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公開番号2024068011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178492
出願日2022-11-07
発明の名称情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類G06F 11/07 20060101AFI20240510BHJP(計算;計数)
要約【課題】障害からの復旧を早期に検出すること。
【解決手段】情報処理装置101は、通信先102の障害を検出した場合、第1の待ち時間待機した後、ポーリングにより通信先102の通信復旧を検出する。情報処理装置101は、通信復旧を検出した場合、所定の時間間隔で区切った期間ごとに、送信上限数を超えないように、リクエストを通信先102に送信する。リクエストは、受信した通信先102への実リクエスト、または、ダミーリクエストである。情報処理装置101は、リクエスト成功数が閾値に達する前に、リクエストに失敗した場合、リクエスト成功数に基づいて、第2の待ち時間を決定する。情報処理装置101は、第2の待ち時間待機した後、期間ごとに、送信上限数を超えないように、リクエストを通信先102に送信する。情報処理装置101は、リクエスト成功数が閾値に達したことに応じて、通信先102の障害からの復旧を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
通信先の障害を検出した場合、第1の待ち時間待機した後、ポーリングにより前記通信先の通信復旧を検出し、
前記通信先の通信復旧を検出した場合、所定の時間間隔で区切った期間ごとに、送信上限数を超えないように、受信した前記通信先への実リクエスト、または、ダミーリクエストの少なくともいずれかのリクエストを前記通信先に送信し、
送信した前記リクエストの成功数が閾値に達する前に、前記リクエストに失敗した場合、前記リクエストの成功数に基づいて、第2の待ち時間を決定し、
決定した前記第2の待ち時間待機した後、前記期間ごとに、前記送信上限数を超えないように、受信した前記通信先への実リクエスト、または、ダミーリクエストの少なくともいずれかのリクエストを前記通信先に送信し、
送信した前記リクエストの成功数が前記閾値に達したことに応じて、前記通信先の前記障害からの復旧を検出する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記送信上限数は、前記ダミーリクエストの送信上限数を含み、
前記期間よりも前の期間に受信した前記通信先への実リクエスト数に応じて、前記ダミーリクエストの送信上限数を決定する、処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記ポーリングは、pingによるポーリングである、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記通信先の通信復旧を検出する処理は、
前記通信先の障害を検出した場合、前記第1の待ち時間待機した後に、前記通信先に第1の時間間隔でpingを送信し、
前記pingに成功した場合、前記通信先に第2の時間間隔でダミーリクエストを送信し、
前記ダミーリクエストに成功した場合、前記通信先の通信復旧を検出する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記通信先の障害を検出した回数のうち、前記通信先の通信復旧を検出した際に、前記pingおよび前記ダミーリクエストがともに1回目に成功した回数の割合に基づいて、前記第1の待ち時間を更新する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項4に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記第2の待ち時間を決定する処理は、
前記リクエストの成功数が多いほど、時間長が短くなるように、前記第2の待ち時間を決定する、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
通信先の障害を検出した場合、第1の待ち時間待機した後、ポーリングにより前記通信先の通信復旧を検出し、
前記通信先の通信復旧を検出した場合、所定の時間間隔で区切った期間ごとに、送信上限数を超えないように、受信した前記通信先への実リクエスト、または、ダミーリクエストの少なくともいずれかのリクエストを前記通信先に送信し、
送信した前記リクエストの成功数が閾値に達する前に、前記リクエストに失敗した場合、前記リクエストの成功数に基づいて、第2の待ち時間を決定し、
決定した前記第2の待ち時間待機した後、前記期間ごとに、前記送信上限数を超えないように、受信した前記通信先への実リクエスト、または、ダミーリクエストの少なくともいずれかのリクエストを前記通信先に送信し、
送信した前記リクエストの成功数が前記閾値に達したことに応じて、前記通信先の前記障害からの復旧を検出する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
通信先の障害を検出した場合、第1の待ち時間待機した後、ポーリングにより前記通信先の通信復旧を検出し、
前記通信先の通信復旧を検出した場合、所定の時間間隔で区切った期間ごとに、送信上限数を超えないように、受信した前記通信先への実リクエスト、または、ダミーリクエストの少なくともいずれかのリクエストを前記通信先に送信し、
送信した前記リクエストの成功数が閾値に達する前に、前記リクエストに失敗した場合、前記リクエストの成功数に基づいて、第2の待ち時間を決定し、
決定した前記第2の待ち時間待機した後、前記期間ごとに、前記送信上限数を超えないように、受信した前記通信先への実リクエスト、または、ダミーリクエストの少なくともいずれかのリクエストを前記通信先に送信し、
