TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024066707
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2022176313
出願日2022-11-02
発明の名称制御プログラム,制御方法及び情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人真田特許事務所,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240509BHJP(計算;計数)
要約【課題】高解像度の不可視光画像の取得時間を短縮する。
【解決手段】制御プログラムは、所定の撮像範囲2を撮像装置21で撮像した第1画像211と、前記撮像範囲2を前記撮像装置21よりも解像度の低い不可視光撮像装置22で撮像した第1不可視光画像221とを取得し、前記第1画像211と前記第1不可視光画像221とを入力として、前記第1不可視光画像211よりも解像度の高い第2不可視光画像を、機械学習モデル30を用いて生成し、前記第2不可視光画像に含まれる複数のピクセルのそれぞれについての不確実性を示す指標に基づいて、前記撮像範囲2の中から、不可視光画像の取得対象領域20を決定し、前記不可視光撮像装置22の光学拡大制御により、前記第1不可視光画像221における前記取得対象領域20の解像度よりも高い解像度で前記取得対象領域20を撮像した第3不可視光画像223を取得する、処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
所定の撮像範囲を撮像装置で撮像した第1画像と、前記撮像範囲を前記撮像装置よりも解像度の低い不可視光撮像装置で撮像した第1不可視光画像とを取得し、
前記第1画像と前記第1不可視光画像とを入力として、前記第1不可視光画像よりも解像度の高い第2不可視光画像を、機械学習モデルを用いて生成し、
前記第2不可視光画像に含まれる複数のピクセルのそれぞれについての不確実性を示す指標に基づいて、前記撮像範囲の中から、不可視光画像の取得対象領域を決定し、
前記不可視光撮像装置の光学拡大制御により、前記第1不可視光画像における前記取得対象領域の解像度よりも高い解像度で前記取得対象領域を撮像した第3不可視光画像を取得する、
処理をコンピュータに実行させる、制御プログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記取得対象領域を決定する処理は、複数の前記指標のうちの、前記取得対象領域の範囲内のピクセルについての指標の合計値が最大となる領域を、前記取得対象領域として決定する処理を含む、
請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項3】
前記取得対象領域を決定する処理は、前記不可視光撮像装置の光学拡大制御に関する所定のコストと、前記指標の合計値とに基づき、所定時間内に前記不可視光撮像装置により撮像可能な1以上の前記取得対象領域を決定する処理を含む、
請求項2に記載の制御プログラム。
【請求項4】
前記第2不可視光画像に含まれる前記取得対象領域の部分画像と、前記第3不可視光画像との差が最小となるように前記機械学習モデルを訓練する、
処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の制御プログラム。
【請求項5】
前記第2不可視光画像に含まれる前記取得対象領域の部分画像を前記第3不可視光画像に置換して得られる第4不可視光画像を、前記機械学習モデルの推論結果として出力する、
処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の制御プログラム。
【請求項6】
前記撮像装置は、可視光画像を撮像する可視光撮像装置であり、
前記不可視光撮像装置は、赤外線画像を撮像する赤外光撮像装置である、
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の制御プログラム。
【請求項7】
所定の撮像範囲を撮像装置で撮像した第1画像と、前記撮像範囲を前記撮像装置よりも解像度の低い不可視光撮像装置で撮像した第1不可視光画像とを取得し、
前記第1画像と前記第1不可視光画像とを入力として、前記第1不可視光画像よりも解像度の高い第2不可視光画像を、機械学習モデルを用いて生成し、
前記第2不可視光画像に含まれる複数のピクセルのそれぞれについての不確実性を示す指標に基づいて、前記撮像範囲の中から、不可視光画像の取得対象領域を決定し、
前記不可視光撮像装置の光学拡大制御により、前記第1不可視光画像における前記取得対象領域の解像度よりも高い解像度で前記取得対象領域を撮像した第3不可視光画像を取得する、
処理をコンピュータが実行する、制御方法。
【請求項8】
所定の撮像範囲を撮像装置で撮像した第1画像と、前記撮像範囲を前記撮像装置よりも解像度の低い不可視光撮像装置で撮像した第1不可視光画像とを取得し、
前記第1画像と前記第1不可視光画像とを入力として、前記第1不可視光画像よりも解像度の高い第2不可視光画像を、機械学習モデルを用いて生成し、
前記第2不可視光画像に含まれる複数のピクセルのそれぞれについての不確実性を示す指標に基づいて、前記撮像範囲の中から、不可視光画像の取得対象領域を決定し、
