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公開番号2024044484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150028
出願日2022-09-21
発明の名称構造体の仕上げ方法
出願人菊水化学工業株式会社
代理人
主分類E04F 13/02 20060101AFI20240326BHJP(建築物)
要約【課題】十分にアンカー効果を発揮できる下塗材を塗布した後に上塗材を塗布して、基材と上塗材との密着性が高い仕上がりを提供する。
【解決手段】基材に下塗材を塗布した後から上塗材を塗布する仕上げ方法であって、下塗材に樹脂結合材と繊維と骨材を含有させることにより、骨材が繊維の支えとなって下塗材から形成される塗膜表面から繊維が出ることによりアンカー効果が十分に付与されるため、基材と上塗材との密着性が高い仕上がりとなる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
基材に下塗材を塗布し、上塗材を塗布する仕上げ方法であって、
前記下塗材に繊維と骨材を含有することを特徴とする仕上げ方法。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記繊維の長さが前記骨材の粒径より長いことを特徴とする請求項1の仕上げ方法。
【請求項3】
前記上塗材の膜厚が0.2mm以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仕上げ方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物の内外壁面や天井面、柱や梁などの構造体の仕上げ方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、構造物の内外壁面や天井面、柱や梁などの構造体などには、美観や基材の耐候性や耐久性の向上、耐火性等の機能を付与するために塗材を塗布されていることが多い。
この塗材と構造体などに使用される基材を密着させるために、通常は基材に下塗材を塗布した後にこの塗材を上塗材として塗布して仕上げられる。
【0003】
この下塗材には、合成樹脂からなるプライマーもしくはシーラーと呼ばれる塗材を塗布して基材と上塗材との密着性を高めている。しかしながら、このプライマーもしくはシーラーと呼ばれる下塗材を塗布後、上塗材を塗布するまでに時間が空いた場合やごみなどが付着した場合に上塗材への密着性が低下し、上塗材が剥離してしまうことがあった。
そこで、特開平7-310418号公報では、下地モルタルの表面にプライマーとしてポリマーディスパージョンを塗布する上で、予め該ポリマーディスパージョン中に、微小繊維を混合分散させておくことが記載され、これにより、仕上げ材に対する接着効果に加えて自動的にメカニカルキー(アンカー)効果を得られることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-310418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ポリマーディスパージョン中に、微小繊維を混合分散させた場合でも、微小繊維が塗膜中に埋まってしまい表面に十分に露出できずにそのアンカー効果を発揮できないことがあった。
本発明の仕上げ方法は、十分にアンカー効果を発揮できる下塗材を塗布した後に上塗材を塗布して基材と上塗材との密着性が高い仕上がりを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
基材に下塗材を塗布し、上塗材を塗布する仕上げ方法であって、前記下塗材に樹脂結合材と繊維と骨材を含有させることである。
このことにより、下塗材から形成される塗膜にアンカー効果が付与されて基材と上塗材との密着性が高い仕上がりとなる。
【0007】
前記繊維の長さが前記骨材の粒径より長いことが好ましい。このことにより、下塗材から形成される塗膜のアンカー効果が十分に発揮されて、基材と上塗材との密着性がより高い仕上がりとなる。
前記上塗材の膜厚が0.2mm以上であることが好ましい。このことにより、下塗材に含有されている繊維や骨材が上塗材に覆われてきれいな仕上がりとなる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態を説明する。
本発明は、基材に下塗材を塗布し、上塗材を塗布する仕上げ方法であって、前記下塗材に樹脂結合材と繊維と骨材を含有することを特徴とする仕上げ方法である。
【0009】
まず、本発明の基材とは、構造物の内外壁面や天井面、柱や梁などの構造体などに使用されるもので、コンクリートやモルタル、窯業系サイディングボード,フレキシブルボード,ケイ酸カルシウム板,押出成形板,プレキャストコンクリート板,軽量気泡コンクリート板,石膏ボード等の板材等がある。
また、アルミニウム,鉄及びステンレス等の金属材料で形成されたもの、ベニヤ板や合板等の木質系のもの、合成樹脂を発泡させた断熱フォーム材なども挙げられる。
【0010】
本発明の下塗材は、一般的にプライマーもしくはシーラーと呼ばれる塗材で、樹脂結合材と繊維と骨材を含有する。下塗材に樹脂結合材を含有することにより、基材と上塗材との密着性が優れたものとなる。
下塗材に繊維を含有することにより、下塗材から形成される塗膜の表面に繊維が突き出て、そのアンカー効果により上塗材との密着性が向上する。さらに、下塗材に繊維と骨材を含有することにより、繊維が骨材に乗り、下塗材から形成される塗膜の表面に繊維を安定的に突き出し、アンカー効果が十分に発揮され上塗材との密着性がより向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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