送信した前記リクエストの成功数が前記閾値に達したことに応じて、前記通信先の前記障害からの復旧を検出する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、システムの大規模化やサービスのマイクロ化に伴い、サービスの関係性が複雑化している。このようなシステムでは、一部のサービスでトラブルが起きると、それに関係するサービスに被害が波及し、システム全体のダウンを引き起こす可能性がある。このため、あるサービスで障害が発生したときに、その障害の伝播を遮断する技術が求められる。また、システムの稼働率を高めるため、トラブル解決後は遮断した状態を直ちに元の状態に戻すことが望ましい。
【0003】
先行技術としては、外部サービスに対してリクエストを送信し、外部サービスに障害が発生しているか否かを検知し、検知された外部サービスの状態に基づきサービスが利用可能か否かを判断し、判断結果に応じて、外部サービスの状態を通知するものがある。また、リンクを維持するためのダミーデータの転送中にエラーを検出したとき、デバイスリセットを行ってエラーに対する回復処理を行うとともに、エラー監視期間を設けてエラーの発生の有無を監視する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-051612号公報
特開2007-304884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、システム内のあるサービスで障害が発生したときに、サービスの障害からの復旧を認識するのに時間がかかり、システムを元の状態に戻すのに時間がかかる場合がある。
【0006】
一つの側面では、本発明は、障害からの復旧を早期に検出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様では、通信先の障害を検出した場合、第1の待ち時間待機した後、ポーリングにより前記通信先の通信復旧を検出し、前記通信先の通信復旧を検出した場合、所定の時間間隔で区切った期間ごとに、送信上限数を超えないように、受信した前記通信先への実リクエスト、または、ダミーリクエストの少なくともいずれかのリクエストを前記通信先に送信し、送信した前記リクエストの成功数が閾値に達する前に、前記リクエストに失敗した場合、前記リクエストの成功数に基づいて、第2の待ち時間を決定し、決定した前記第2の待ち時間待機した後、前記期間ごとに、前記送信上限数を超えないように、受信した前記通信先への実リクエスト、または、ダミーリクエストの少なくともいずれかのリクエストを前記通信先に送信し、送信した前記リクエストの成功数が前記閾値に達したことに応じて、前記通信先の前記障害からの復旧を検出する、情報処理プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面によれば、障害からの復旧を早期に検出することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態にかかる情報処理方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。
図3は、処理装置Miのハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、定数テーブル220の記憶内容の一例を示す説明図である。
図5は、処理装置Miの機能的構成例を示すブロック図である。
図6は、成否情報記録テーブル600の記憶内容の一例を示す説明図である。
図7は、送信上限数の決定例を示す説明図である。
図8Aは、タイマー時間Tp1の第1の更新例を示す説明図である。
図8Bは、タイマー時間Tp1の第2の更新例を示す説明図である。
図9は、処理装置Miにおける状態遷移例を示す説明図である。
図10は、情報処理システム200の動作例を示す説明図(その1)である。
図11は、情報処理システム200の動作例を示す説明図(その2)である。
図12は、情報処理システム200の動作例を示す説明図(その3)である。
図13は、処理装置MiのCloseにおける情報処理手順の一例を示すフローチャートである。
図14は、処理装置MiのPollingにおける情報処理手順の一例を示すフローチャートである。
図15は、処理装置MiのRecovery-Checkにおける情報処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図16は、処理装置MiのRecovery-Checkにおける情報処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図17は、処理装置MiのRecovery-Checkにおける情報処理手順の一例を示すフローチャート(その3)である。
図18は、処理装置MiのRecovery-Checkにおける情報処理手順の一例を示すフローチャート(その4)である。
図19は、処理装置MiのRecovery-Checkにおける情報処理手順の一例を示すフローチャート(その5)である。
図20は、処理装置MiのWaitingにおける情報処理手順の一例を示すフローチャートである。
図21は、処理装置MiのPollingにおける他の情報処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図22は、処理装置MiのPollingにおける他の情報処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図23は、処理装置MiのPollingにおける他の情報処理手順の一例を示すフローチャート(その3)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本発明にかかる情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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