プログラムなどに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、複数の性能情報のデータを収集して、収集したデータを分析して利用する技術が開示されている(例えば、特許文献1~4参照)。
【0003】
また、OSやアプリケーションを含むシステムの性能分析や詳細な動作分析を行うために、CPU(Central Processing Unit)に搭載されたパフォーマンス監視機構(PMU:Performance Monitoring Unit)が利用されている。PMUによって収集される性能情報は、例えば、CPUサイクル数、実行命令数、キャッシュヒット/ミス数等数百種類以上存在する。情報処理装置は、CPU上で動作するプログラムの実行中に、多数の性能情報を収集し、統合的に分析することで、性能のボトルネックを抽出し、プログラムやひいてはシステムの性能の向上に利用する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-45098号公報
特開2014-149645号公報
米国特許第10678805号明細書
米国特許出願公開第2017/0085447号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、パフォーマンス監視機構(PMU)を利用する場合、CPU上で動作するプログラムの動作状況に左右されずに、性能情報を収集することが難しいという問題がある。
【0006】
かかる問題について説明する。PMUが収集可能な性能情報は数百種類以上存在するが、同時に収集できる性能情報の数は限定される。すなわち、1つの性能情報は、1本のPMC(Performance Monitoring Counter)によって収集される。PMCの本数は、一般的なCPUで2~8本である。したがって、PMUは、PMCの本数を超える性能情報を収集する場合には、所定期間ごとにPMCに割当てる性能情報を切り替えて収集を行う。
【0007】
CPU上で動作するプログラムが一定の動作状況であれば、PMCはどのタイミングで特定の性能情報を取得しても、同様のデータを取得できる。ところが、CPU上で動作するプログラムが一定の動作状況でない場合には、PMCは特定の性能情報を取得するタイミングによって得られるデータにバラつきが出てしまう。したがって、PMUを利用する場合、CPU上で動作するプログラムの動作状況に左右されずに、性能情報を収集することが難しい。
【0008】
本発明は、1つの側面では、CPU上で動作するプログラムの動作状況に左右されずに、性能情報を収集することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの態様では、性能監視プログラムは、プロセッサで動作するプログラムの実行の際の前記プロセッサの複数の性能情報の収集において、前記複数の性能情報ごとに、前記プログラムの動作特性を対応付けて蓄積し、前記プロセッサが有するPMCの数が前記複数の性能情報の総数より少ない場合、前記プログラムの動作特性の現在値と最も剥離した前記プログラムの動作特性を有する性能情報を前記複数の性能情報の中から選択して、前記PMCに割り当てる、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
1実施態様によれば、CPU上で動作するプログラムの動作状況に左右されずに、性能情報を収集できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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