前記不可視光撮像装置の光学拡大制御により、前記第1不可視光画像における前記取得対象領域の解像度よりも高い解像度で前記取得対象領域を撮像した第3不可視光画像を取得する、
制御部を備える、情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御プログラム,制御方法及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
機械学習において、学習にラベル付きデータを用いる教師有り学習が製品の分類問題等に応用されることがある。
【0003】
ラベル付きデータは、物体を含む撮像範囲を撮像して得られた画像に、当該物体の分類(クラス)を示す正解ラベルが付与されたデータである。画像への正解ラベルの付与は通常は人手で行なわれるため、ラベル付きデータはラベル無しデータに比べて収集コストが大きくなる。
【0004】
また、安価な低解像度のカメラを用いて複数枚の拡大画像を撮像し、これらの複数枚の拡大画像を合成することで高解像度の画像を取得する、パノラマ合成技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2015/0055886号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したラベル付きデータに用いる画像として、より高解像度な画像を取得したい場合がある。
【0007】
例えば、サーモカメラは、通常の可視光カメラと比較して、一般に高価格であるが解像度は低い。そこで、高解像度な熱画像を取得するために、例えば、パノラマ合成技術により、サーモカメラにより複数枚の低解像度の熱画像を撮像し、これらを合成して高解像度の熱画像を取得することが考えられる。
【0008】
しかし、パノラマ合成技術では、画像の枚数が増加するほど合計の撮像時間が増加する。従って、撮像対象が経時変化する場合、撮像時間が増加することで、撮像対象を正確に撮像した高解像度の熱画像が取得できない場合がある。高解像度の正確な熱画像が取得できないことで、ラベル付きの熱画像を訓練データとして用いて訓練する機械学習モデルの精度が低下する可能性がある。
【0009】
なお、上述した不都合は、サーモカメラにより熱画像を撮像する場合に限定されるものではなく、不可視光撮像装置により種々の不可視光画像を撮像する場合においても同様に生じ得る。
【0010】
1つの側面では、本発明は、高解像度の不可視光画像の取得時間を短縮することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

富士通株式会社
プロセッサ
16日前
富士通株式会社
アバター制御
1か月前
富士通株式会社
光半導体デバイス
6日前
富士通株式会社
評価装置及び評価方法
1か月前
富士通株式会社
基板装置及び電子機器
17日前
富士通株式会社
半導体装置及び実装方法
1か月前
富士通株式会社
無線通信装置及び推定方法
5日前
富士通株式会社
ヘテロ積層デバイスの製造方法
1か月前
富士通株式会社
演算処理装置及び演算処理方法
16日前
富士通株式会社
半導体装置の製造方法及び基板
23日前
富士通株式会社
受信器および適応等化処理方法
27日前
富士通株式会社
自動探索的データ解析(EDA)
1か月前
富士通株式会社
深層信念ネットワークのトレーニング
27日前
富士通株式会社
分散学習プログラム、方法、及び装置
1か月前
富士通株式会社
施策決定方法及び施策決定プログラム
1か月前
富士通株式会社
説明可能な人工知能のためのグラフ縮小
23日前
富士通株式会社
プロセッサパッケージ及び情報処理装置
2日前
富士通株式会社
推定プログラム、推定方法および推定装置
1か月前
富士通株式会社
データ制御方法およびデータ制御プログラム
24日前
富士通株式会社
演算処理装置および演算処理装置の制御方法
24日前
富士通株式会社
訓練データ生成プログラム、方法、及び装置
6日前
富士通株式会社
オブジェクトの計数装置、方法及び電子機器
1か月前
富士通株式会社
表示プログラム、表示方法および情報処理装置
23日前
富士通株式会社
施策評価支援方法及び施策評価支援プログラム
1か月前
富士通株式会社
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
1か月前
富士通株式会社
プログラム、情報処理方法および情報処理装置
17日前
富士通株式会社
乗降者カウントプログラムおよび情報処理装置
27日前
富士通株式会社
探索プログラム、探索方法および情報処理装置
24日前
富士通株式会社
プログラム、情報処理方法および情報処理装置
9日前
富士通株式会社
演算プログラム、演算方法、および情報処理装置
27日前
富士通株式会社
修正プログラム、修正方法、および情報処理装置
1か月前
富士通株式会社
グラフェン素子およびグラフェン素子の製造方法
24日前
富士通株式会社
演算プログラム、演算方法、および情報処理装置
27日前
富士通株式会社
半導体装置、半導体装置の製造方法及び電子装置
1か月前
富士通株式会社
トランス接続相判定プログラム、方法、及び装置
6日前
富士通株式会社
生成プログラム、生成方法、および情報処理装置
1か月前
続きを見る