TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024052018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158450
出願日2022-09-30
発明の名称取付金具
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 2/74 20060101AFI20240404BHJP(建築物)
要約【課題】作業性を高めつつ、精度よく柱部材及び板部材を連結可能な取付金具を提供する。
【解決手段】板状の取付金具1は、壁下地材を構成する柱部材及び板部材を連結するために用いられる。取付金具1は、板部材Pの表面P1に重ねて取り付けられる第一取付部10と、第一取付部10の一端部から第一取付部10に沿って柱部材S側に延びて、柱部材Sの表面S1に重ねて取り付けられる第二取付部20と、第一取付部10の一端部から板部材Pの厚み方向において板部材P側に延びて、板部材Pと柱部材Sの間に挟まれる延在部30と、を備えている。延在部30には、延在部30の一部を折り曲げるための切込みが形成され、切込みによって延在部30の一部が板部材Pの裏面P3に向かって折り曲げられることで、延在部30の一部と第一取付部10とが、板部材Pの厚み方向において板部材Pを挟持するように配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
壁下地材を構成する柱部材及び板部材を連結するために用いられる、板状の取付金具であって、
前記板部材の表面に重ねて取り付けられる第一取付部と、
前記第一取付部の一端部から前記第一取付部に沿って前記柱部材側に延びて、前記柱部材の表面に重ねて取り付けられる第二取付部と、
前記第一取付部の前記一端部から前記板部材の厚み方向において前記板部材側に延びて、前記板部材と前記柱部材の間に挟まれる延在部と、を備え、
前記延在部には、前記延在部の一部を折り曲げるための切込みが形成され、
前記切込みによって前記延在部の一部が前記板部材の裏面に向かって折り曲げられることで、前記延在部の一部と前記第一取付部とが、前記板部材の厚み方向において前記板部材を挟持するように配置されることを特徴とする取付金具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記延在部は、前記板部材の側面に重なる第一延在部と、前記板部材の厚み方向において前記板部材よりも突出する第二延在部と、を有し、
前記第二延在部に形成された前記切込みによって前記第二延在部の一部が前記板部材の裏面に向かって折り曲げられることで、前記第二延在部の一部と前記第一取付部とが、前記板部材の厚み方向において前記板部材を挟持し、
前記第二延在部の一部における前記板部材の裏面に当接する当接部分が、鋸歯形状を有することを特徴とする請求項1に記載の取付金具。
【請求項3】
前記第二取付部は、前記第二取付部における前記第一取付部側の基端部に設けられた段差部を有し、前記段差部によって前記延在部が延在する方向において前記第一取付部よりも前記延在部とは反対側に張り出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付金具。
【請求項4】
前記第一取付部は、前記板部材を取り付けるためのネジ孔を有し、
前記ネジ孔の周縁部には、前記第一取付部から前記板部材側へ隆起する隆起部が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付金具。
【請求項5】
前記第二取付部は、前記延在部の一部分を切り起こして屈曲させることにより形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付金具。
【請求項6】
前記切込みは、前記延在部の縁部のうち、前記延在部の延在方向とは交差する交差方向における縁部分となる第一縁部に形成され、
前記切込みは、前記第一縁部から前記交差方向に延びており、
前記延在部のうち、前記切込みによって前記延在部の一部が折り曲げられるときの折り曲げ部分には、前記延在部の一部を折り曲げるための折り目が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付金具。
【請求項7】
前記切込みは、前記延在部の縁部のうち、前記延在部の延在方向における縁部分となる第二縁部に形成され、
前記切込みは、前記第二縁部から前記延在方向に延びる第一切込み部と、前記第一切込み部から屈曲して前記延在方向とは交差する方向に延びる第二切込み部と、を有し、
前記延在部のうち、前記第一切込み部及び前記第二切込み部によって前記延在部の一部が折り曲げられるときの折り曲げ部分には、前記延在部の一部を折り曲げるための折り目が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、取付金具に係り、壁下地材を構成する柱部材及び板部材を連結するために用いられる取付金具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物の壁下地材を構成する板部材及び柱部材を連結するために、板状の取付金具を用いることで、柱部材に板部材を取り付けることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の取付金具は、下地補強板(板部材)及び間仕切支柱(柱部材)の表面に取り付けられる基板(取付部)と、下地補強板及び間仕切支柱の間に配置される左右の嵌合片(延在部)と、を備えている。嵌合片の後端部には、基板と平行に延びる挟持片が連設される。
