TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024043527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2023150506
出願日2023-09-15
発明の名称光架橋性化合物、組成物、ハイドロゲル、ハイドロゲルの製造方法及び積層ハイドロゲルの製造方法
出願人帝人株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C08G 73/02 20060101AFI20240322BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】貯蔵弾性率の大きいハイドロゲルが得られる光架橋性化合物を提供すること。
【解決手段】下記一般式(a)で表される構成単位Aを含み、前記構成単位Aの含有率が1.5モル%以上7.5モル%以下である光架橋性化合物。一般式(a)中、Dは光二量化官能基を表し、R1はエーテル基を有していてもよい炭素数1~15の2価の炭化水素基を表し、R2、R3、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子又はメチル基を表す。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024043527000030.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">40</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">76</com:WidthMeasure> </com:Image>

【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(a)で表される構成単位Aを含み、前記構成単位Aの含有率が1.5モル%以上7.5モル%以下である光架橋性化合物。
JPEG
2024043527000024.jpg
42
81
(一般式(a)中、Dは光二量化官能基を表し、R

はエーテル基を有していてもよい炭素数1~15の2価の炭化水素基を表し、R

、R

、R

及びR

はそれぞれ独立に水素原子又はメチル基を表す。)
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
下記一般式(b)で表される構成単位Bを更に含み、前記構成単位Aと前記構成単位Bの合計含有量を100とした場合において、構成単位Aと構成単位Bの含有量比が、構成単位A:構成単位B=1.5:98.5~7.5:92.5(モル比)を満たす請求項1に記載の光架橋性化合物。
JPEG
2024043527000025.jpg
41
73
(一般式(b)中、R

は炭素数1~12の炭化水素基を表し、R

、R

、R

及びR
10
は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基を表す。)
【請求項3】
下記一般式(1)で表される光架橋性化合物。
JPEG
2024043527000026.jpg
18
56
(一般式(1)中、Xは請求項1に記載の光架橋性化合物由来の基を表し、tは2~6
の整数を表し、Yはアミド基、エステル基、イミノ基及びエーテル基からなる群から選ばれる少なくとも一つを含んでいてもよい炭化水素基を表す。)
【請求項4】
前記tが2のとき、前記Yは下記一般式(c)で表され、
*-R
11
-* 一般式(c)
(一般式(c)中、R
11
は、炭素数1~18の2価の炭化水素基を表し、*は結合点を表す。)
前記tが3のとき、前記Yは下記一般式(d)で表され、
JPEG
2024043527000027.jpg
44
86
(一般式(d)中、*は結合点を表し、3つのnはそれぞれ独立に1~6の整数を表す。)
前記tが4のとき、前記Yは下記一般式(e)で表され、
JPEG
2024043527000028.jpg
31
90
(一般式(e)中、*は結合点を表す。)
前記tが6のとき、前記Yは下記一般式(f)で表される、請求項3に記載の光架橋性化合物。
JPEG
2024043527000029.jpg
18
83
(一般式(f)中、*は結合点を表す。)
【請求項5】
前記光二量化官能基が、クマリン基もしくはその置換体、又はケイ皮酸基もしくはその置換体である、請求項1に記載の光架橋性化合物。
【請求項6】
前記R

が炭素数7~12のアルキレン基であり、前記R

がエチル基であり、前記tが3又は4である、請求項2又は請求項3に記載の光架橋性化合物。
【請求項7】
前記R

が炭素数1~3のアルキレン基であり、前記R

がエチル基であり、前記tが2である、請求項2又は請求項3に記載の光架橋性化合物。
【請求項8】
前記R

が炭素数7~12のアルキレン基であり、前記R

がメチル基であり、前記tが4である、請求項2又は請求項3に記載の光架橋性化合物。
【請求項9】
数平均分子量が5万~40万である、請求項3に記載の光架橋性化合物。
【請求項10】
請求項1又は請求項3に記載の光架橋性化合物を含む組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光架橋性化合物、組成物、ハイドロゲル、ハイドロゲルの製造方法、及び積層ハイドロゲルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、再生医療研究の発展に伴い3次元バイオプリンティングの技術に注目が集まっている。3次元的にゲルを作製する技術が向上し、これに用いる様々なゲル材料についても開発が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、多官能モノマー、水膨潤性の層状鉱物、及び単官能モノマーを含むハイドロゲル前駆体としての第一の液体を付与して成膜する第一の工程と、前記第一の工程で形成された膜を硬化させる第二の工程と、を複数回繰り返すことを特徴とする立体造形物の製造方法が記載されている。
【0004】
特許文献2には、ゼラチンに反応性基が導入されたゼラチン誘導体であって、前記ゼラチンが有するアミノ基がメタクリロイル基と結合しており、前記ゼラチンが有するヒドロキシ基及びカルボキシル基がメタクリロイルグリセリルエステル基と結合している、ゼラチン誘導体が記載されている。
【0005】
非特許文献1には、生体由来の材料であるゼラチンを用いた材料について記述されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6720476号公報
特開2019-1774号公報
【非特許文献】
【0007】
Dong JinChoi et al.Journal of Industrial and Engineering Chemistry(2018),67,388-395
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載の立体造形物は、十分な強度を持ち、複雑な構造を造形することが可能であるため、医療現場における術前支援に用いる臓器モデルなどに応用されている。しかしながら、重合開始剤をはじめとした多量の添加剤を含むことから、生体への安全性については明らかではないため、身体への埋め込み用途などに応用するのは難しい。
【0009】
特許文献2に記載のゼラチン誘導体は、ゼラチンゲルの強度を向上させる目的でメタクリロイル基を導入し、重合開始剤を加えて架橋させるので、添加剤が加えられることでゼラチンのもつ生体安全性の利点を生かしきることができない。
【0010】
非特許文献1に記載の材料は、生体への安全性は保障されているものの、ゲルの強度が乏しく複雑な構造を造形することは難しい。ゼラチンそのものは一定の弾性率を有する材料であるが、シリンジやインクジェットから吐出するためには低粘性に調製する必要があり、高濃度のゼラチンゲルを調整することができないためである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

帝人株式会社
全芳香族ポリアミド溶液の製造方法
19日前
帝人株式会社
熱可塑性樹脂組成物及びそれを含む光学部材
12日前
帝人株式会社
熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形品
22日前
帝人株式会社
ポリカーボネート樹脂およびそれからなる成形品
12日前
帝人株式会社
ポリカーボネート共重合体およびそれからなる成形品
12日前
帝人株式会社
ポリカーボネート共重合体およびそれからなる成形品
12日前
帝人株式会社
難燃性ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる成形品
14日前
帝人株式会社
全芳香族ポリアミド溶液、及び全芳香族ポリアミド溶液の製造方法
19日前
帝人株式会社
光架橋性化合物、組成物、ハイドロゲル、ハイドロゲルの製造方法及び積層ハイドロゲルの製造方法
1か月前
株式会社日本触媒
組成物
2か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
1か月前
東レ株式会社
多孔質フィルム
1か月前
株式会社ナリス化粧品
構造体
5日前
株式会社きもと
障子用フィルム
2か月前
株式会社コバヤシ
成形体
2か月前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
1か月前
株式会社松風
光硬化性組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリアミド樹脂組成物
28日前
株式会社日本触媒
無機粒子含有分散体
1か月前
AGC株式会社
水性分散液
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
19日前
テクノUMG株式会社
物品
1か月前
ユニチカ株式会社
多孔質ポリアミドイミド
1か月前
株式会社カネカ
樹脂組成物およびフィルム
1か月前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
13日前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
19日前
東レ株式会社
ポリエステル組成物の製造方法
20日前
帝人株式会社
樹脂組成物および光学部材
1か月前
株式会社日本製鋼所
プリプレグ製造装置
1か月前
日本ユピカ株式会社
成形材
22日前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリオレフィンフィルム
25日前
東レ株式会社
重合装置および重合体の製造方法
1か月前
三和化工株式会社
発泡体の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
廃プラスチックのリサイクル方法
28日前
株式会社コバヤシ
成形体及びその製造方法
1か月前
続きを見る