基板にはビス止め用の透孔(ネジ孔)が形成されており、当該透孔によって間仕切支柱の表面からネジ止めすることで、取付金具が間仕切支柱に取り付けられる。そして、基板と挟持片との間に下地補強板を差し込んで、下地補強板の表面からネジ止めすることで、下地補強板が間仕切支柱に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-184952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のような取付金具は、基板と挟持片との間に下地補強板を差し込むとき、作業者は、下地補強板や取付金具を片手で支持しながらネジ止めする必要があり、作業性や取付精度が低下するおそれがあった。
【0006】
また、特許文献1のような取付金具は、基板が間仕切支柱の表面を覆い、ネジ頭が表面から突出して、不陸となるおそれがあった。
表面の不陸を抑制する方法として、間仕切支柱の側面に対して取付金具の嵌合片を取り付けると、間仕切支柱に対して表面からネジ止めするよりも作業し難くなり、作業性や取付精度が低下するおそれがある。また、間仕切支柱の側方から嵌合片をネジ止めする場合に、間仕切支柱の表面に配置された基板が跳ね上がってしまい、取付金具が間仕切支柱に対して不陸となるおそれがある。さらに、先に取付金具を下地補強板に取り付ける場合は、間仕切支柱の側面に対して取付金具を取り付けることができない。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、作業性を高めつつ、精度よく柱部材及び板部材を連結可能な取付金具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題は、本発明の取付金具によれば、壁下地材を構成する柱部材及び板部材を連結するために用いられる、板状の取付金具であって、前記板部材の表面に重ねて取り付けられる第一取付部と、前記第一取付部の一端部から前記第一取付部に沿って前記柱部材側に延びて、前記柱部材の表面に重ねて取り付けられる第二取付部と、前記第一取付部の前記一端部から前記板部材の厚み方向において前記板部材側に延びて、前記板部材と前記柱部材の間に挟まれる延在部と、を備え、前記延在部には、前記延在部の一部を折り曲げるための切込みが形成され、前記切込みによって前記延在部の一部が前記板部材の裏面に向かって折り曲げられることで、前記延在部の一部と前記第一取付部とが、前記板部材の厚み方向において前記板部材を挟持するように配置されること、により解決される。
【0009】
上記構成により、柱部材及び板部材の表面に対して取付金具の取付部を取り付けるため、柱部材の表面から取付金具をネジ止めすることができるので、作業性や取付精度が向上する。また、柱部材の表面に配置された取付部の跳ね上がりを抑制でき、取付金具を柱部材に対して平らに取り付けることができる。さらに、先に取付金具を下地板に取り付けることができる。
また、延在部に切込みが形成されているので、取付作業の現場で容易に延在部の一部を折り曲げることができる。したがって、板部材の厚みに合わせて、板部材の裏面に延在部の一部を押し付けるように折り曲げることで、板部材を挟持することができる。そのため、作業者は、下地板や取付金具から手を離した状態でネジ止めすることができるので、作業性や取付精度が向上する。また、最初から折り曲げられている場合よりも嵩張らない状態で、容易に持ち運ぶことができると共に、運搬や保管のスペースを小さくすることができる。
【0010】
このとき、前記延在部は、前記板部材の側面に重なる第一延在部と、前記板部材の厚み方向において前記板部材よりも突出する第二延在部と、を有し、前記第二延在部に形成された前記切込みによって前記第二延在部の一部が前記板部材の裏面に向かって折り曲げられることで、前記第二延在部の一部と前記第一取付部とが、前記板部材の厚み方向において前記板部材を挟持し、前記第二延在部の一部における前記板部材の裏面に当接する当接部分が、鋸歯形状を有すると良い。
上記構成により、第二延在部の当接部分が、鋸歯形状を有するので、板部材の裏面に延在部を当接させた際の位置ズレを抑制できる。そのため、板部材をより好適に挟持することが可能な取付金具となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
地下食糧生産システム
20日前
個人
スマート型枠組立工法
20日前
曙建設株式会社
留め具
28日前
積水樹脂株式会社
ガード装置
25日前
合同会社杢草舎
ツリーテント
19日前
株式会社オカムラ
ブース
11日前
三協立山株式会社
構造体
25日前
株式会社オカムラ
ブース
18日前
三協立山株式会社
構造体
25日前
三協立山株式会社
構造体
25日前
三協立山株式会社
構造体
4日前
三協立山株式会社
構造体
4日前
株式会社オカムラ
ブース
18日前
三協立山株式会社
構造体
25日前
三協立山株式会社
構造体
25日前
株式会社オカムラ
ブース
11日前
鹿島建設株式会社
補強構造
1か月前
株式会社竹中工務店
二重床
4日前
ミサワホーム株式会社
建物
25日前
株式会社大林組
建物
26日前
株式会社エフコンサルタント
面材
1か月前
ミサワホーム株式会社
建物
27日前
鹿島建設株式会社
点検口構造
28日前
三協立山株式会社
簡易構造物
25日前
株式会社オカムラ
ブース装置
18日前
株式会社オカムラ
ブース装置
18日前
三協立山株式会社
簡易構造物
25日前
文化シヤッター株式会社
階段
27日前
三協立山株式会社
簡易構造物
25日前
三協立山株式会社
簡易構造物
25日前
三協立山株式会社
簡易構造物
25日前
三協立山株式会社
簡易構造物
25日前
三協立山株式会社
天井構造体
25日前
株式会社大林組
制振建物
19日前
三協立山株式会社
パネル構造体
25日前
大和ハウス工業株式会社
耐力壁
26日前
続きを見る